デイリーニュース

  • エジプトの国民投票第1回投票が終了 不正あったと専門家は再投票要求

    エジプトで15日、賛否両論のある新憲法案をめぐる国民投票が行われました。非公式の暫定結果によると、第1回投票の投票率はたったの31%で、そのうち法案賛成派は57%でした。第2回投票は今週の土曜日に残りの地域で行われる予定です。人権団体の連合組織は、公平な監視がなされていないなど、投票所での違反行為についての苦情が数千件に上ったことを理由に、再投票を要求しています。デモクラシー・ナウ!特派員のシャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから報告します。

    dailynews date: 
    2012/12/17(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 討論:ニュータウン銃乱射事件、米国史上最悪の小学校銃乱射事件は銃規制強化を促すか

    警察当局は、ニュータウン銃乱射事件のアダム・ランザ容疑者(20)が、米軍のM4カービンと類似したセミオートのブッシュマスター・アサルトライフルを使用したと発表しました。ランザは、グロッグ9ミリ・セミオート拳銃とシグ・ザウエルの2丁の拳銃も所持していました。事件は、全米ライフル協会(NRA)に続いて2番目に影響力のある銃擁護団体、全米競技射撃財団(National Shooting Sports Foundation)からわずか数マイルの場所で起きました。米国銃所有者協会(Gun Owners of America)の連邦ロビイスト代表のジョン・ベレコと、銃暴力阻止連盟(Coalition to Stop Gun Violence)の立法担当秘書で草の根コーディネーターのクリスチャン・ハイネを迎え、銃規制について討論を行います。また、Glock : The Rise of America’s Gun(『グロック:米国の銃の興隆』)の著者ポール・バレットにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「これ以上見過ごすことはできない」:オバマ大統領、米史上最悪の小学校銃乱射事件で行動を約束

    14日にコネチカット州ニュータウンで起きた米国史上最悪の小学校銃乱射事件で、小学1年生20人と学校職員6人が殺害されました。死亡した児童は、6歳から7歳で、全員複数回にわたり銃撃を受けていました。16日の夜に行われた犠牲者の追悼集会で、オバマ大統領は、米国内での銃による暴力撲滅へのなんらかの行動を約束しました。「このようなことをこれ以上見過ごすことはできない。このような悲劇を終わらせなればならない。終わらせるためには、私たちが変わらなければいけない…このような惨劇に対して私たちは無力で、政治的に難しすぎる?私たちはそのように認める覚悟が本当にできているのでしょうか。毎年のように私たちの子どもたちを脅かすこのような暴力は我々の自由の代償だ、と認める覚悟が出来ているでしょうか」とオバマ大統領は語りました。ブルームバーグ・ビジネスウィークの編集次長でGlock : The Rise of America’s Gun(『グロック:米国の銃の興隆』)の著者であるポール・バレットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • オバマ政権はアフガニスタンでの「永続的プレゼンス」を準備 米平和活動家たちは戦争犠牲者との絆構築

    すでに 米国史上最長となっているアフガニスタン戦争を米軍はさらに延長する構えですが、その一方で米国内と現地の平和運動に新たな絆が生まれつつあります。「アフガン・ピース・ボランティアズ」( Afghan Peace Volunteers)という団体が国際的な平和活動家を招き、「アフガニスタンの平和のための200万人の友人たち(2 Million Friends for Peace in Afghanistan)」運動を立ち上げました。これは過去40年に及ぶ戦争と占領で殺されたアフガニスタン人の数を思い出させるものです。アフガニスタンから最近帰還した米国の2人の平和活動家に話を聞きます。アン・ライトは引退した陸軍大佐で米外交官として2001年の在アフガニスタン米大使館の再開を見守った人です。ジョン・ディアはカトリックの司祭で長年にわたる平和活動家です。最近ではデズモンド・ツツ大司教によってノーベル平和賞の候補になりました。

    dailynews date: 
    2012/12/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • FCC前議長マイケル・コップス 多様性を嫌う一貫したメディア統廃合の動きを語る

    連邦通信委員会(FCC)前議長マイケル・コップスを招いて、メディアの所有規制を緩和し一段の統廃合への道を開こうとするFCCの姿勢に対し、反対が拡大している現状について聞きます。ジュリアス・ジェナカウスキーFCC議長は11月、長年禁止されてきたクロスオーナーシップ(一つの市町村において、テレビと新聞を同一資本が同時に所有すること)を緩和する計画を示しました。これに対し公益団体や議員たちから厳しい批判が起きています。コップスは歴代FCC委員の中でも最長の在任期間を誇り、現在は非営利のアドボカシー団体コモンコーズ(Common Cause)で「メディアと民主主義の改革イニシアチブ」を率いています。

    dailynews date: 
    2012/12/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ディーン・ベイカー:オバマ対共和党の歳出対決の最大の神話は「財政の崖」そのもの

    ホワイトハウスと下院議長ジョン・ベイナーの間で交渉が続く中、いわゆる「財政の崖」に関する神話について有力エコノミストのディーン・ベイカーに聞きます。「崖」まで2週間と少しを残すだけになった今、オバマ大統領は所得税の2大項目の税率を即座に引き上げることが、歳出削減と公的扶助の見直しについて更なる議論に入るための条件だとしています。しかしベイナー議長は州政府の「無駄遣い」こそが合意を妨げる最大の障害であるとして、ホワイトハウスに対し具体的な歳出削減項目の明示を迫っています。「年末までに合意に至らなければ経済は失速し不況になるという説は、ひどい欺瞞だ」と、経済と政策調査センター(Center for Economic and Policy Research)共同理事長のベイカーは言います。「この考えの基本にあるのは、私たちは年間を通じて何の合意に至らないということです。でも12月31日までに合意できないからといって、来年の2013年12月31日まで何の合意にも至らないということにはなりません」

    dailynews date: 
    2012/12/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 俳優ピーター・コヨーテ クリントン大統領に拒否されたレナード・ペルティエ恩赦を オバマ大統領に再要請

    投獄され37年になるネイティブ・アメリカン活動家レナード・ペルティエに恩赦を与えるよう、オバマ大統領に要請する声が再度高まっています。12月14日、歌手のハリー・ベラフォンテとピート・シーガーの主催で、「2012年年内にレナード・ペルティエを取り戻すコンサート」がニューヨークのビーコン・シアターで開催される予定です。37年に渡るペルティエの試練を訴えるとともに、オバマ大統領の恩赦権行使が求められるでしょう。俳優としてもナレーターとしても高い評価を受けるピーター・コヨーテに話をききます。コヨーテはペルティエの長年の友人であり支援を続けてきました。コヨーテは、俳優、文筆家として政治活動にも熱心に取り組み、また、修行を積んだ禅僧でもあります。最新作はナレーターを務めたケン・バーンズ制作のミニシリーズThe Dust Bowl(『ザ・ダスト・ボウル』)です。

    dailynews date: 
    2012/12/13(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 独占:ネイティブ・アメリカン活動家レナード・ペルティエに与えられることのなかった恩赦 嘆願の動き

    年末、米国では伝統的に善意と寛容の気分は政府上層部にまで行き渡り、例年大統領が1年で一番多く受刑者に恩赦を与える慣わしになっています。12月14日、多くの俳優、ミュージシャン、活動家が集結し、米国で有名な長年投獄されたままのレナード・ペルティエの恩赦を求める予定です。ネイティブ・アメリカン活動家で「アメリカン・インディアン運動」(The American Indian Movement)の元メンバーだったペルティエは、1975年のサウスダコタ州パイン・リッジ・インディアン居留地での銃撃戦で、FBI捜査官2名の殺害を幇助したとして有罪判決を受けました。ペルティエは長いあいだ無罪を主張してきました。アムネスティ・インターナショナルは、彼は公正な裁判をされなかった政治犯と見なしています。ドイツ人ジャーナリスト、クラウス・ベーガートによる、ペルティエのインタビュー動画を初公開します。

    dailynews date: 
    2012/12/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • マット・タイビに聞く: Libor不正操作スキャンダル じり貧の共和党にとってデミント上院議員引退の意味

    英銀行HSBCの19億ドルの罰金がニュースになる中、ロンドンでは、国際的銀行16行が銀行間の世界的金利を数十兆ドルの取引で不正操作した件の国際的捜査で、地位のそれほど高くない銀行員3名が逮捕されました。Libor(ライボー)と呼ばれる、ロンドン銀行間取引金利は、銀行間の借り入れに適応される平均金利です。ローリングストーン誌に寄稿するジャーナリストで、Griftopia: A Story of Bankers, Politicians, and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力掌握』)の著者マット・タイビに話を聞きます。共和党のサウスカロライナ州選出ティーパーティー派上院議員ジム・デミントの引退についても、タイビの意見を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • マット・タイビ:8億ドルの麻薬資金洗浄をしても刑務所に行かないHSBC重役

    大手銀行HSBCは、メキシコの麻薬密売組織や、アル・カイダなどと関連する組織の10億ドル以上を資金洗浄したにもかかわらず、訴追を逃れました。不正行為が行われた証拠があったにもかかわらず、米司法省は同銀行を起訴せず、19億ドルの罰金を科すだけに終わりました。HSBCの経営陣も誰も起訴されませんでした。ローリングストーン誌に寄稿するジャーナリストで、Griftopia: A Story of Bankers, Politicians, and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力掌握』)の著者マット・タイビに話を聞きます。「アメリカでは色々なばかげた罪状によって懲役を科されます。」とタイビは言います。「しかし銀行が8億ドルのドラッグ関連の資金洗浄をしても、一人も刑務所送りにできない?これは、あるものすごいメッセージを、金融業界だけでなく、みんなに送っているようなものです。 はっきりとしたダブル・スタンダードです。片や法律を好きなだけ破ってもお咎め無しのグループがいるのに、それ以外の人は一つでも違反を犯せば刑務所送りになる。」

    dailynews date: 
    2012/12/13(Thu)
    記事番号: 
    1

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