デイリーニュース

  • 「モロッコ当局は証拠を持っていない」:モロッコ人ジャーナリストのオマール・ラディは政府を批判した後、政府に監視され拘束された

    デモクラシー・ナウでは7月16日、カサブランカにいる受賞歴のあるジャーナリストで人権活動家オマール・ラディを取材しました。その2週間後の7月29日、モロッコ当局はラディを逮捕しました。報道の自由を求める人々は「報復目的の訴追」と呼んでいます。ラディは現在、外国資金の受け取りおよび外国諜報機関との協力によって国家の安全保障を損ねた罪、さらにレイプの容疑でも裁判にかけられています。新型コロナウイルスのホットスポットである刑務所に収容され、弁護士や両親との接見も許されていないと報じられています。取材で焦点となったのは、モロッコ当局がイスラエル企業NSO製スパイウェア「ペガサス」を使ってラディの電話をハッキングしたとするアムネスティー・インターナショナルの報告でした。この報告は逮捕の1カ月前に発表されたものです。

    dailynews date: 
    2020/8/3(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 投票権活動家のラ・トーシャ・ブラウン 「トランプは再選のためなら民主主義を骨抜きにする気満々」

    大統領選挙に向けた世論調査で低迷を続けるトランプ大統領は先日、大統領に選挙を延期する法的権限がないにもかかわらず、選挙の延期をツィッターで提案し、その後も郵便投票を批判し続けています。「黒人の投票も大切(Black Voters Matter)基金」と「BVM能力開発研究所」(BVM Capacity Building Institute)の共同創設者ラ・トーシャ・ブラウンは、「米国史上、最もファシストに近い大統領が今の大統領です」と言います。「トランプは、必要とあれば見境なく枠を踏み外し、民主主義を骨抜きにし、その意義を下げることに躊躇がありません」。

    dailynews date: 
    2020/8/3(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプがバイデンの勝利を拒否したら? 大統領選挙の混乱が米国を分裂させるシミュレーション

    トランプ大統領が11月の大統領選挙の延期を提案したことについて、「トランジション・インテグリティー・プロジェクト」(Transition Integrity Project)共同創設者で歴史家のニルズ・ギルマンに聞きます。このプロジェクトでは、超党派の専門家たちが集まり、大統領選挙の結果がもめたときのシミュレーションをおこないました。「バイデンが圧勝した場合を除いて、すべてのシミュレーションで、選挙結果をめぐる争いの激化、街頭デモ、ソーシャルメディアではとんでもない話が広がるといった混乱が、大統領就任式まで続くという結果になりました」とギルマンは言います。

    dailynews date: 
    2020/8/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • バラク・オバマ前大統領:ジョン・ルイスを讃えて米国の投票権法と投票へのアクセスを振り返る

    バラク・オバマ前大統領は、ジョン・ルイス下院議員の葬儀で感動を湧き上がらせる弔辞を述べ、この公民権運動を象徴する人物の遺産を讃える最良の方法は投票権の拡大だろうと述べました。オバマは現職大統領の名前を呼ぶこともせずに米国の民主主義の状態を厳しく非難するスピーチの中で、選挙日を国民の祝日にすること、連邦議会に代表を贈る完全な権利をワシントンDCとプエルトリコに与えること、フィリバスター(上院での長時間演説による審議妨害)の慣習を「ジム・クロウ(人種隔離政策)時代の遺物」と呼んで廃止を求めました。 「ジョンを讃えたいですか?だったら、彼が命をかけて成立させた法律を再び活性化させることで彼を讃えましょう」と、オバマは投票権法を指して述べました。エベネザー・バプテスト教会でのオバマ前大統領の弔辞から、長めの抜粋をお送りします。

    dailynews date: 
    2020/7/31(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジェームズ・ローソン牧師:ジョン・ルイスの生涯は米国の暴力とプランテーション資本主義に反対する行動への呼びかけだった

    ジョージア州アトランタ市のエベネザー・バプテスト教会で行われた同州選出の下院議員ジョン・ルイスの葬儀で、多数の参列者を前に公民権運動の象徴的人物ジェームズ・ローソン牧師が弔辞を述べました。ローソン師はジョン・ルイスがナッシュビルの学生だった頃、非暴力運動の訓練を助けた人物です。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアはかつてローソン牧師を「世界の非暴力運動の理論と戦略の第一人者」と説明しました。ローソン師はジョン・ルイスの人生を振り返り、行動への呼びかけだと呼びました。 「この国が、人類の歴史上でもっとも暴力的な文化であり続ける限り、私たちは黙りません」とローソン師は言います。彼の発言を長めの尺でお届けします。

    dailynews date: 
    2020/7/31(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 公民権の英雄ジョン・ルイスの葬儀 民主主義のために「命を危険にさらした愛国者」

    アトランタで執り行われたジョン・ルイスの葬儀で家族や友人や高い地位の人々が最後のお別れを告げました。公民権運動の指導者であり、ジョージア州選出の下院議員を17期務めたジョン・ルイスは、平等と正義を推し進める稀に見る言動力だったと記憶されました。葬儀会場は、かつてマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが牧師を務めた歴史的重要性を持つエベネザー・バプテスト教会です。同協会の上級牧師ラファエル・ワーノック師が、ルイスの遺したものを「ビジョンよりも分断にたけた一部の高官たち」と対比させ、故人は「自分の命を危険にさらし、民主主義の希望と約束のために血を流した真の米国の愛国者だ」と述べました。

    dailynews date: 
    2020/7/31(Fri)
    記事番号: 
    1
  • チョムスキー:パレスチナのパンデミックへの対応を妨げ 占領下にあるヨルダン川西岸地区を併合すると脅すイスラエルについて語る

    ノーム・チョムスキーは、イスラエルが占領下にあるヨルダン川西岸地区を併合する計画は、左翼および右翼の両政党が半世紀にわたり公式な方針としてきたものを「正式のものとするだけ」だと言います。彼はイスラエルのパレスチナ人に対する扱いを米国の反移民政策と比べて語り、併合の主な目的は領土の大半を乗っ取ると同時に、パレスチナ人の住人を締め出すことだと言います。「イスラエルは、現在建設中の大イスラエル圏にパレスチナ人たちを含めたくないのです」

    dailynews date: 
    2020/7/30(Thu)
    記事番号: 
    3
  • チョムスキーがキューバにパンデミックへの「国際主義的」な対応と ワクチンが世界各地で手に入ることの必要性を語る

    世界がCOVID-19ワクチン開発を急速に進めていますが、ノーム・チョムスキーは、開発に成功した暁にはワクチンをすべての人が手に入れられるようにすべきであり、トランプ大統領が世界保健機関(WHO)から撤退を決定したことが、貧困や戦争に苦しむ国へワクチンを配布するWHOの努力を妨げる可能性があると警告します。「真の国際主義を貫いている国が少なくとも1つあります。必要とする人々に医療援助や支援をしている。それはキューバです」とチョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:数十年に渡る「新自由主義という疫病」のせいで 米国はOVID-19の感染拡大への準備ができていなかった

    米国ではコロナウイルスの死者数が15万人を超えました。本日の放送は世界的に著名な反体制派知識人で言語学者、作家のノーム・チョムスキーに話を聞きます。チョムスキーは、数十年に渡る新自由主義政策が社会的セーフティーネットと公的機関を破壊したため、米国は大型の医療危機への準備ができていなかったと言います。「今回のパンデミックのルーツを理解すべきです」

    dailynews date: 
    2020/7/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 公民権運動の闘士バーナード・ラフィエが語る、親友ジョン・ルイス、自由のための乗車運動、貫いた非暴力

    公民権運動の指導者であり下院議員でもあったジョン・ルイスの青年期の活動を、バーナード・ラフィエとともに改めて振り返ります。ラフィエは、ルイスのもっとも親しい友人であり、協力者の一人でもありました。ラフィエは1961年の最初のフリーダムライド(自由のための乗車運動)にルイスとともに参加しています。フリーダムライドは、バスの人種隔離座席の撤廃をめざす運動で、参加者が、白人暴徒から激しく殴打されることもありました。ラフィエは、ルイスと共に学生非暴力調整委員会(SNCC)のリーダーのひとりで、ルイスについて、「立場が異なる人々と、どうやれば打ち解けて話すことができるか、志向が違う人や、価値観や哲学が合わない人とも、うまくやっていくすべを心得ている、そんな素晴らしいリーダーでした。そこに道がなければ、道を作る方法を見つける人でした」と評しています。

    dailynews date: 
    2020/7/29(Wed)
    記事番号: 
    3

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