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2020年6月15日(月)

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  • 米アトランタでは、飲食店「ウェンディーズ」の駐車場で、警察官がアフリカ系アメリカ人レイシャード・ブルックスを射殺したことへの抗議が巻き起こっています。検死結果によるとブルックスは現場から走り去るときに背後から銃撃されており、郡検視官は殺人と判定しました。ブルックスの殺害は、米国全土で人種差別と警察の暴力に対する抗議が続くさなかの出来事です。アトランタ市の警察本部長は既に辞任し、ブルックスを射殺した警察官は解雇されました。「ブルックスに起こったことは、残念ながら米国の全ての地域で繰り返し目撃されてきたことです。本来警察が現れるべきではない場面に、第一対応者として警官が呼ばれる事態を私たちは見続けています」と言うのは、「サザナース・オン・ニュー・グラウンド」(Southerners on New Ground)共同責任者メアリー・フックスです。この組織は、「ナショナル・ベイルアウト・コレクティブ」(National Bail Out collective)と「ムーブメント・フォー・ブラックライブズ」(Movement for Black Lives)の一部門を担っています。

  • 人種差別と警察の暴力に対する抗議が全米で続くなか、長年にわたり、サンノゼで非白人に対する潜在的差別を避けるよう警察を指導してきたにもかかわらず、そのサンノゼ警察の警官に発砲された地域活動家、デリック・サンダーリンと話します。発砲は5月29日におこなわれたレイシズムへの抗議デモで起きました。警察官がサンダーリンの股間に向けてゴム弾を発射、睾丸が破裂し、生殖能力に影響することが懸念されています。

  • ニューヨーク市で、警察官が女性嫌悪の暴言を口にしながら非暴力のデモ参加者を乱暴に突き倒す様子を映したビデオが拡散し、この警官が暴行、器物損壊罪、ハラスメント、脅迫の容疑で刑事告発されるという異例の展開となっています。5月29日にブルックリンでおこなわれた警察の暴力に対する抗議デモで受けた攻撃や、発作が起きた様子、脳しんとうで病院に運ばれたことについて被害者のドーンヤ・ザイヤーに聞きます。彼女の弁護士の一人、タハニエ・アボウシとも話します。

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