デイリーニュース

  • 独占放送:グアンタナモが設立11周年を迎える中、アルジャジーラのサミ・アルハジが米国による監禁と拷問の6年間の試練を語る

    グアタナモ米軍基地が外国人勾留者の収容施設として使用されるようになってから11年になりますが、グアンタナモに収容された唯一のジャーナリストであるサミ・アルハジへのデモクラシシー・ナウ!独占インタビューを放送します。彼はアルジャジーラのカメラマンで、2001年12月に仕事でアフガニスタンに行く途中、パキスタンで逮捕されました。罪状なしで6年間収容されたアルハジは、繰り返し拷問を受け、頭にフードを被せされ、犬に攻撃され、天井から吊るされました。取調官たちは彼に100回以上、アルジャジーラはアルカイダの隠れ蓑ではないのかと、質問しました。彼は2007年1月にハンガーストライキを始め、2008年5月に釈放されるまで438日間続けました。現在アルジャジーラの人権と公的自由部門長を務めるアルハジへの、デモクラシー・ナウ!の司会者エイミー・グッドマンによる貴重なインタビューを、カタールのドーハからお届けします。

    dailynews date: 
    2013/1/8(Tue)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • グアンタナモ閉鎖公約から4年、オバマはなぜ囚人の移送を禁じるNDAA法に署名したのか?

    グアンタナモ収容所を閉鎖すると公約をしてから4年、そして同収容所の設立から11年経って、オバマ大統領は、悪名高いこの収容所から米国本土へ連邦資金を使って被収容者を移送することを禁じる国防権限法(NDAA)に署名しました。グアンタナモに残っている166人の囚人のうち、86人はすでに釈放の許可が与えられています。オバマは、NDAAの更新に署名したものの、グアンタナモに関する条文には異議を唱えており、署名声明の中にこれらの条文を無効にする権限を維持すると述べています。しかし「憲法上の権利センター」(the Center for Constitutional Rights)の法務部長バハール・アズミは、オバマの発言は結局、単なる“報道用発言”にすぎないと言います。

    dailynews date: 
    2013/1/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ハッカー集団「アノニマス」が動画を流出 ストゥーベンビルでのレイプ疑惑とその隠蔽で

    オハイオ州ストゥーベンビルでは、去年8月の夜間に行われたパーティーで高校のフットボールチーム選手たちが意識を失っていた未成年の少女をレイプし、尿をかけたという疑いが持ち上がっています。少年たちは、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアサイトに自分たちの行動を書き記していました。しかし、高校のフットボールチームコーチをはじ、ストゥーベンビルの多く住民が選手たちの擁護にまわったため、ハッカー集団「アノニマス」が、謝罪をおこなわない限り、容疑者とみられる選手たちの個人情報を公表すると宣言しました。アノニマスはその後、ストゥーベンビル高校の男子学生が、被害を受けたとみられる人物についての冗談を言っている動画を公開しました。本日は3人のゲスト、性暴力撲滅のための国民同盟(NAESV)代表のモニカ・ジョンソン・ホスラー、 「アルターネット」共同編集者のクリステン・グウィン、そして「ハクティビスト(ハッカー活動家)」グループ「アノニマス」のメンバー、仮名「X」を迎えて話を聞きます。

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    2013/1/7(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チャック・ヘーゲル イスラエルとイラン政策の党方針への反対に上院タカ派議員が反発、指名難航か

    オバマ大統領は本日、レオン・パネッタ国防長官の後任に共和党の元上院議員(ネブラスカ州)のチャック・へーゲルの指名を発表すると見られています。ベトナム戦争帰還兵で上院議員を3期務めたヘーゲルは、イスラエルについての見解と対イラン政策をめぐり右派から批判を受けており、また、1998年に政府内の同性愛者に対する中傷的な発言を行った件で革新派からも批判を受けています。この件に関してヘーゲルはようやく最近になって謝罪しました。イスラエルとイラン、そして軍事費に対する彼の見解に神経を逆なでされた共和党と民主党タカ派が反対を表明しているため、ヘーゲルの指名は難航する可能性があります。本日は、ウェブサイト「デイリー・ビースト」の中東ブログ「オープン・シオン 」で編集主任を務めるアリ・ガリブに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/7(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オバマ政権のチェイニー?「暗殺の帝王」ジョン・ブレナン、無人機戦争と拷問をCIA承認にさせるか

    別名「暗殺の帝王」と呼ばれ、現在CIA長官候補に挙がっているジョン・ブレナンは、密かに行われている無人機戦争から無線監視にいたるまで、同時多発テロ後の米国で最も物議の的になっているいくつかの政策を支える重要な役割を担っていました。ブレナンは、2008年にオバマが初めて大統領に当選した際にもCIA長官に指名されると噂されましたが、ジョージ・W・ブッシュ元大統領政権下でCIAの高官として果たした役割、そして通称「強化尋問テクニック( enhanced interrogation techniques)」や「特例拘置引き渡し」などのCIA政策を公に支援したことに対する抗議を受けて、候補辞退を余儀なくされました。「エンプティー・ウィール・ネット」というウェブサイトの調査ブロガー、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。ウィーラーは、ブレナンの指名は「バラック・オバマ大統領がどれほど非情な人物になったか、そして彼の政策が実はどれほどブッシュ・チェイニー政策の踏襲にすぎないかを示す証」と語ります。

    dailynews date: 
    2013/1/7(Mon)
    記事番号: 
    1
  • フラッキングは安全か? NY州の一時停止措置の期限が迫る異論の多い天然ガス採掘方法について討論

    米国の天然ガス・ブームの背景には、水圧破砕法あるいは「フラッキング」と呼ばれる異論の多い天然ガス採掘方法の利用があります。ハリウッドの新作ドラマ「プロミスド・ランド」の中で実態が綿密に調査され、ニューヨーク州では4年間の採掘一時中断措置がもうじき解除されるため激しい抵抗が起きています。賛成派は、米国のエネルギー独立と新しい採掘、ガスプロジェクトで低迷している地方都市を活性化させるためにフラッキングは必要不可欠なものだと主張しています。しかし、反対派は、採掘で用いられた何億ガロンもの化学処理された水が飲料水や農耕地などを汚染すると警告しています。米国海洋大気庁とコロラド大学による新しい調査によると、強い温室効果のあるメタンガスがガス採掘場から以前よりもより高い確率で吹き出す恐れがある模様です。この白熱した議論をお届けするため、フラッキングに賛成と反対の両派から2人ずつお招きして討論会を開きます。

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    2013/1/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 第113回米議会で宣誓就任が行われる 米国史上最も多様だが革新的ではない

    本日は、先日行われた新会期(第113回米議会)の宣誓就任をネイション誌の政治記者ジョン・ニコルズとともに見ていきたいと思います。下院では435議席のうち女性議員が81名(うち民主党員61名)、上院では100議席のうち女性議員が20名になりました。アフリカ系アメリカ人の議員は下院で44名、上院では1名になります。ラテン系アメリカ人は下院で9名の議員が加わって総数28、上院では3議席(うち2名が共和党)を占め、ラテン系議員の数は史上最多となりました。また新議会には、同性愛者であることを公表している初めての上院議員ウィスコンシン州選出の民主党タミー・バールドウィン議員や、両性愛者であることを公表している初めての下院議員アリゾナ州選出のクリスチャン・シネマ議員、そして宗教的にも仏教徒2名、ヒンドゥー教徒1名、イスラム教徒数名と多様性が増しています。民主党の上院議員の中では、白人男性が初めて半数以下になりました。「ただし、単に米議会で多様化が進んだからと言って、よりよい結果が生まれるはずだという短絡的な思い込みには走らないように注意しなければいけない」とニコルズは語り、議会で早々に着手されると予想されるフィリバスター(議事妨害)戦術の防止に向けた改革の重要性を強調します

    dailynews date: 
    2013/1/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 2012年を振り返る:異常気象、銃乱射、無人機戦争、”黒い金”の1年

    本日は、2012年を振り返って行きます。米国史上最も多額の資金が費やされた選挙では、オバマ大統領がミット・ロムニー候補を破り、共和党にとりわけ女性や移民の政策見直しを迫りました。主要政党の大統領候補は演説で気候変動について言及しませんでしたが、2012年は、北極圏の氷の融解、巨大ハリケーン「サンディー」やフィリピンを直撃した大型台風など異常気象の1年でもありました。本年はまた、コロラド州オーロラ市、ウィスコンシン州のシーク教寺院、そしてコネチカット州ニュータウン市のサンディー・フック小学校で銃乱射事件が起こった年として人々の心に残るでしょう。フロリダ州の丸腰の少年トレイボン・マーティンの射殺をめぐっては、当初警察が犯人のジョージ・ジマーマンの逮捕を拒否したため、全国でデモが起こりました。オバマ大統領が無人機攻撃を密かに拡大しつつある中で、米軍のアフガニスタンにおける戦争は12年目に突入しました。

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    2012/12/31(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 露見ウォルマート 死者の出た工場火災の後、安全向上を約束するも 改善策を妨害

    少なくとも111名の死者が出たバングラデシュの縫製工場火災の後、ウォルマートは同社の衣料品納入業者の安全対策改善を約束しました。しかし工場内で発見された監査報告書は、ウォルマートへの供給プロセス自体に根本的な問題があり、そのために安全環境の改善が回避されてしまう仕組みを明らかにしています。ニューヨーク・タイムズ紙の労働関連記者スティーブン・グリーンハウスは、最新の調査記事、"As Walmart Makes Safety Vows, It’s Seen as Obstacle to Change"(「安全改善を誓ったウォルマート 自ら変革の障害に」)の中で、「ウォルマートの主要な監視会社、監査会社のひとつは、こう認めました。『われわれは、工場に非常口が設置されているかや、屋外非常階段、耐火処理、防煙処理のされた屋内非常階段の有無でさえ確認しません。この工場には屋外の非常階段も、屋内の火災用非常階段もない』。」と報じています。

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    2013/1/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • インドの集団レイプ犯 殺人罪で起訴 女性の権利拡大を求めるデモが巻き起る

    インドで、23歳の学生を走行中のバス中で誘拐、集団レイプ、殺害したとして男性5人が正式に起訴されました。被害者の女性は12月16日に起ったレイプで必要なほど激しい傷を負い腸管移植を受けましたが、結局、重度の臓器不全で死亡しました。「怒りと憤激が、積もりに積もった結果だったと思います」と、性的暴力への反対デモまとめ役の中心である「全印進歩的女性協会」(All India Progressive Women’s Association)のカヴィタ・クリシュナンは、この事件がインドで激しい抗議を巻き起こした理由を説明します。「ごく普通の行動をとっていた女性が、被害者でした。友人と映画を観た後、バスで帰宅する途中で被害にあった。これが非常に多くの同情を集めました。大勢の人が自分のことのように感じたのです……。みな、名も知らぬ今回の被害者に、強い繋がりを感じたのだと思います」今回の集団レイプ事件で、インドの他の性的暴力事件にも注目が集まっています。インド全体の犯罪統計によれば、インドでは20分に1人の女性がレイプ被害にあっています。「進行中の社会的、経済的、文化的変化による影響も考察すべきすべきだと思います。グローバル化や、人口の移動、消費拡大、簡単に手にはいるメディア表現などです」とボストンのマサチューセッツ大学女性学助教授エローラ・チャウドリーは言います。

    dailynews date: 
    2013/1/3(Thu)
    記事番号: 
    1

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