ウィキリークスが公表した米国務省の外交公電のひとつは、「米国の対テロ戦略およびイラク、アフガニスタン、またはグアンタナモでの拘留者の扱いについて、国連加盟国や国連特別報告者のあいだに存在する、決議や調査を要請する計画および意図」についての情報を収集するよう外交官たちに要請しています。 拷問およびその他の残虐、非人道的または品位を傷つける取り扱いや刑罰に関する新任の国連特別報告者、フアン・メンデスに話を聞きます。 メンデスは、ジョージ・W・ブッシュ前大統領政権下で犯された拷問の調査および訴追を行うよう、米国に求めています。 またイラクとグアンタナモ湾に行き、現地に蔓延しているとされている拷問についても調査したいと考えています。 「皆、[外交公電]の公表に関してジュリアン・アサンジになんらかの対抗処置を執るべきか否かということばかり気にしているようですが、私にとっての大きな問題は、最初米軍によって拘束された何千もの人々が、そこで拷問されることが明らかなイラク国内、多分さらには、アフガニスタン国内の軍事施設に移送されているのを、これらの文書が示していることです。」