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2019年9月12日(木)

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  • トランプ大統領はジョン・ボルトンを解任しました。トランプが国家安全保障問題担当大統領補佐官を解任するのはこれが3度目です。ボルトンは長年、外交政策を激しく批判し、トランプにイラン核合意からの離脱を強く勧めました。また、北朝鮮およびアフガニスタンのタリバンとの交渉にも反対しました。また、ベネズエラにおける米支援のクーデターの試みの主要な支持者で、キューバとニカラグアの政権交代も提唱していました。トランプは後任の補佐官を来週にも発表するとみられています。「政策研究所(Institute for Policy Studies)」フェローで、「平和を求めるユダヤの声(Jewish Voice for
    Peace)」全米委員会委員でもあるフィリス・ベニスに話を聞きます。

  • イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、来週の解散総選挙で勝利すればヨルダン川西岸の3分の1近くを併合すると宣言、世界各地から非難の声を浴びています。国連、アラブ連盟、欧州連合、そしてロシアが、9月10日に発表されたネタニヤフの計画を批判しています。イスラエルでは4月9日の選挙後、ネタニヤフが連立政権を樹立できなかったため、9月17日に再度、総選挙が行われる予定であり、今回のネタニヤフの宣言は選挙を目前に行われました。この併合計画が実現すれば、パレスチナ国家という究極の希望は砕かれてしまいます。パレスチナの人権弁護士で、ラトガース大学准教授のノウラ・エラカットに話を聞きます。

  • ニュージャージー州ニューアークでは数千人の住人が水道水を飲めないという、長期的な公衆衛生の悪夢にさいなまれています。同市では何年も前から鉛汚染が発生していましたが、2019年には汚染度が急上昇しました。住人に配布された水フィルターに効果がなかった可能性が最近明らかになり、この危機が明るみにでました。ニュージャージー州の政治的指導者らによる水道水危機への対応に対し批判の声が増しています。アクティビストらは、市が何年にもわたり問題の深刻さを重要視せず、解決にもなかなか乗り出さなかったといい、ニューアークの水道水危機はミシガン州フリントと同様だと主張しています。ニューアークのセントラル高校教師で、同市サウスワード在住のイベット・ジョーダンと、夏にニューアーク市に対し、飲用水の安全に関する連邦法違反で裁判を起こした「天然資源保護協議会(Natural Resources Defense Council)」幹部のエリック・オルソンに話を聞きます。

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