デイリーニュース

  • 病欠に医師の診断書を要求するニューヨークの新方針に最前線の医療従事者が抗議

    ニューヨーク市の公立病院で採用された新方針では、医療従事者が病欠の連絡をする場合に医師の診断書を提出することを義務付けています。 「周知のように、人間には精神衛生のための休日が必要です」と、この方針への反対運動を組織するブロンクス地区の公立病院の登録看護師ショーン・ペティは言います。「何千人もの仲間がウィルスにさらされています。医療従事者は、この都市で最も感染テストを受けられないグループです」。ペティはニューヨーク州看護師協会の理事会メンバーです。

    dailynews date: 
    2020/4/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「ホワイトハウスのギャング」 チョムスキー 新型コロナWHO 中国 ガザ グローバル資本主義を語る

    世界的に有名な反体制派、言語学者、作家のノーム・チョムスキー教授との対話の続きです。今回はトランプ大統領がWHO(世界保健機関)への米国の拠出金を停止したこと、国内の志望者数の急増と過去最高の更新、ガザ地区の状況、世界各地で勢いづく権威主義の台頭と革新派の対応などについて語ります。 「専制支配者や独裁者の典型的な行動ですね。とんでもない失敗をしでかして何千人もの死者が出てしまうと、誰か他の者を叩いて責任を転嫁する。米国では、遺憾ながら、もう1世紀半にもわたって、これが続いています。”黄禍論”を振りかざすのが、お手軽なのです」

    dailynews date: 
    2020/4/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • パンデミックは発端にすぎない:アルンダティ・ロイが COVID-19下のインドを語る 全く異なる世界での戦いを想像する

    インド当局は、首都ニューデリーを含む6大都市がコロナウイルスのホットスポットになっていると発表しました。最近”The Pandemic Is a Portal”(「パンデミックは発端にすぎない」)という新たなエッセイを執筆した、作家で活動家アルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは「ある種の爆発物の上に座っている感じがします」と語り、ナレンドラ・モディ政権がパンデミックを反対派や反体制派の弾圧に利用していると言います。

    dailynews date: 
    2020/4/16(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「全くのナンセンス」:トランプのCOVID-19起源の説明は誤り 動物学者が動物から人間への伝染を説明

    米国ではわずか24時間で2400人の死者という、1日の死者数の最多を記録しました。そんな中、トランプ大統領は自身のパンデミックへの対応に関する批判をかわそうとして、世界保健機関(WHO)への米国の拠出金を停止すると脅したり、コロナウイルスが中国武漢の研究所から発生したという説を唱えたりすることで、公衆衛生や科学の専門家を攻撃しています。本日は長年パンデミック発生の危険性を警告してきた動物学者に話を聞きます。「ウイルスが研究所から漏れたなどという説は全くのナンセンスです」と、病気生態学者で、世界で発生する感染症に対する惰弱性を明らかにし研究するNGO「エコヘルス同盟」(EcoHealth Alliance)代表のピーター・ダジャックは言います。「これらパンデミックのウイルスは野生が起源なのです」

    dailynews date: 
    2020/4/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「謝罪を求める」:ホームレスのコロナウイルス検査をする黒人医師、 マイアミ警察により手錠をかけられる

    10日、アフリカ系アメリカ人の医師、アーマン・ヘンダーソンは、自宅の前で、マスクをつけ、ホームレスの人々に新型コロナウィルスCOVID-19検査をするボランティア・シフトに行く準備をしている時に、手錠をかけられ、拘束されました。ヘンダーソン医師に話を聞きます。「私はあの警官に責任をとらせたい。マイアミのデイド郡では何百人もの警察官がCOVID-19陽性反応を示しているというのに、彼はマスクもしていなかった。このパンデミックの最中に、私を人種的プロファイリングで犯罪者扱いし、逮捕し拘束するなど、あってはならないことだ」とヘンダーソンは言います。彼は内科医で、マイアミ大学の医学部助教授で、「ドリーム・ディフェンダーズ」(「夢の守護者たち」)で活動しています。
      

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • COVID-19と米先住民自治区:パンデミックによって、ナバホ・ネーションの水へのアクセス危機と健康格差が露呈

    米国では新型コロナウィルス(COVID-19)による死者数が増加し続けていて、ウイルスの蔓延により先住民の部族コミュニティが壊滅的打撃を受ける可能性があるという懸念が高まっています。コロナウイルスがインディアン自治区にどのように影響を与えているか、二人のゲストから話を聞きます。ディーン・セネカは、セネカ・ネイションの市民であり、米疾病対策センター(CDC)の上級健康科学者として20年近く勤めた疫学者です。もう一人は、ナバホの活動家でアーティストのエマ・ロビンズで、彼女はナバホ・ウォーター・プロジェクトの代表でもあります。このプロジェクトは、コミュニティが管理する公共事業の代替サービスで、上・下水道へのアクセスなしに、水とお湯の流水を各家庭に届けています。「いま現在、最も難しいことの1つは、ナバホ・ネーションで人々が手を洗うことができるかです」とロビンズは言います。ナバホ・ネーションは米国で最大の部族自治区であり、コロナウイルス発生によって最も大きな打撃を受けています。830人以上の感染が確認され、30人近くが死亡しています。

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプがWHOへの資金拠出を停止 オックスファムは パンデミックにより5億人が貧困に陥る可能性があると警告

    新型コロナウイルスの確認された感染者数が、世界で200万人を超える中、ドナルド・トランプ大統領は世界保健機関(WHO)への米国の支援を打ち切ると述べました。医学ジャーナル『ランセット』誌(The Lancet)の編集長であるリチャード・ホートンは、これを「人道に対する罪」と呼びました。オックスファム・アメリカは、拠出金停止は「人命を救い、世界経済を回復するために決定的に重要である責任ある国際協力と連帯への希望」を断ち切るものだ、と述べました。新しいオックスファムのレポートによると、パンデミックの経済的余波により、新たに5億人以上の人々が貧困に追い込まれる可能性があると推定しています。オックスファム・アメリカの副代表であるポール・オブライエンに詳しい話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「仕事に行くのが怖い」 食肉・鶏肉工場の数百人の労働者がCOVID-19検査で陽性

    精肉工場での新型コロナウイルス感染の急増を検証します。1つの事例だけでも、スミスフィールド・フーズ社の施設内で350人以上の労働者が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性と判明、米国の豚肉生産の5%を請け負う工場を閉鎖しました。一方、ペンシルベニア州、ジョージア州、コロラド州では食肉処理場の労働者の死亡が報告されています。多くの食肉加工施設は、滞在資格を持たない労働者を含む多数の移民を雇っています。「フード&ウォーター・ウォッチ」(Food & Water Watch)の代表兼設立者のウェノナ・ホーターと、タイソン・フーズ社の本部があるアーカンソー州スプリングデールを拠点とする鶏肉工場労働者のための擁護団体「ベンセレーモス」(Venceremos)の代表であるマガリー・リコリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 必要不可欠か消耗品か? 農業労働者たちがパンデミックに対する安全措置と経済援助の欠如を非難

    コロナウイルスが全米中にまん延する中、米国の250万人の農業労働者は毎日仕事に出かけています。そして多くの場合、防護具もないまま密集した不衛生な条件で低賃金のために働いているのです。「イモカリー労働者連合」(Coalition of Immokalee Workers)の農業労働者のリーダーであるジェラルド・レイス・チャベスに話を聞きます。彼は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の危機の中でフロリダ州の農業労働者たちが直面している状況と、彼らがいかに同州のロン・デサンティス知事に彼らを守ることを求めているかを話してくれます。「出稼ぎ女性労働者のための正義」(Justice for Migrant Women)の代表兼設立者で、「女性農業労働者全国同盟」( National Farmworker Women's Alliance)の共同設立者であるモニカ・ラミレスにも話を聞きます。

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    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス「私の92歳の母のCOVID-19経験に米国の医療システムがどれだけ腐っているかを見た」

    米国は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の報告された感染件数と死者数の双方で世界首位になっていますが、全米の新型コロナウイルスのホットスポットにある病院からは、重症患者の急増に対処するなかで起きている悲惨な状況が報告されています。「我々は、なぜ医療にこれだけ多くの金をかけている国が(マスクやガウンや検査といった)基本的な装備の生産に依然として問題を抱えているのか自問するべきでしょう」と、デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスは言います。彼は、自分の92歳の母親をニュージャージー州の救急病棟に連れて行った際、彼女に検査を受けさせるのにどれくらい大変な思いをしたかを話してくれます。「私たちのように裕福な国が今の状況を払拭できないというのは、とんでもないことです。これは、新自由主義思想が市場をいかに支配しているかという事実からきている、と本当にそう思います。」

    dailynews date: 
    2020/4/14(Tue)
    記事番号: 
    1

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