デイリーニュース

  • カイロの親パレスチナデモに対する「暴力的な弾圧」で350人以上が負傷

    エジプト警察は、1948年のイスラエル建国を記念する5月15日に起きたデモを暴力的に弾圧しました。カイロのイスラエル大使館前では、警察が実弾、催涙弾、ゴム弾を群集に向けて発砲したと伝えれられ、少なくとも350人が負傷しました。一方、エジプトのホスニ・ムバラク前大統領は恩赦を求め、一部の顧問から誤った情報を提供されたとし、国家に危害を与えたことを国営放送で謝罪する予定です。カイロで取材するデモクラシー・ナウ!の通信員シャリフ・アブドゥル・クドゥースから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ人のナクバ(大惨事)記念日に、シリア、レバノン、ガザ国境で新しい非暴力抗議行動広がる

    パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は、5月15日に複数のイスラエル国境での大規模デモに向けてイスラエル軍が発砲た際死亡した14人のパレスチナ人を悼んで、3日間喪に服することを宣言しました。シリア、ヨルダン、レバノンのパレスチナ難民とガザ地区の住民らがイスラエル側への進入を試みるという前代未聞の出来事でした。シリアからの約300人の難民は、国境警備隊を圧倒し、一時的にイスラエルに進入しました。一連の抗議行動は、1948年のイスラエル建国時に数十万人のパレスチナ人が自分たちの土地を追われたことを悼む「ナクバ(大惨事)の日」に行われました。5月15日にカランディア検問所での抗議行動を組織したラマラの若き指導者ファディ・クランから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イスラエル軍が高速催涙ガス砲弾で米国人学生の頭部に発砲

    「私は高速メタル催涙ガス砲弾で、至近距離から撃たれました。砲弾が当たったとき、頭皮の一部が剥ぎ取られました」。25歳の米国人学生で活動家のクリストファー・ホイットマンは5月13日、ヨルダン川西岸での抗議行動に参加しているときにイスラエル軍に発砲され、重傷を負いました。発砲されたとき、ホイットマンはヨルダン川西岸で、イスラエルの分離壁に反対する週一回の非暴力抗議行動の映像を撮影していました。この抗議行動の最中、何人かのパレスチナ人も負傷しました。

    dailynews date: 
    2011/5/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 歌手のハリー・ベラフォンテが芸術と政治、公民権、オバマ大統領批判について語る

    伝説的なミュージシャンで俳優、そして活動家としても活躍するハリー・ベラフォンテに、人種差別との闘いや、師のポール・ロブスン、政治改革を推し進めることのできる音楽の力、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアとの親交、ハイチにおける米国の役割について話を聞きました。Sing Your Song(シング・ユア・ソング)というベラフォンテの半生を記録した新しいドキュメンタリー作品が完成しました。ジャマイカ移民の息子であるベラフォンテは、ハーレムとジャマイカの路上で育ちました。1950年代にはカリプソ音楽が流行する火付け役となり、さらにミリオンセールスのアルバムを記録した最初のアーティストにもなりました。またアフリカ系米国人ミュージシャンとして初めてエミー賞を受賞しました。こうした世界的なスターダムへ駆け上がっていくキャリアの一方で、ベラフォンテは公民権運動にも深く関わっていきました。キング牧師の親友の一人として、1963年のワシントン大行進の実行も支援しました。ベラフォンテは番組で次のように語りました。「米国の南部に足を運び地方に暮らす黒人の市民の声に耳を傾け、クー・クラックス・クラン(KKK)や人種差別に抵抗する歌を歌う人々の声を聞き、さらに最も大変な差別的状況におかれている女性たちが、これを機に状況に抗議しようと立ち上がるのに出会いました。

    dailynews date: 
    2011/5/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「アメリカでアートを創ることはそれ自体が政治声明」:グラミー賞受賞歌手スティーブ・アールが語る

    シンガーソングライターで俳優で作家のスティーブ・アールがスタジオに来てくれました。彼の芸術論を語ってもらうとともに新しいアルバムI’ll Never Get Out of This World Alive(『生きたままではこの世界から出られない』)から2曲歌ってもらいます。アールは今日、ニューヨーク市立大学法科大学院から名誉学位を授与される予定です。昨年は長年にわたる死刑廃止運動への関与で全米死刑撤廃連盟(National Coalition to Abolish the Death Penalty)からも表彰されました。「アメリカでアートを創ることはそれ自体が一種の政治声明なのだ」とアールは言います。「自分が政治的なソングライターだとは思っていない。同様に、自分が単に政治的な人間だとも思っていない」

    dailynews date: 
    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アルジャジーラの女性ジャーナリストが行方不明 シリアで拘束されイランへ強制送還された後に

    アルジャジーラの英語リポーターであるドロシー・パルバズが進行中の騒乱を取材にシリアに着いた4月29日、身柄拘束されました。彼女はアメリカ・カナダ系のイラン人です。以来、彼女は行方不明になっています。5月11日、アルジャジーラは彼女がイランに強制送還されたと報じましたが、これも彼女と直接コンタクトが取れての報道ではありませんでした。ジャーナリスト保護委員会は彼女の即時開放をイラン当局に要求しています。パルバズのフィアンセであるトッド・バーカーの姉(妹)で、2人を引き合わせたキム・バーカーに話を聞きます。キムはシアトル・タイムズ時代に同僚のパルバズに出会い、以来12年の付き合いです。キムは現在はプロプブリカの記者で、パキスタンやアフガニスタンを取材しています。「ドロシーは素晴らしいジャーナリストで、素晴らしい人間です」とキム・バーカーは語ります。

    dailynews date: 
    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「イエメン 決戦の金曜日」:サーレハ大統領の辞任を求めて数万人が抗議行動

    軍が各地のデモ群衆に向けて発砲して多数の死者が出る事態になっているイエメンでは、「決戦の金曜日」と主催者が名付けた今日13日、市民数万人が街頭に繰り出しています。ここ数週間の死者の数はすでに160人を超えました。こうした流血の事態はサーレハの自主的な退陣を含む調停案をまとめようとした国際協議から中心的存在のカタールが引き揚げたことで始まりました。イエメンの首都サヌアにいるロンドンのタイムズ特派員アイオナ・クレイグに電話をつなぎます。

    dailynews date: 
    2011/5/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スペインのガルソン判事 ビンラデイン殺害 拷問 普遍的管轄権 自らの法廷追放を語る

    普遍的管轄権の原則を用い、スペインのバルタサール・ガルソン判事は、スペインの法廷で、世界各地の拷問事件、戦争犯罪、その他の不法行為を取り調べてきました。1998年には、チリの元独裁者、アウグスト・ピノチェトの逮捕を命じ、英国でのピノチェト逮捕と拘留につながりました。また2003年には、オサマ・ビンラディンとアルカイダのその他のメンバー11名を起訴しました。ガルソンはその後、グアンタナモ湾の米国軍事刑務所と海外での拷問を承認した役割に関し、ブッシュ政権の高官6人を起訴しようと試みましたが、米国の圧力により提訴は撤回されました。ガルソンは長年にわたり、世界でもっとも恐れられる判事のひとりでしたが、現在、自らの法廷闘争に直面しています。昨年、ガルソンはスペイン市民戦争の間にフランシスコ・フランコ将軍支持者の手で失踪した10万人を超える市民に関する捜査を開始しようとして、職権を超えたとして起訴されました。ガルソンは、2010年5月に判事を停職処分となり、3つの別々の裁判に直面しています

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコへのパイプラインは「あらゆる規則に違反」 グティエレス議員 影響調査と公聴会を要求

    イリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グティエレスが、プエルトリコ政府が推進する「ビア・ベルデ」すなわち「緑の道」と呼ばれる92マイル(約148キロメートル)の天然ガスパイプラインについてコメントします。このパイプラインは、森林や水系を横断し、学校や住宅地域の近くを通るため懸念されています。地質学者たちは、このパイプラインが過去3年間に2500回も地震をおこしている地震断層の近くを通過すると指摘しています。グティエレス議員は、プロジェクトの承認前に追加の公式調査が必要であるとし、 米国陸軍工兵司令部に対し、調査と影響評価がなされるまで建設を凍結するよう求めています。「公聴会、国民参加が必要です。プエルトリコの自然環境を一度破壊してしまったら、取り返しがききません」とグティエレス議員は語ります。

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ルイス・グティエレス議員 オバマには人道的な移民改革「DREAM 法案 」を推進する裁量権がある

    民主党上院議員たちは、昨年、共和党によって通過を阻止されて以来初めて、「DREAM 法案」を再提出しました。この法案の下では、移民の若者は、最低2年間大学に通うか、米軍に入隊すれば、永住権が得られ市民権をとるチャンスがもてます。法案再提出の動きが起きたのは、オバマ大統領が移民制度改革に関する重要な演説を行った翌日のことでした。 イリノイ州選出の民主党下院議員で、ヒスパニック議員連盟の移民対策委員長でもあるルイス・グティエレス下院議員に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/5/12(Thu)
    記事番号: 
    1

Pages