デイリーニュース

  • 独占放送:訴追のリスクを承知で米空軍内部告発者が警告 「ドローン戦争は民間人を殺傷し、テロを煽る」

    米国のドローン戦術は「憎悪をあおりたて、テロを誘発しISISのような集団を生み出した」のでしょうか? そのように断言するのは、初めて一緒に声をあげた4人の元米国空軍兵士です。4人はオバマ大統領宛の書簡で、米国のドローン・作戦はテロリズムをかき立てる最大の原動力の一つになっていると警告しました。オバマ政権はドローン作戦の有効性を偽っていると彼らは訴え、ドローン作戦は殺人能力は高いが、残念ながら狙った相手ではないと指摘します。現政権は政府の内部告発者に対し過去に例を見ない強硬な措置をとっているため、この4人のドローン戦争経験者も訴追される危険があります。今回のデモクラシー・ナウ! の独占放送は、4人の初めての長時間インタビューとなります。

    dailynews date: 
    2015/11/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • バマコ人質事件:米国支援のリビア介入で近隣のマリ共和国にまで混乱が広がった経緯

    マリ共和国では、イスラム過激派と見られる武装集団が首都バマコの高級ホテルを襲撃、180人以上を人質にとりました。マリ特殊部隊の救出作戦では、ホテル内に立てこもる武装集団と銃撃戦になりました。報道によれば人質数十人が救出されたものの、これまで少なくとも3人の死亡が確認されています。マリは2012年にイスラム系武装集団が北部地域を占拠して以来、過激派に悩まされています。翌年、フランス主導の介入で同地域を武装集団から奪回したものの、国内各地では襲撃がやみませんでした。バマコ人質事件の背景について、アフリカに拡大する米国の戦場について研究したTomorrow’s Battlefield: U.S. Proxy Wars and Secret Ops in Africa(『明日の戦場:アフリカでの米代理戦争と秘密作戦』)の著者ニック・タースに話を聞きます。米軍は現在アフリカ54カ国中の9割以上の国々に関わっています。タースは、米が支援したリビア介入が、現在もつづく近隣国マリでの武装集団襲撃の動機となった背景を説明します。

    dailynews date: 
    2015/11/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド: 戦争への太鼓を鳴らす「従順」なメディアとムスリムに罪を着せる「卑劣な」 反ムスリム派

    パリ攻撃後、メディア報道は政府の主張を無批判に伝え、国家権力拡大を正当化し、そして少数による行動の責任をムスリム・コミュニティ全体に押しつけるという、お馴染みのパターンとなっています。自分たちに有利なように人々の恐怖を利用するメディアのやり方、反ムスリム派による「卑劣」なスケープゴード化、自称「イスラム国」のルーツ、そして戦争で暴利をむさぼる者について、ピュリッツァー賞にも輝くジャーナリストで、調査報道サイト「インターセプト」共同創設者のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。「テロリスト攻撃が起こるたびに、西側の指導者たちはそれを利用して、戦争を拡大するのです」とグリーンウォルドは言います。「それはつまり、武器を売る企業に大量の税金を渡すということを意味します。ですから投資家は、今回の事件の結果として、シリアでの空爆が拡大されれば、恩恵を受けるのは米市民や西側諸国の市民ではなく、もちろんシリア市民でもなく、主に軍産業複合体であることをはっきりと認識しているのです」

    dailynews date: 
    2015/11/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • グレン・グリーンウォルド: パリ攻撃を言い訳に 市民への監視を正当化しスノーデンを非難する「恥知らずな」米官僚たち 

    パリ攻撃の後、フランスおよびベルギー当局は国家権力拡大に動いていますが、米当局のトップも、市民への監視を正当化するとともに、監視への反対意見をはねつけています。11月18日FBIのジェームズ・コーミー長官は、パリ攻撃犯らが暗号化を利用した証拠はないにもかかわらず、諜報機関および警察関係者はスマホの暗号化された情報へのアクセスが必要だと発言しました。一方で、今回の攻撃を国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデン批判に利用する者もいます。先日CIAのジョン・ブレナン長官は、大量監視を暴かれたことでテロリスト発見が更に困難になったという趣旨の発言をし、元CIA長官のジェームズ・ウールジーは、殺戮の責任の一端はスノーデンにもあると言っています。「諜報機関や軍関係者がこんな白々しい嘘をつくのは2002から03年以来です。この時は米国の世論をイラク侵攻へ動かすために、完全な虚飾を基にしたプロパガンダを宣伝していました」と、スノーデンの漏えい情報を元にNSAの大量監視を暴露しピュリッツァー賞を受賞した、調査報道サイト「インターセプト」のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドは言います。「このような発言は全くショッキングです」

    dailynews date: 
    2015/11/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • パリでの国連気候変動会議開催に先立ち気候変動活動家抗議行動の続行を断言

    パリでの襲撃事件の余波が続く中、気候変動活動家たちとフランス政府は国連気候変動会議直前の11月29日に予定されている大規模なデモ行進に関して、対立しています。フランス当局は公共のデモや行進を縮小するよう威嚇していますが、気候変動の活動家たちは非常事態のさなかでも、抗議する権利と言論の自由を主張しています。クライメット・アクション・ネットワークのフランス支部で国際政策担当のアリックス・マズニーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    6
  • 最高裁が重要なテキサス州の妊娠中絶訴訟を受理 バーバラ・リー議員が低所得者層の女性へのリプロダクティブヘルス医療の拡充を主張

    新たな調査で、テキサス州で少なくとも10万人、多ければ24万人もの女性が自為堕胎を試みていたことがわかりました。2013年に厳しい中絶禁止法の可決を受けて、テキサス州内の約半分の妊娠中絶医院が閉鎖された後の調査結果です。13日に連邦最高裁判所は医療従事者たちが起こしたテキサス州の法を違憲とする訴訟を審理することに合意し、ロー対ウェイド事件(訳注:1973年に最高裁判所において、米国憲法修正第14条が女性の堕胎の権利を保障しているとの判決が下り、妊娠中絶を規制する米国内の法律の大部分を違憲とした)以来の重大な妊娠中絶めぐる裁判になりそうです。カリフォルニア州選出のバーバラ・リー下院議員は、7月に、中絶の費用に連邦政府の補助金を使うことを禁止した(訳注:近親相姦、強姦、母体保護など緊急性を要する場合を除く)ハイド修正条項を廃止することにより、妊娠中絶の権利を拡充させる法案を提出しました。「右派は、女性の権利を奪い去ろうとしています。女性に対して戦争が仕掛けられていますが、そんなことはさせません。だから反撃が必要です」とリーは述べます。「私たちは攻勢です。いつか、そう遠くないうちに、低所得層の女性が性と生殖に関する医療サービスを完全かつ確実に利用できるようにしようとしてします。」

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 9.11以降、無制限な戦争に唯一の反対票を投じたバーバラ・リー下院議員 新たな軍事行動を問う議論を要求

    14年前、カリフォルニア州選出民主党下院議員のバーバラ・リーは米国のアフガニスタン侵攻に唯一の反対票を投じました。リー下院議員は、9.11同時多発テロの3日後に連邦議会で演説を行い、次のように述べました。「我が国は現在、喪に服しています。少しの間、一歩退いてみようと発言する人がいるべきです。少し立ち止まって、今日の私たちの措置がどんな結果を引き起こすかよく考えてみましょう。事態が制御不能に陥らないように。」現在、リー下院議員は、武力行使を承認した、2001年と2002年の議決が無限に続く戦争への白紙の小切手として利用されてきたとし、承認の撤回を求めています。

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米国の品格が問われるとき:バーバラ・リー下院議員が難民受け入れ反対の取り組みを一蹴

    ポール・ライアン下院議長と上院院内総務のミッチ・マコーネルは米国内でのシリア難民受け入れ計画の停止を要求しています。一方、米国の少なくとも27州の州知事は自州へのシリア難民の受け入れを拒否すると表明しています。カリフォルニア州の民主党下院議員のバーバラ・リーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 命がけの旅: 無事にヨーロッパへ辿り着くために難民家族が負うリスクを捉えた衝撃的なビデオ

    2015年に入ってから、 80万人以上の難民が避難所を求め海を渡ってヨーロッパに到着しています。ヒュマン・ライツ・ウォッチはその苦難の旅を捉えた短編映像を制作しました。タイトルは、Desperate Journey: Europe’s Refugee Crisis(『命がけの旅:ヨーロッパの難民危機』)。ヒューマン・ライツ・ウォッチのジュディス・サンダーランドがナレーションを担当しています。

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 避難民はテロリストではない:シリアとイラクからの戦争難民受け入れ拒否の動きをヒューマン・ライツ・ウォッチが非難

    13日パリで起きた多数の犠牲者を出した襲撃事件により、国境閉鎖、ならびに、シリアから逃れてくる難民の受け入れ拒否を求める声がまきおこっています。シリアでは、すでに4百万人以上が戦争で破壊された国を離れています。オバマ大統領はシリア難民の米国入国を阻止しようとする取り組みは、「やってはいけないことで、アメリカの価値観に反している」と発言しました。「宗教のテストをし、キリスト教徒だと証明できた人だけを受け入れるという提案は、やってはいけないことで、アメリカの価値観に反している」、「この論争の過程で口にされてきたいくつかの論は、イスラム国の兵士募集にとって格好の材料になりうるものだ」と述べています。ヒューマン・ライツ・ウォッチの緊急事態担当ディレクターのピーター・ブカートに話を聞きます。ブカートはこの数カ月間、バルカン半島諸国とギリシャで難民たちの声を聞きました。その多くがシリア、アフガニスタン、イラクから逃れてきた人々です。

    dailynews date: 
    2015/11/18(Wed)
    記事番号: 
    1

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