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2019年9月18日(水)

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  • イスラエルは17日の総選挙が、あまりの接戦のため、与野党ともに勝利宣言ができず、政治的混乱に直面しています。開票率92%の段階で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相のリクード党と元軍参謀総長のベニー・ガンツ率いる「青と白」の党の得票数は、ほぼ拮抗しているもようです。両党を率い、首相を目指す二人はいずれも、パレスチナ人に対し厳しい措置を講じることを公約に掲げています。ネタニヤフは、再選を勝ち取った場合、ヨルダン川西岸の占領地のほぼ3分の1を併合すると約束していますが、それは国際法違反です。ガンツは今年の初め、ガザを爆撃して「石器時代」に戻すと脅しました。17日夜、ガンツはネタニヤフの再選での楽勝を許さなかったことで、自らの任務を果たしたと語りました。一方、ネタニヤフは支持者への演説で、勝利宣言を行わず、敗北も認めませんでした。エルサレムから、パレスチナ人弁護士ダイアナ・ブトゥに、今回の解散総選挙の重要性について話を聞きます。「最終的に誰が勝者になるか明確ではありませんが」とブトゥは言います。「究極の敗者が誰かは、はっきりしています。それは、パレスチナの人々です」

  • 全米自動車労働組合(UAW)のメンバーが全米ストライキの3日目に突入するなか、ゼネラルモーターズは、労働条件の改善と公正な賃金を求めて全国でストに参加している従業員約5万人の健康保険を停止しました。労働者は、GMが破産後、連邦政府の救済を受けて記録的な利益を出すにいたったにもかかわらず、労働条件と給与の改善を求める従業員の要求を拒否し続けていると言います。GMに対する全社をあげてのストライキは、12年ぶりです。UAWはGMに、今月末までストライキ中の労働者の健康保険を負担するよう求めていました。ニューヨーク市から、ニューヨーク・タイムズの元記者で、労働分野のベテラン・ジャーナリストであるスティーブン・グリーンハウスに話を聞きます。彼の最新の著書はBeaten Down, Worked Up: The Past, Present, and Future of American Labor  (『打ち倒されて、奮い立ち:アメリカ労働者の過去、現在、未来』)と題されています。ニューヨーク・タイムズの彼の最近の論説は、“The Autoworkers Strike Is Bigger Than G.M.”(「自動車産業労働者のストライキは、GMよりも偉大だ」)という見出しです。

  • 全米自動車労働組合(UAW)の労働者たちが全国でストライキを実施中。シカゴでは教師たちがストライキの準備をし、カイザー・パーマネンテの数千人の医療従事者らは10月にストライキを計画しています。長年にわたる労働問題記者であり、新著Beaten Down, Worked Up: The Past, Present, and Future of American Labor (『打ち倒されて、奮い立ち:アメリカ労働者の過去、現在、未来』)の著者であるスティーブン・グリーンハウスに話を聞きます。グリーンハウスは、労働問題と気候変動の活動家たちが「グリーン・ニューディール」を推進するために、どのように協力しているかについても述べます。

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