デイリーニュース

  • 先住民保護活動家は「命をかけて」アマゾンを守ろうとしている

    12月第1週はスウェーデンのストックホルムから、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。この賞の2019年の受賞者の1人は先住民ヤノマミ族の指導者ダビ・コペンナワと、彼が共同設立した団体「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。ライト・ライブリフッド財団は「アマゾンの森林と生物多様性と、そこに住む先住民の土地と文化を保護するという彼らの勇敢な決断」を称賛しています。今回の受賞の一方で、ブラジル先住民の森林保護活動家と孤立部族への攻撃が増加しています。11月にはパウロ・ポーリーノ・グアハハラという名前の先住民の森林保護活動家が木材の不法伐採者によってアマゾンで射殺されました。この一番新しい事件に見られるような先住民土地保護活動家を標的にした暴力は、2018年にブラジルの極右大統領ジャイール・ボルソナーロが選出されて以来増え続けています。1ヵ月前、複数の人権保護団体が公開書簡によって、アマゾン最後の孤立部族が、森を焼き尽くす火事と彼らの領地への侵略の増加によって「民族粛清」の危機に直面していると警告しました。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    4
  • イェトネバシュ・ニグシ:障害者の普遍的人権のために闘う盲目のエチオピア人弁護士

    12月3日は「国際障害者デー」です。「残念ながら、障害に基づいた差別は依然として世界的現象です」と、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞を2017年に受賞したエチオピア人の弁護士で障害者の権利の活動家イェトネバシュ・ニグシは言います。ニグシは団体「世界のための光」(Light for the World)で代弁擁護と人権部門の責任者を務め、「エチオピア盲人協会」(Ethiopian National Association of the Blind)女性支部の元会長です。彼女は今年のライト・ライブリフッド賞受賞者を祝うために世界中から集まった元受賞者の1人です。今年の受賞者は、スウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥンベリ、サハラウィー人の人権活動家アミナトウ・ハイダー、中国人の女性人権弁護士グオ・ジャンメイ(郭建梅)、 アマゾンの生物多様性と先住民を保護する活動を行なっている先住民指導者ダビ・コペンナワと「ヤノマミ・フトゥカラ協会」(Yanomami Hutukara Association)です。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「私たちは世界的な緊急事態に直面している」:グレタ・トゥンベリが気候会議に出席するために欧州に帰着

    スウェーデンのストックホルムから、 “もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。2019年の受賞者には16歳のスウェーデン人の気候活動家グレタ・トゥンベリが含まれています。彼女は、航空機によるカーボンフットプリントの高い旅を拒否し、48フィートの双胴船「ラ・バガボンド」で3週間の大西洋横断の旅を終え、ポルトガルのリスボンに到着したばかりです。トゥンベリは気候変動枠組条約締約国会議(COP25)に参加するためチリのサンチアゴに向かっていましたが、その途中で、地下鉄料金の値上げ法案に対する大規模デモのために会議の場所が突然変更になりました。彼女はリスボンに到着すると、マドリッドでこれから行われる気候会議に若者たちが参加できるようにすると約束し、他の若い気候活動家たちにスローガンを掲げました。「私たちは会議の場で、民衆の声、特に南の途上国からの声が確実に聞かれるようにしたい」と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 私の世代は「もうたくさん」と発言すべき スウェーデンの気候活動家が語る「未来のための金曜日」

    スウェーデンのストックホルムから、“もうひとつのノーベル賞 ” として広く知られているライト・ライブリフッド賞の40周年記念の模様を放送します。2019年の受賞者には16歳のスウェーデン人気候活動家グレタ・トゥンベリが含まれています。彼女がストックホルムで気候のための学校ストライキを始めてから1年以上が経ちます。ストライキは、気候に関する思い切った行動を求め、学校に行かずに毎日国会議事堂の外に立つようになったことから始まりました。彼女の抵抗運動はすぐに世界的な運動になり、世界中の数百万人の若者たちが気候危機を食い止めるための迅速な行動を求めて学校を休み、街頭デモを行ないました。グレタは、スペインのマドリッドで行なわれる2019年気候変動枠組条約締約国会議(COP25)に参加するため、約3週間の大西洋横断の船旅を終え、ポルトガルのリスボンに到着したところです。「未来のための金曜日」(Fridays For Future Sweden)の18歳の気候活動家で、ストックホルムでグレタ・トゥンべリと共にデモ行進した高校生のエル・ジャ―ルに話を聞きます。エルは他の若い気候活動家たちと共に、グレタの代わりに12月4日にライト・ライブリフッド賞を受賞する予定です。

    dailynews date: 
    2019/12/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新自由主義と腐敗に抗議して立ち上がる世界:タリク・アリが今日の抗議の根源について語る

    歴史家であり活動家であるタリク・アリが、チリ、コロンビア、イラクそしてレバノンなど、世界各地で起こっている抗議活動について話します。「こうした抗議活動は極めて重要です。新しい世代が政治機構から完全に疎外されていることを露わにするからです」とアリは話しています。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    3
  • タリク・アリが語る英国総選挙 コービンの「ラディカルな社会民主主義プログラム」 極右の台頭

    10日後に迫ったイギリスの総選挙は、EU離脱だけでなく同国の将来にも大きな影響をもたらすとみられます。有権者は著しく異なる二人の候補者のどちらかに投票することになります。右派の保守党党首ボリス・ジョンソンと左派の労働党党首ジェレミー・コービンです。コービンは最近、大胆な選挙公約を発表し、イギリスの改革と公共セクターの再生を約束しました。教育と医療支出の増加とインフラ投資のために富裕層に対する1000億ドル規模の増税を提案しています。著名な活動家、映画製作者、作家、「ニューレフト・レビュー」編集者でもあるタリク・アリから詳しく聞きます。アリは、保守党は「極右に乗っ取られ」、コービンの労働党は「大胆な社会民主主義的プログラムを推進している」と言います。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イラクの首相が辞任 しかし体制の見直しを求める若者主導のデモは続く

    イラクでは1日、議会がアーディル・アブドゥルマフディー首相の辞任を承認しました。しかし翌日も反政府抗議が続いています。バグダッドのタハリール広場では11月30日、首相が辞任の意向を表明する一方で新内閣発足まで暫定的に現在の地位に留まるとしたことをうけ、抗議の花火が上がりました。辞任表明の2日前、南部ナシリヤとナジャフで少なくとも44名が治安部隊によって殺害され、27日夜にはナジャフのイラン領事館が焼打ちに遭いました。流血の事態となった弾圧をうけてシーア派最高権威で精神的指導者アリー・シスタニ師は、首相への信任を取り消すことをイラク議会に要請、暴力の継続はイラクに内戦をもたらしかねないと警告しました。イラクでは10月に広範な地域で反政府デモが始まって以来、これまでに400人以上の抗議者が殺害され、1万5千人以上が負傷しています。ガーディアン紙の通信員でイラク人ジャーナリストのガイス・アブドゥル=アハド、バグダード出身の詩人、小説家、翻訳者、学者であるシナン・アントゥーンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • デイビッド・バーン ブロードウェイ作品『アメリカンユートピア』 トーキング・ヘッズ リーズンズ・トゥー・ビー・チアフルなど

    著名なミュージシャンでアーティスト、サイクリング愛好家、そして今やブロードウェイスターとなったデイビッド・バーンと1時間まるごと話します。彼の『アメリカンユートピア』という新作ブロードウェイ・ショーがヒットしています。この作品の元になったのは、最近のバーンのワールドツアーで、英国の音楽雑誌NME(ニュー・ミュージカル・エクスプレス)は、このツアーを「おそらく史上最高のライブショー」と絶賛しました。作品のプロダクション、革新的なバンド、トーキング・ヘッズのメンバーとして過ごした時期、彼のウエブサイトReasons to Be Cheerful(陽気でいる理由)、グレタ・トゥーンベリについてなどを話します。

    dailynews date: 
    2019/11/29(Fri)
    記事番号: 
    16
  • アルンダティ・ロイ:インドを乗っ取りつつある影の規模と形を口で説明するのは難しい

    人権保護グループは、今年8月にカシミール地方の特別な自治権が剥奪されて以来、インド政府が広範囲に渡る拷問、超法規的殺害、専制的な逮捕その他の犯罪行為を行っていると非難しています。著名なインドの作家アルンダティ・ロイにカシミール地方における弾圧、インドで台頭する独裁政治やその他の問題について話を聞きます。

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    2019/11/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 我々の歴史こそが未来だ:ラコタ族の歴史家ニック・エスティス 感謝祭と先住民の抵抗運動を語る

    ラコタ族の歴史家ニック・エスティスが米国の感謝祭と自身の著書Our History Is the Future(『我々の歴史こそが未来だ』)について語ります。エスティスは先住民の抵抗運動グループ、レッド・ネイション(The Red Nation)の共同創設者で、ローワー・ブルール・スー族の市民です。

    dailynews date: 
    2019/11/28(Thu)
    記事番号: 
    1

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