デイリーニュース

  • アラン・ネアン:大統領弾劾の審議は ロシア疑惑ではなく トランプの残虐さに焦点を置くべき

    米下院ではトランプ大統領の弾劾手続きを支持する民主党議員の数が増えています。それについて調査報道記者アラン・ネアンに話を聞きます。大統領弾劾は「国境で難民申請を待つ子どもたちが死亡していることや環境保護の破壊など、トランプが毎日行っている残虐性に焦点を当てるべきだ」とネアンは言います。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アラン・ネアン:インドネシアで死者が出るデモ発生 米国が訓練した軍人が民主主義に戦いを挑む

    インドネシアでは元軍指揮官のプラボウォ・スビアントが選挙に敗れたことで、彼の支持者が街頭でデモを行い少なくとも6人が死亡、数百人が負傷しました。このデモは、通称ジョコウィとして知られるジョコ・ウィドド大統領が55パーセントの票を獲得して再選を果たしたと当局が発表した後に始まりました。プラボウォは敗北を受け入れず、結果に異議を申し立てる構えです。先日、インドネシアを訪問したジャーナリスト、アラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「現代版奴隷労働制」 略奪的貸付でニューヨーク市のタクシー運転手が破滅の危機

    ニューヨーク・タイムズ紙の最新の調査が、ニューヨーク市タクシー運転手の危機の根底となっている資金プランを明らかにしました。この報道によれば、ウーバーやリフトのようなアプリの発明によりタクシー運転手の収入が減少する中、[タクシー会社やタクシー運転手としての営業に必要とされるニューヨーク市タクシー&リムジン委員会が発行する]免許の高騰がタクシー運転手の経済的破滅の基因となっています。[タクシー運転手は、タクシー会社に料金を払って会社がもつ免許を借りますが]一群の業界トップの経営者たちは、この免許貸与料金を人為的に吊り上げ、略奪的な貸付プランを組織的に作り、数百万ドルを収奪して、多くのタクシー運転手を破滅的な債務へと追いやりました。市当局は、ハーバード大学の教授が「現代版奴隷労働制」と呼ぶこの仕組をほとんど野放しにしてきました。報道を受けてビル・デブラシオ市長は、タクシー免許ブローカーの略奪的な慣行の調査を開始すると述べました。ニューヨーク州の司法長官レティーシャ・ジェームスも調査開始を表明しました。2018年の初めから現在までに、タクシー免許保有車をもつ運転手3人を含め少なくとも8人のタクシー運転手が自殺しており、そのうちの少なくとも数名は破滅的債務が自殺の原因です。ニューヨークタイムズ紙にこの記事を書いた調査報道記者ブライアン・ローゼンタールから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/22(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 移民関税捜査局がLGBTや障がいのある移民も含めた亡命希望者を独房監禁で痛めつける手口

    移民関税捜査局(ICE)は2012年以来、全国の移民拘置所に拘留されている何千人もの移民や亡命希望者に対し、懲罰の手段として独房監禁を日常的に行ってきました。国際調査報道ジャーナリスト連合(International Consortium of Investigative Journalists)が行った最新の調査報告は、移民関税捜査局管轄下の移民拘置所において、独房監禁による虐待が広範に行われていることを疑問の余地なく明らかにしました。国連の拷問担当の特別報告者は、独房監禁は特別な場合のみに使用されるべきであり、独房の使用拡張は「非人道的で屈辱的な処遇」と断じています。それにも拘わらず、ICE拘置所における8400以上の独房監禁の報告書を点検すると、ゲイ、トランスジェンダー、障がいのある移民に対して、そうしたアイデンティティを理由に懲罰として、また合意の上でのキスやハンストなどの行為を攻撃対象として、移民担当官が独房監禁を繰り返し行っていることがわかります。独房監禁された人の3分の1近くが精神疾患に苦しんでいました。少なくとも373の事例において、自殺の可能性があるという理由で独房監禁がなされています。200近い事例で、移民たちは6か月以上の独房監禁されました。この調査は「独房の声」(“Solitary Voices“)と呼ばれています。

    dailynews date: 
    2019/5/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「独裁者はいらない」: トランプ大統領弾劾以外の選択はないと、アル・グリーン民主党下院議員

    トランプ大統領弾劾のための調査を開始するようナンシー・ペロシ米下院議長に求める民主党下院議員が増大しています。ペロシは22日朝、弾劾問題を討議するために非公開の特別党員集会を招集しましたが、民主党下院議員の間で意見は大きく割れています。ペロシ議長は、弾劾に集中することは2020年の大統領選挙での民主党の勝利に悪影響を与えるとして、これまでずっと弾劾調査の開始に反対してきました。しかし、トランプ大統領が文書の提出を拒否し、政府高官の証言を阻止して議会の監視努力への妨害を続ける中、議員たちからの反発が高まってきています。21日、元大統領法律顧問のドン・マクガーンは大統領の求めにより議会の召喚状を無視して下院司法委員会を欠席しました。5月の初めには、ウイリアム・バー司法長官が下院司法委員会の聴聞に応じませんでした。国会議事堂にいるテキサス州選出の民主党下院議員アル・グリーンと話します。彼は2017年にトランプ大統領の弾劾を呼びかけた初の連邦議会議員です。

    dailynews date: 
    2019/5/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 投獄されたサウジの女性解放活動家ルジャイン・アル=ハズルールの家族 「彼女は水責め、むち打ち、電気ショックによる拷問を受けた」

    女性の権利擁護運動家ルジャイン・アル=ハズルールがサウジアラビアで女性の運転の解禁と男性による「後見」制度の見直しを求める運動を主導したことで拘束・投獄されてから1年が経ちます。国際社会からの非難にも関わらず、彼女はそれ以来投獄されたままです。彼女の家族はその間、彼女が独房に監禁され、電気ショックとむち打ちと性的暴行の脅しを含む虐待を受けたと言います。サウジ政府は、世界中の人権団体と弁護士による、ルジャインとその他の投獄された活動家たちを釈放するよう求める要請に抵抗しています。ルジャインの2人の兄妹、ワリドとリナ・アル=ハズルールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジェニファー・ハーベリー 「グアテマラ人児童の国境での死は数十年にわたる米国支援の大虐殺に根差している」

    2018年12月以来、米国の国境警備隊による拘束後に死亡したグアテマラ人児童は5人にのぼります。人権弁護士のジェニファー・ハーベリーと共に、国境で起きている人道危機と、数十年にわたる中米への米国による暴力的介入との関係について検証します。ハーベリーの夫のエフライン・バマカ・ベラスケスはマヤ人ゲリラの司令官で、1980年代にグアテマラ軍に拘束され、その後行方不明となりました。長年にわたる探索活動の結果、彼女は夫の殺害と拷問の隠蔽に米国が関わっていたことを突き止めました。ハーベリーはグアテマラ軍について「私たちが彼らを訓練しました。私たちが彼らに拷問の技術を教えました。私たちが彼らに資金を提供し、彼らに武器を渡したのです」と、言います。「彼らは、彼らが以前に使ったのと同じ拷問技術と恐怖を使ってグアテマラを食い物にしています。そして再び、誰もが米国を目指して北へ押寄せているのです。」テキサス州エルパソに拠点を置く人権擁護団体「人権のための国境ネットワーク」(Border Network for Human Rights) の創設者で所長のフェルナンド・ガルシアからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 拘束し虐待し医療処置を与えない トランプの移民政策が招く国境での児童死亡

    16歳のグアテマラ人の少年が5月20日、移民拘置所で1週間過ごした後、米国の拘束下で死亡しました。インフルエンザと診断されてからわずか1日後、カルロス・グレゴリオ・ヘルナンデス・バスケスはテキサス州ウェスラコの国境警備隊詰め所で死んでいるのが見つかりました。彼は病院には連れて行かれませんでした。国境警備隊に拘束されたグアテマラ人児童の死亡は2018年12月以来、これで5人目となります。2018年以前には、10年以上米国の移民当局の拘束下で子供が死亡したケースはありません。テキサス州エルパソに拠点を置く人権擁護団体「人権のための国境ネットワーク」(Border Network for Human Rights)の創設者で所長のフェルナンド・ガルシアと、テキサス州リオ・グランデ・バレーを拠点とし、人権弁護士を長年務めるジェニファー・ハーベリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 嘘だらけのジェネリック医薬品 FDAの不十分な監督と業界ぐるみの不正が患者の健康を脅かす

    米国で処方される医薬品の約90%はジェネリック医薬品が占め、その大半がインドや中国の工場でつくられています。手頃な価格で入手できるジェネリック医薬品ですが、調査報道記者のキャサリン・エバンは業界内部告発者2人の協力を得て、一部のメーカーがいかに品質と安全面で手を抜いているかを暴露する話題の新著Bottle of Lies: The Inside Story of the Generic Drug Boom(『瓶いっぱいの嘘:ジェネリック医薬品ブームの内幕』)を発表しました。米国食品医薬品局(FDA)はつい先日、医薬品の品質の状況について最新の報告書を発表し、それによるとインドと中国の工場で製造される医薬品の品質は世界平均を下回ることが判明しました。FDA当局はこれについて、より厳しい検査によってこれまで知られていなかった問題が明らかになったためだとし、「供給される医薬品の品質が今ほど高かったことはない」とコメントしています。

    dailynews date: 
    2019/5/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民保護活動家マル・モーラ・ビリャルパンドとラヴィ・ラグビア 国外追放の脅威にも屈せず声を上げ続ける

    トランプ大統領は米国内に家族がいる難民申請者や移民希望者にさらに制限をかける一方で、「高い技術」を持ち英語を話せる労働者を優先する、「能力ベース」と呼ばれる新しい移民制度案を明らかにしました。法制の詳細はまだ明らかにはされていませんが、トランプの提案は、民主党主導の下院がトランプ政権と移民政策をめぐって衝突を繰り返している議会で行き詰まると思われます。トランプの移民政策は米国への亡命希望者を悲惨な状況に追いやっています。5月15日には、2歳半の移民の男児とその家族が米国税関・国境警備局に拘束された3日後、男児が米国の管理下で死亡しました。すでに米国内で確立されている移民のコミュニティも移民税関捜査局(ICE)の標的にされており、トランプ政権に抗議の声を上げることで監視対象にされていると活動家は主張しています。活発な発言を行なっている著名な移民保護活動家の2人、マル・モーラ・ビリャルパンドとラヴィ・ラビグアに話を聞きます。彼ら自身も国外追放と闘っておりその活動を標的にされてきました。モーラ・ビリャルパンドは「抵抗」(La Resistencia)と「われらの民」(Mijente)という団体と活動しており、ラビグアは「新サンクチュアリ連合」(New Sanctuary Coalition)の事務局長です。

    dailynews date: 
    2019/5/17(Fri)
    記事番号: 
    3

Pages