デイリーニュース

  • 批判にさらされるサイバーセキュリティ法案(CISPA):米国内での監視活動の増加とプライバシーの権利の侵害の恐れ?

    下院での採決間近の「サイバー情報共有・保護法案(CISPA)」に批判の声があがっています。批評家たちは、同法案が、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトのような民間インターネット企業に、機密の顧客記録や通信を国家安全保障局(NSA)や米連邦捜査局(FBI)、国土安全保障省にごっそり渡す事を許し、国家安全保障局が既に密かに実施している国内監視プログラムを事実上合法化することになるのではないかと危惧しています。一方、法案支持者たちは同法案は、中国・ロシア両政府を含めた外国機関によるオンライン上での経済スパイ活動を民間会社が取り締まるために必要だと主張しています。同法案は、オンライン上でのプライバシーを擁護する広範な人たちによる反対を受けており、オバマ政権でさえ拒否権の発動を警告しています。アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)の法律顧問、ミッシェル・リチャードソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/4/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 独占放送:ムミア・アブ=ジャマールとダニー・グローバー 占拠運動 トレイボン・マーティン事件 アクティビズムを語る

    俳優で活動家でもあるダニー・グローバーが20年以上のムミア・アブ=ジャマール支援活動の中で初めてアブ=ジャマール本人と話します。「とにかく──今朝、こんな近くにきみの声を聞けるなんて思っていなかったから私は胸がいっぱいで──きみの釈放のための苦しい戦いをこれからも私たちは続けていく、と言うことを伝えたい。愛してるよ、ブラザー」とグローバーはアブ=ジャマールに話しかけます。アブ=ジャマールも「あなたの声を聞けてめちゃくちゃ嬉しいし感動している」と応えています。ウォール街占拠に関して、アブ=ジャマールはその抗議運動を「我々のこの現代における民主運動の最も偉大な進展の1つ」と呼びつつも、まだ生まれたばかりに過ぎないとしています。「もっとやるべき重要なことがある。それは他の人々の運動とつながってこの国を変えることのできるような抵抗運動のようなものを作り上げることです」

    dailynews date: 
    2012/4/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 独占放送:ムミア・アブ=ジャマール 刑務所から語る 死刑囚となった後の人生と自由を求める旅

    デモクラシー・ナウ!独占放送で、ムミア・アブ=ジャマールがペンシルバニア州フラックビルのSCI マハノイ刑務所から電話で出演します。彼は判決を受けてからほぼ30年間、この刑務所の独房で過ごし現在は一般房に移っています。彼が「小さな犬の檻」と呼ぶ、過去30年余りを過ごした独房よりは大きい房で暮らすことになったものの、この終身刑は「ゆっくりした死刑待ち」と同じもので、「時間的には長くなったとしても、これはゆっくり訪れる死に違いない」と彼は言います。2011年暮れに死刑判決が覆った後、アブ=ジャマールは彼の有罪判決における人種偏見と司法上の不当行為を告発することで釈放を勝ち取ることを心に決めていると言います。自身の釈放を求める運動について「我々は自由を求めているのだ」と語ります。彼の支持者たちは、公判判事と検事の人種差別がアブ=ジャマールへの死刑判決を招いたと、長い間主張してきました。アブ=ジャマールは、当時の法廷速記者がアルバート・サボ判事が彼の執務室で、「あのニグロを痛めつける手伝いをしてやる」と言った発言を聞いたと言います。この発言は、法廷のスタッフであり、裁判所の従業員であり、おそらくどの会話であっても最も良い聴き手である法廷速記者が聞いたのです。法廷速記者とは会話を聴き記録するのが仕事なのですから」とアブ=ジャマールは言います。

    dailynews date: 
    2012/4/25(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「1-T Day」 米国の学生ローン負債が1 兆ドルになる日 占拠活動者たちが全米のキャンパスで抗議を計画

    今日は活動家たちが「1-T Day」(1兆ドルの日)と呼ぶ日です。米国の学生ローンの負債が1兆(1-Trillion)ドルにまで膨れ上がる日だからです。ウォールストリート占拠運動の複数のグループが集結して全米の大学キャンパスやコミュニティーで記録的な大学の学費の高さに抗議し、連邦政府が助成する学生用スタッフォード・ローンの低金利延長を求める集会を計画しています。若者たちの票を得ようと、オバマ大統領は24日、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で行った演説で学生たちの負債の増加を問題視する姿勢をみせました。現役の博士課程の学生で「『学生負債を占拠しようキャンペーン』拒否の誓約」("Occupy Student Debt Campaign" Pledge of Refusal)の立ち上げに協力したパメラ・ブラウンと、ニューヨーク市立大学大学院教授で、最新書Rebel Cities: From the Right to the City to the Urban Revolution(『反乱の都市:都市への権利から都市の革命へ』)を出版したデイビッド・ハービー教授にも話を聞きます。「企業と富裕層などにより、教育にかかるコストを教育を受ける側に転嫁しようという大きな試みが進行中です」とハービーは言います。「彼らは自社の労働力を訓練するコストを支払いたくないのです。

    dailynews date: 
    2012/4/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 司法省前で数百人が抗議 連邦政府にムミア・アブ=ジャマール有罪判決の背後にある人種差別の調査を求める

    元死刑囚ムミア・アブ=ジャマールは死刑判決は破棄されたものの有罪判決は維持されているため未だ収監中です。彼の58歳の誕生日である24日、支持者たち数百人がワシントンDCの司法省前で事件への連邦政府の調査を求めて抗議活動を行いました。アブ=ジャマールは数十年にわたり、自分がフィラデルフィアの警官ダニエル・フォークナー殺害事件で有罪となったのは、公判判事と検事たちの人種差別によるものだと主張しています。昨2011年、第3連邦巡回控訴裁判所は彼に死刑を言い渡すことになった一審で陪審員たちへの指示が混乱を招くようなものであったため、終身刑ではなく死刑を選択するよう誘導されたと認定し、死刑判決を破棄するという下級裁判所の判定を支持しました。今年1月、アブ=ジャマールは独房から一般房に移されています。アブ=ジャマールの弁護士であるジュディス・リッターに法的な最新状況を聞きます。その後にアブ=ジャマールと電話で直接話します。

    dailynews date: 
    2012/4/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「戦争は貧困者の敵」:コーネル・ウエストとタビス・スマイリーが語る貧困、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、2012年大統領選

    タビス・スマイリーとコーネル・ウエスト博士へのインタビュー第2弾の中で、労働者階級の家庭で育つということについて語ります。「成長する過程で多くの貧困を目の当たりにしました」と、13人の家族と共に寝室が三つのトレーラー住宅に住み、楽観的ではいられない時でさえも希望を持つことはできることを学んだというスマイリーは言います。「希望は助けを必要とする」と、スマイリーは指摘します。ウエストは、カリフォルニア州サクラメントで成長する過程で、地元の高校にアフリカ系米国人研究プログラムを設けるために、ブラックパンサー党と共にゼネストを組織することに取り組んだことを振り返ります。現在の時事問題を考察し、スマイリーとウエストは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の「戦争は貧困者の敵」というコメントを引き合いに出し、イラク戦争と2012年の大統領選に使われた金と、いまや米国人の二人に一人が属する貧困層を援助するためのプログラム資金とを比較します。

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    2012/4/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 国境での死:メキシコ人移民が国境警備隊員らに殴られテーザー銃で撃たれた衝撃映像

    PBSの新しいドキュメンタリーが、 カリフォルニア州で米国境警備隊員らがメキシコ人移民にテーザー銃を発射し殴って死亡させたことを明らかにし、不処罰の文化と批判されている状況が見直されています。2010年5月、32歳のアナスタシオ・ヘルナンデス=ロハスは、サンディエゴ付近でメキシコから米国に入国しようとして拘束されました。彼はそれ以前に25年間米国に住んでおり、米国生まれの5人の子供の父親でした。しかし、ヘルナンデス=ロハスの拘束は、国外退去ではなく、彼の死という結果に終わりました。多くの国境警備隊員が彼を殴った後、隊員の一人が彼に少なくとも5回テーザー銃を発射したことが目撃されています。その直後に彼は死亡しました。隊員らは、ヘルナンデス=ロハスが敵意を見せ、逮捕に抵抗したので、応戦したと言っています。しかし、目撃者らが携帯電話で録画した、すでに公開された映像には、別の状況が映っています。「我々が話した目撃者は全員、基本的に同じことを言っています。手足を縛られ後ろ手に手錠をかけられた男は抵抗することなく、死亡するまでの約30分の間、警棒や足や拳で繰り返し殴られ、テーザー銃で撃たれたというのです」と、ジョン・カルロス・フレイ記者は言います。

    dailynews date: 
    2012/4/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 国家安全保障局の内部告発者ウィリアム・ビニーが米国の監視活動の拡大を語る パート2

    米国内で拡大しつづある監視活動についてです。国家安全保障局(NSA)の内部告発者、ウィリアム・ビニーと、監視対象になったアカデミー賞ノミネートの映画監督ローラ・ポイトラスとハッカーでウィキリークスにボランティアで協力し、現在は非営利団体でインタネットセキュリティーについて教えるTORプロジェクトを進めているジェイコブ・アッペルボームの2人のアメリカ人に話を聞きます。ビニーは、9.11米同時多発テロ発生後、NSAによる国民の監視が拡大していることを懸念して同局を辞しました。FBIがその後いかにして彼の自宅を家宅捜索し、銃口を彼に向けてきたかを語ります。そして、NSAによる米国市民に関する情報収集の手段と内容を監視し、そのデータの使い道を監視する効果的な方法はないと彼は指摘してます。特別番組の第1部を見るには、この部分をクリックしてください。
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    2012/4/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • メキシコ湾原油流出事故:処罰を免れるBP幹部、いまだ続く海洋生物への事故の影響

    米国史上最悪の海底油田での原油流出事故から2年、メキシコ湾岸に住む人たちと野生生物への影響を考察します。この事故で刑事訴追されたBP社の従業員はまだ誰もいません。BPのディープウォーター・ホライゾン掘削施設爆発で11人の作業員が犠牲となり、事故発生後51日目に油井が封鎖されるまで、原油約500万バレルが海に流出しました。BPは自社の努力によりメキシコ湾は急速に回復していると主張をしていますが、アルジャジーラの記者、ダール・ジャマイルは、湾内のエビ類、魚類、カニ類が原油や回収作業時に散布された化学薬品によって奇形になってきているという科学者の見解を伝えています。一方で、調査報道サイト「プロプブリカ」の環境記者エイブラハム・ラストガーデンは、BPが過去の過ちから教訓を学んでいれば爆発を回避できたかもしれないと語っています。彼は、新書Run to Failure: BP and the Making of the Deepwater Horizon Disaster(『事故になるまで稼動 ~BPとディープウォーター・ホライゾン事故が起きるまで』)の著者です。

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    2012/4/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 内部告発:国家安全保障局は嘘つき 米政府はあなたのEメールをほぼすべて複製している

    国家安全保障局(NSA)の内部告発者ウィリアム・ビニーは、オバマ政権下の国内の監視システムはジョージ・W・ブッシュの時代よりも拡大していると思うと明かします。彼の推測ではNSAがアメリカ人から集めた情報のやり取りは、携帯電話通話やEメール、他のデータ交換も合わせて20兆件にのぼるそうです。ほとんどの米国在住者がやり取りしたEメールは、ほぼすべて含まれている可能性が高いのです。ビニーは米国愛国者法のセクション215に言及し、NSAは米国市民に関する情報を傍受していないというNSA局長キース・アレクサンダーの主張に異議を唱えます。このインタビューは4部に分かれた特別番組の一部です。第1、2、3部を見るにはこの部分をクリックしてください。

    dailynews date: 
    2012/4/20(Fri)
    記事番号: 
    4

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