11月の投票では、コロラド州とワシントン州で嗜好用のマリファナを合法化するという米国史上初の結果となりました。この結果が出る前から、18の州とコロンビア特別区では医療用マリファナ使用が可能でした。今回の合法化が、マリファナ使用禁止が解ける前触れになるか、多くの人が見定めようとしています。一方で、連邦政府は未だマリファナを違法ドラッグと見なしており、オバマ政権も警察の医療用マリファナをも含めた取り締まへの支持を表明しています。マリファナがうつや癌性の腫瘍などを含めた幅広い症状の治療に効果的であるという研究結果を、政府は無視した形です。調査報道のベテラン記者で多数の著書を持つマーティン・リーに詳しい話を聞きます。リー記者の最新作はSmoke Signals: A Social History of Marijuana — Medical, Recreational and Scientific(『スモーク・シグナル:マリファナの社会史―医療用、嗜好用、科学的使用まで』)