デイリーニュース

  • 「イラク戦争は大失敗」 トランプとJ.ブッシュ 戦争と9.11で激論

    サウスカロライナ州グリーンビルで13日に行われた共和党討論会で、ドナルド・トランプとジェブ・ブッシュはジョージ・W・ブッシュ元大統領のイラクでの業績について激しい討論を繰り広げました。トランプは「明らかにイラク戦争は大失敗だった。ジョージ・ブッシュは間違いを犯した。我々は間違いをするものだ。しかしあれはひどかった。我々はイラクに行くべきではなかった。米国は中東を不安定にした」と述べました。一方、ジェブ・ブッシュは「彼の、私の家族に対する追及はうんざりだ。トランプがテレビのリアリティ番組を作っている間、兄は我々のために安全保障体制を構築していた。私は兄の行為を誇りに思っている」と反撃しました。

    dailynews date: 
    2016/2/15(Mon)
    記事番号: 
    4
  • キンバリー・クレンショー:スカリアは人種差別廃止や女性の権利を保障した憲法を「叩きのめした」

    数十年にわたり、最高裁で最も重要な保守派の論客であった故アントニン・スカリア判事の遺産について考えます。「語られるべきなのは、彼の遺産がいかに破滅的かということです」とカリフォルニア大学とコロンビア大学の法学教授キンバリー・クレンショーは言います。「スカリア判事は、私たちに人種差別廃止、女性の権利、環境保護、政治へのアクセスを保障した憲法を、生ける屍にしていまいました」。

    dailynews date: 
    2016/2/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アントニン・スカリアの後任は? オバマ大統領の選抜リスト

    アントニン・スカリア判事は約30年前、上院で全会一致で承認されました。後任指名は難航するだろうと批評家はみています。候補となることが考えられる4人について見てみましょう。カリフォルニア州司法長官のカマラ・ハリス、D.C.巡回裁判所のスリ・スリニバサン判事、第9巡回裁判所のポール・ワットフォード判事、第8巡回裁判所ジェーン・ケリー判事です。

    dailynews date: 
    2016/2/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • スカリア最高裁判事死去で人工中絶、労働、投票権、移民に関する主要裁判の判決が2分する可能性

    数十年にわたり、米最高裁で最も重要な保守派の論客であったアントニン・スカリア判事が13日死去し、米国は憲法上の危機が予想されています。共和党上院はオバマ大統領による後任指名を阻止する構えをみせています。スカリアの死は、人工中絶、避妊、労働組合、投票権、差別是正措置、移民、プエルトリコの地位をめぐるいくつかの重要案件について、現在8人構成となった最高裁の裁決に直接的な影響を与えるとみられます。

    dailynews date: 
    2016/2/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • タナハシ・コーツ: 理想の大統領選候補は「歴史についてもっと深く認識する人」

    有名作家のタナハシ・コーツが今週デモクラシー・ナウ!で民主党の大統領候補としてバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースに投票するだろうと話したことが、マスコミで話題になりました。コーツは以前、サンダース議員に対する批判的な記事を書き、広く読まれていました。批判の理由は、サンダース議員が奴隷制度に対する賠償責任について、あまりにも「対立を生みやすい」問題だとして支持を拒んだためです。しかしコーツは10日の番組で、自分はそれでもサンダース上院議員に投票すると言明しました。この発言がCNN、MSNBC、BBCや、ニューヨーク・タイムズ紙などの報道機関で取り上げられた後、タナハシ・コーツはアトランティック誌に"Against Endorsements"(支持に反して)と題した補足記事を発表し、自分の返答が様々なところで「支持表明」という性格のものとして報じられたことに異議を唱えています。「私は明らかに政治的な関心の強い人間ですが、自分の意見を他の人々に説いて回ることは私の仕事ではありません」。全米図書賞を受賞したBetween the World and Me(『世界と私の間に』の著者コーツへのインタビューの第二部をお届けします。コーツはここで、誰に当選してもらいたいかなどを、詳しく語っています。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ヒラリー・クリントンを支持したのはだれ? 連邦議会黒人議員団とロビイスト中心の政治資金団体(PAC)は別物

    今週発表された連邦議会黒人議員団(CBC)の政治活動委員会(PAC)による元国務長官ヒラリー・クリントン候補への支持は、資金団体である政治活動委員会(PAC)について周知されていないことから多少の混乱を招きました。CBC PACの理事には、常習性の高いオピオイドオキシコンチンを製造しているパーデュ・ファーマやフィリップ・モリス、米国内最大の銃販売業者であるウォルマートのような企業のために働くロビイストが多数入っています。CBC PACの委員長を務めるグレゴリー・ミークス議員は、「PACには労働団体も参加している」と指摘したうえで、「黒人議員団のメンバーは当選者を出すために選挙資金を集める必要があります。しかし、黒人議員団の投票行動を見れば、彼らの進歩的な方向性を否定できる者はいません」と話します。著名な経済学者ジェフリー・サックス教授は、「この支持がどういう意味を持つのか理解することが大事です。米国の政治はカネによって堕落してしまった。この国の政策がとてもおかしいのは、そのためです」と話します。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • サンダース候補 「有害」国務長官ヘンリー・キッシンジャーを賛えるクリントン候補を酷評

    11日の民主党討論会でバーニー・サンダース候補は、ヒラリー・クリントン候補が先週のニューハンプシャー州予備選でヘンリー・キッシンジャー元国務長官を賞賛したことを追及しました。「彼女はヘンリー・キッシンジャーからお墨付きをもらったというか支持を得たこと、教えを受けたことについて話しました。これは、驚くべき発言だと思います。私の認識では、ヘンリー・キッシンジャーは米国の近代史上で最も有害な国務長官のひとりです・・・・・・私はむしろ、ヘンリー・キッシンジャーの仲間ではないことに誇りをもっています。キッシンジャーから助言を頂くようなことはありません」。クリントン候補はこれに対して、サンダース候補は外交政策で誰を顧問にするのかとの問いに答えられなかったことを指摘しました。これにサンダース候補は、「ヘンリー・キッシンジャーではないことだけは確かですね」と切り返しました。この点について、"Hillary is the Candidate of the War Machine”(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という記事を書いた経済学者のジェフリー・サックスと、ニューヨーク州選出の下院議員で黒人議員団の政治活動委員会(CBC PAC)委員長グレゴリー・ミークスに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ウォール街との戦争かウォール街のための戦争か ウィスコンシン州討論会でクリントンとサンダースが激突

    9日のニューハンプシャー州の民主党予備選でバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダース候補が元国務長官ヒラリー・クリントン候補に対して圧倒的な勝利をおさめた後、最初のものとなる候補者討論会が11日夜に開かれ、両候補が激突しました。この論争を通じて両者の主張の違いが、外交政策や提案する政策の財源見通しから選挙資金改革に至るまで、ありとあらゆる項目において鮮明になりました。この討論会をめぐって2人のゲストに聞きます。著名な経済学者でコロンビア大学地球研究所長を務めるジェフリー・サックスは、シリア停戦の交渉に一役買ったというクリントン候補の主張に対し、「彼女はCIAを中心とした他国の政権すげ替え(レジーム・チェンジ)の試みを支援してきました。それが、あの地における大量虐殺を招いたのです」と語ります。サックスは『ハフィントン・ポスト』に寄稿した最新の記事は、"Hillary is the Candidate of the War Machine"(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という見出しです。国内問題に関しても、クリントンは「基本的に、現状を維持すればそれでよしという主張だ」とサックスは言います。

    dailynews date: 
    2016/2/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米司法省 警察改革を強制するため ミズーリ州ファーガソン市を提訴

    米司法省は2月10日、ミズーリ州ファーガソン市を、連邦政府と交渉済みの警察改革を実行することを強制するため、提訴する予定だと発表しました。その前日、ファーガソン市議会は警察および裁判所改革の「同意判決」に手を加えることを決議しました。この「同意判決」は、市当局者と連邦司法省との交渉ですでに合意されたものでした。ファーガソン市の関係者は、同改革を施行するには費用がかかりすぎるとしています。2014年8月のマイケル・ブラウン射殺事件後、司法省が調査を行い、ファーガソン警察および裁判所ではアフリカ系アメリカ人に対する差別行為が形式化して日常的に行われていたと結論づけました。米国自由人権協会(American Civil Liberties Union)ミズーリ州支部理事長のジェフリー・ミットマンに話を聞きます。

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    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • サンダースが予備選を勝ち抜いても 未選出の特別代議員がクリントンの指名獲得を可能にできるのか?

    2月9日、ニューハンプシャー州予備選ではバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官に2桁の差をつけて勝利。先週のアイオワ州党員集会でもはほぼ引き分けたことを考えると、民主党の大領領指名争いはかなりの接戦となるように見えます。しかし、そうではないのです。ニューハンプシャー州でのサンダース氏の獲得票は、60対38パーセントでクリントン氏に圧勝しましたが、代議員数では未選出の特別代議員(superdelegates) がクリントン支持に回ったため、両者は同数を獲得したのです。特別代議員とは、下院議員、上院議員、州知事やその他の公選された職員などから成り、多くの場合民主党の「エリート層」を表しています。この特別代議員数を足すと、クリントン前国務長官は代議員数でサンダース議員を大きくリードしているのです。デューク大学教授デヴィッド・ロードと、プリンストン大学歴史科助教授でJacobinMag.com寄稿編集員マット・カープに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/2/11(Thu)
    記事番号: 
    3

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