デイリーニュース

  • 北極野生生物国家保護区の石油ガス採掘をめざし共和党が密かに動く 地球史上6度目の大量絶滅期に

    共和党の税制改正法案は、本日(12月1日)票決の可能性があります。この法案に人知らず滑り込ませた条項は、世界で最後の手つかずの自然が残る北極野生生物国家保護区を、石油採掘や天然ガスの水圧破砕採掘に開放するものです。法案への支持を拡大するため、交渉過程でこの修正が加えられました。北極野生生物国家保護区は豊かな生物多様性を有しており、トナカイ、ホッキョクグマ、ジャコウウシの住処になっています。また、何千年もの間、先住民が暮らしています。活動家で写真家のサブハンカー・バナージーに話を聞きます。彼はニューメキシコ大学でラナン語と美術と生態学の教授を務めています。

    dailynews date: 
    2017/12/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マーシー・ウィラー:マイク・フリンがFBIと司法取引すればロシア疑惑捜査への共和党の対策が決まる

    トランプ政権の元国家安全保障担当補佐官マイク・フリンがFBIに偽証したことを認めたとのニュースが少し前に入りました。この報道を予見していた国家安全保障専門のジャーナリスト、マーシー・ウィラーに話を聞きます。「これによりロシア疑惑捜査に対して共和党がどう対応するのかが大きく変わる可能性がある」と彼女は書いています。

    dailynews date: 
    2017/12/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプはティラーソン国務長官を更迭し イランや北朝鮮への挑発を強める計画か?

    ジョン・ケリー大統領首席補佐官が、レックス・ティラーソン国務長官を更迭してマイク・ポンぺオCIA 長官を後任に据える計画を立てていると報じられています。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、トランプ大統領はその場合、共和党のトム・コットン上院議員をポンぺオの後任としてCIA長官に指名するだろうとます。コットン議員は、国家安全保障に関しての大統領の重要な協力者です。サラ・ハッカビー・サンダース大統領報道官は昨日(11月30日)、この報道を否定しました。独立ジャーナリストのマーシー・ウィラーに話を聞きます。彼女のウェブサイト EmptyWheel.net は、国家安全保障と市民の自由について報道しています。新しい記事は"Throwing H2O on the Pompeo to State Move"(「ポンぺオの国務省入りに水をかける」)です。

    dailynews date: 
    2017/12/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • トランプ時代の反グローバル化:ジョーゼフ・スティグリッツが保護貿易主義なしの繁栄の共有を語る

    『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』の続編となる最新作Globalization and Its Diせいscontents Revisited: Anti-Globalization in the Era of Trump(『世界を不幸にしたグローバリズムの正体 再訪--トランプ時代の反グローバル化』)の中で、ノーベル経済学賞受賞のジョーゼフ・スティグリッツは、トランプが大統領となったことで、「彼は世界の経済秩序に手榴弾を投げ込んだ」と記しています。トランプが批判する自由貿易協定の影響について、スティグリッツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/30(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ノーベル経済学賞受賞のジョーゼフ・スティグリッツ:トランプの税制法案は不平等は悪化させ 抜け道が増える

    ノーベル経済学賞受賞のジョーゼフ・スティグリッツに、早ければ12月1日にも米議会が投票するとみられている共和党の税制改正案に対する批評を聞きます。広範にわたるこの法案は、トランプ大統領の家族を含む最富裕層に数十億ドル規模の減税の恩恵がある一方、医療費負担適正法(通称「オバマケア」)における健康保険への強制加入条項が廃止となります。スティグリッツはコロンビア大学教授で、シンクタンク「ルーズベルト研究所」(Roosevelt Institute)の首席エコノミストでもあります。ビル・クリントン政権では大統領経済諮問委員会の委員長を務めました。

    dailynews date: 
    2017/11/30(Thu)
    記事番号: 
    4
  • トランプのイスラム嫌悪のツイートは ムスリムを標的とした入国禁止令の裁判に影響するか?

    来週、2つの連邦控訴裁判所において、トランプ大統領による入国禁止令を巡る口頭弁論が予定されています。この入国禁止令では、8カ国出身の市民が米国への入国を制限されますが、その内6カ国はムスリムが大半を占める国です。受賞歴ある英国のジャーナリストでアルジャジーラ・イングリッシュのアンカーでもあるメフディ・ハサンが、イスラム嫌悪的内容のツイートと動画をトランプがリツイートしたことの裁判への影響を語ります。また彼は「トランプの言動は以前から変わっていない。我々は彼の言動に毎回驚いていてはいけない。彼は不安定で危険な人物であり、普通の大統領ではない。それを認識するべきだ」と言います。

    dailynews date: 
    2017/11/30(Thu)
    記事番号: 
    3
  • メフディ・ハサン サウジアラビアの皇太子を称賛するトーマス・フリードマンの「胸が悪くなるような」コラムを批判

    ニューヨークタイムズ紙のコラムニスト、トーマス・フリードマンによる論争の的となった論説Saudi Arabia’s Arab Spring, at Last(「ようやく訪れたサウジアラビアのアラブの春」)に対するアルジェジーラのメフディー・ハサンの反応を聞きます。ハサンはこの記事が信じられないほどサウジアラビアに同情的であるといいます。また、トランプがサウジと友好的な関係を築いているのは「彼が嘘つきで陰謀論者であるだけでなく、偽善者でもある」ということだと言います。更に「トランプはイスラム過激派テロのことを延々と問題視しながら、イスラム過激派のテロを思想的にも経済的にもどの国よりも熱心に支援してきたとサウジアラビアにはすり寄っている」と批判しています。

    dailynews date: 
    2017/11/30(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプが英国のヘイト・グループのビデオをシェアし国際的な非難を浴びる ホワイトハウスは大統領を擁護

    ドナルド・トランプ統領が11月29日、極右過激派グループ「ブリテン・ファースト」(Britain First)のリーダーがシェアした動画3本をリツイートしたことは、国際的に大きく非難されました。これらの動画は、ムスリムによる暴力行為を撮影したと称するもので、28日「ブリテン・ファースト」の副代表ジェイダ・フランセンが投稿したものです。フランセンは8月にベルファーストでヘイト・スピーチをした罪で数日前に逮捕されています。またフランセンは2016年にも、英国のルートンの街角で「キリスト教徒によるパトロール」と称しムスリムの店員を言葉で挑発し、宗教的差別に基づくハラスメントを行ったとして有罪判決を受けています。受賞歴を持つ英国のジャーナリストでアルジャジーラ・イングリッシュのアンカー、調査報道サイト『ジ・インターセプト』のコラムニストでもあるメフディ・ハサンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アメリカ先住民の女性 5人の子どもの母 オリビア・ローン・ベア ノースダコタ州の油田地帯で失踪

    ノースダコタ州の油田地帯で行方不明となっているもう一人のアメリカ先住民女性、オリビア・ローン・ベアの事件を見ていきます。兄(弟)のマシュー・ローン・ベアは、オリビアが10月25日ノースダコタ州ニュー・タウンで消息を絶って以来、毎日行われている捜索に携わっています。オリビア・ローン・ベアは5人の子どもの母親です。チェロキー族出身の作家であり法律家でもあるメアリー・キャスリン・ネイグルとも話します。

    dailynews date: 
    2017/11/29(Wed)
    記事番号: 
    6
  • チェロキー族の作家:トランプ大統領の「ポカホンタス」発言はアメリカの先住民女性に対する何世紀にもわたる植民地暴力の反映

    アメリカ先住民伝統月間(11月)も残り少なくなる中、トランプ大統領は先住民ネーションが聖地と見なす土地の掘削と採鉱への新たな道を開こうとしています。トランプ大統領は12月4日、ユタ州を訪問し、当地での鉱業活動を拡大するため、国定公園に指定されている「ベアーズ・イヤーズ地域」(Bears Ears)と「グランド・ステアーケース・エスカランテ」 ( Grand Staircase-Escalante )の指定範囲を縮減する計画を発表する予定です。アメリカ先住民のホピ、ナバホ・ネーション、ウテ・マウンテン・ウテ族、ズニのプエブロ、ウテ・インディアン族のすべてが、この計画を止めるために訴訟を起こすと表明しています。旅行に先立ち、トランプ大統領はホワイトハウスでの式典で、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員を「ポカホンタス」[米国人によく知られおなじみの歴史上の先住民女性]と呼んで揶揄しました。この式典は、第二次世界大戦中海兵隊に従軍し、部族にしか知られないナバホ語を使用して暗号情報を伝達したナバホ語暗号通信兵を表彰する行事でした。ウォーレン上院議員は、自分の家族はチェロキーの血を引いていると話しています。

    dailynews date: 
    2017/11/29(Wed)
    記事番号: 
    5

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