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2020年6月29日(月)

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  • 新型コロナウイルス感染確認者数が世界全体で1千万人を越え、米国でも36州で急増が報告されるなか、マイク・ペンス副大統領は「実に見事な進展があった」と称賛しました。ピュリッツァー賞受賞歴のあるサイエンス・ライター、ローリー・ギャレットは、米国のパンデミック対応は「大規模な否認、愚かな政策であり、戦略的計画も戦略目標もない状態が続いています」とし、「私たちは今、極めて深刻な局面にいます」と述べました。

  • コロラド州知事ジャレッド・ポリスは、2019年にイライジャ・マクレイン23歳が同州オーロラ市の警察に殺害された事件について、新たな捜査を命じました。全米が警察の残虐な暴力に対して蜂起するなか、オーロラ市は新たな捜査と怒りに直面しています。2019年8月、マクレインが買物の後に自宅に向かって歩いているときに、何者かが「不審人物がいる」とオーロラ市警察に通報しました。通報を受けた3人の警察官はマクレインを地面に押し倒し、マクレインが命を助けてほしいと訴えたにもかかわらずのど絞めを行ない、現場に到着した救急隊はマクレインに強力な鎮静剤ケタミンを注射しました。彼は病院へ運ばれる途中で心不全を起こし、数日後に死亡しました。マクレイン家の弁護士であるマリ・ニューマンは、「この事件は直ちに注目されるべきであったのに、実際にはほぼ一年がかかりました。なんと恐ろしいことでしょう」と述べています。

  • 「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」(the Louisiana Bucket Brigade)の環境活動家2人は、昨年12月にテキサス州の海岸で見つかったプラスチックごみの塊りを入れた箱を石油ガスのロビイストの自宅に放置したとして、最大15年の禁固刑に直面しています。支持者たちは、重罪によって活動家を「威嚇する」やり方はルイジアナの環境活動家を犯罪者に仕立てあげる長年の企てを反映しているとしています。今回の事件は、「がん回廊」として知られるルイジアナ州セントジェームズ郡に、フォルモサ・プラスチック社が計画している新工場建設を阻止しようとする運動のさなかに起きています。「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」責任者で重罪の危険に直面するアン・ロルフズ、環境活動家でありブロードムーア・コミュニティー教会のグレゴリー・マニング牧師と話します。マニングは、2019年10月に「がん回廊」に沿って平和的抗議活動を率いたときに、暴動を扇動した罪に問われたことがあります。

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