デイリーニュース

  • 「ここは自由の国ではない」 米国政府に監視されるジェイコブ・アッペルボーム

    内部告発サイト、ウィキリークスにボランティアで協力して以来、米国政府の度重なる取り調べや電子監視の対象になっているコンピューター研究員ジェイコブ・アッペルボームに話を聞きます。空港では十数回以上も拘束され、連邦捜査員に政治的立場を聞かれたり携帯電話やラップトップ・パソコンを押収されたりした経験を話します。尋問の後で何が起きたのかは話せないと言う彼になぜか理由を尋ねたところ、アッペルボームは「私たちが住んでいるのは自由の国ではないからです。自由の国だったら話せるんですが」と答えました。連邦判事はツイッター社に対しアッペルボームのアカウントの情報を渡すように命じました。一方、彼は引き続きTORプロジェクトを進めています。これは、すべての個人が規制なしにインターネットを閲覧できる権利、自由に発言できる権利を保証するための匿名のネットワークです。このインタビューは4部に分かれた特別番組の一部です。第1、2、4部を見るにはこの部分をクリックしてください。

    dailynews date: 
    2012/4/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 米国で拘束されて:映画監督ローラ・ポイトラス 米空港で止められ尋問を受けること40回の経験を語る

    アカデミー賞ノミネートの映画監督ローラ・ポイトラスが、米国に入国するたびに必ず連邦捜査員に拘束され尋問を受けることが繰り返されていることについて話します。ポイトラスが言うには、この尋問は彼女が米侵攻後のイラクを描いたドキュメンタリー映画My Country, My Country(『わが祖国』)の制作にとりかかったときから始まったそうです。最新の作品はイエメンとグアンタナモに関するThe Oath(『誓約』)で、オサマ・ビン・ラーデンのかつての2人の仲間の人生を追ったものです。彼女の記憶では、拘束は40回ほどにおよび、その度にラップトップ・コンピューターや携帯電話、私的な所持品が捜索されました。ポワトラは今夜、ニューヨーク市のホイットニー美術館で監視システムについてのティーチインを行ないます。本日の放送の他のゲスト、コンピューターセキュリティ研究員で政府の監視対象となったジェイコブ・アッペルボーム、国家安全保障局内部告発者のウィリアム・ビニーも参加します。ポイトラスは現在、9.11後のアメリカを描く映画の制作に取りかかっています。このインタビューは4部に分かれた特別番組の一部です。

    dailynews date: 
    2012/4/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 国家安全保障局の内部告発者ウィリアム・ビニーが米国の監視活動の拡大を語る

    ウィリアム・ビニーが米国内の監視システムについて内部告発し国家安全保障局(NSA)を辞してから初のテレビインタビューです。彼がアメリカ人を監視するNSAの巨大権力について語ります。また、内部告発した後でFBIが彼の自宅を突然家宅捜索した理由についても話します。ビニーは調査ジャーナリスト、ジェイムズ・バムフォードが最近『ワイアード・マガジン』で暴露したユタ州ブラフデイルでNSAがひそかに進めている国内最大のスパイセンターに関する記事の重要な情報源でした。このユタ・スパイセンターは、NSAが収集する私的Eメールや携帯電話通話、グーグル検索やその他の個人情報など、あらゆる形態の情報通信をほぼ無制限にで保存できるデータベースを構築する予定です。

    dailynews date: 
    2012/4/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • タビス・スマイリーとコーネル・ウエスト 『金持ちとそれ以外の私たち:貧困マニフェスト』について語る

    二人におよそ一人の米国人、すなわち1億5千万人の米国人が、貧困層または低所得者層に属することが最近の人口調査の結果で明らかになりました。コーネル・ウェスト博士とタビス・スマイリーの二人に話を聞きます。彼らはThe Rich and the Rest of Us: A Poverty Manifesto (『お金持ちとそれ以外の私たち:貧困マニフェスト』)というタイトルの新しい本の中で、貧困への危機についての国民的な対話を巻き起こす努力を続けています。受賞暦のあるテレビとラジオのキャスター、スマイリーは、オバマ大統領は貧困問題へきちんと取り組むことをし損ねたと言います。「貧乏人などどうでもいいという超党派的な合意がワシントンにはあるようです。オバマ大統領もその一人です。オバマ大統領の医療改革への取り組みは申し分ないと思います。でも、すべての米国人に仕事を与えることが、第一の最優先だったはずです」とスマイリーは言います。プリンストン大学で宗教学とアフリカ系米国人学の教授をしているウエストは、米国は君主政治、奴隷制度と制度化された人種差別との歴史的な闘いを経て、「今は寡頭制と言う問題を抱えています。貧困は新しい奴隷制度で、少数の金持ちが王となっています。この新たな支配体制の支配者にね。」と述べます。

    dailynews date: 
    2012/4/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • シリアより戻ったジャーナリスト アサド勢力の抗議者「殺戮」に警笛

    4月第2週シリア北部の町のタフタナツで起きた激しい戦闘で生き残った人々への取材を終え、ジャーナリストのアナンド・ゴパルはシリアから戻ったばかりです。記事によると、4月第2週に発効した国連支持の停戦協定を破り、シリア政府軍は引き続きホムズ、ハマや他の都市の反政府勢力の拠点を攻撃しています。「どの町でも村でも、基本的には人口のすべてが革命を支持して立ち上がっています」とゴパルは言います。「小さな子供からお年寄りまでです。本当にこのようなことは見たことはありません。私は革命が大衆的、民主的な基盤を持っていることを、そしてそれはアサド勢力が持ち得ないものだと言うことを見て取りました。」

    dailynews date: 
    2012/4/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アフガニスタン兵士の遺体とともにポーズをとる米国兵士の写真 米国のアフガニスタン占領の新たな不祥事

    ロサンゼルスタイムズに掲載された2枚の写真、米国兵士がアフガニスタン人の遺体や遺体の一部とともにポーズしている写真について反応を聞いて見ましょう。「実際、この二枚の写真は、アフガニスタンの人々によりも、我々(米国人)にショックを与えたと思います」とジャーナリストのアナンド・ゴパルは言います。「アフガニスタンの人から見れば、米軍は、遺体に小便を掛け、空爆で17人の市民を虐殺し、戦利品がわりに遺体の指を切り取った連中です。ですから、アフガニスタン人にすれば、戦争の渦中に置かれるとは、こういった目にあうことであり、それが戦争の実態なのです」。一方、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国のうち数か国が、アフガニスタンから外国の軍隊が撤退したあと、アフガニスタンの軍隊の費用の負担を引き受けることを約束しました。米国と他の国々は2014年の終わりまでにアフガニスタンから撤退することを予定しています。「もし我々が米国とオーストラリア政府、及びその他の国の政府がアフガニスタンでの長期的な戦略としてお膳立てをしている合意に取り合わなければ、世界のこの地域で武力抗争が激化するでしょう」とアフガニスタン、カブールに本拠地を持つアフガン・ユース・ピース・ボランティア(Afghan Youth Peace Volunteers)のコーディネーター、ハキムは言います。

    dailynews date: 
    2012/4/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『コニー 2012年』:ネットで評判の動画が 中央アフリカへの米国の軍事介入を支援しているとしてウガンダで批判の的に

    さまざまな議論を呼んでいる動画 Kony 2012(『コニー 2012年』)を取り上げます。これはジョセフ・コニーと彼の率いる神の抵抗軍(Lord’s Resistance Army(LRA))を標的にしたもので、LRAは中央アフリカで子供たちを誘拐し、少年たちを強制的に自軍兵士に、少女たちを性労働の奴隷にしたりして悪名を轟かせています。この動画は3月5日にネット上でリリースされると、わずか1週間足らずで1億回も視聴され、史上最も急速に拡散したビデオとなりました。2人のウガンダ人に、この動画の衝撃と、『コニー 2012年』によるキャンペーンがLRAと戦うため、どのようにして米国の中央アフリカ介入を要求するに至ったかについて話を聞きます。ミルトン・アリマディはブラックスター・ニューズ誌の発行人兼編集長です。ビクター・オーチェンはLRA戦争の生存者であり、北ウガンダを拠点とする「アフリカン・ユース・イニシアティブ・ネットワーク(African Youth Initiative Network)」の理事長です。

    dailynews date: 
    2012/4/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 右翼団体ALECがロビー活動を自粛 世論に押された企業の相次ぐ資金打ち切りで

    右翼の秘密団体、米国立法交流評議会(American Legislative Exchange Council : ALEC) の活動に厳しい視線が注がれるようになってきたことに応え、多くの企業が同団体との関係の打ち切りを明らかにしています。このためALECはいわゆる「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法や有権者ID確認法(Voter ID)への支援活動を停止することを発表しました。本日のゲスト、リサ・グレイブズは、これはALECが「資金提供者をつなぎ止めようとしているということ、報道が止むのを待っているということだ」と言います。彼女は「ALECが任務計画 (jobs agenda) と呼んでいる、同団体の大きな政治課題はそれ自体とんでもなく極端なものだ」と指摘します。たとえばALECが支援する法案の1つは、FDA(食品医薬品局)が認可した薬によって自分の家族が亡くなった場合、たとえその薬剤が後に回収されるという事態になっても、裁判に持ち込む権利が無くなるという法律だそうです。グレイブズはメディアと民主主義センター(Center for Media and Democracy)の事務局長で、同センターは全米の様々な州でALECが通そうとしている800以上ものモデル法案を提示するウェブサイト「ALEC Exposed(ALECの正体を明かす)」を開設しています。

    dailynews date: 
    2012/4/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ノルウェー人で平和と紛争学の先駆者ヨハン・ガルトゥングが語るノルウェーの大量殺人事件とアフガニスタン戦争

    4月17日は、2011年夏に77人を殺害した反イスラム教徒過激派のノルウェー人アンネシュ・ベーリング・ブレイビクの公判の2日目です。ブレイビクは2011年7月にオスロの政府庁舎で自動車爆弾を仕掛けて8人を殺害し、その後ノルウェーの与党労働党が主催するウトヤ島での夏期青年部集会での乱射で69人を殺害したことで裁判にかけられています。ブレイビクは初公判の日、殺人を行ったことは認めましたが、刑事犯罪を犯したことについては否認しました。彼は拳を握って前方に突き出す敬礼をし、自分はイスラム教徒から自分の国を守るために行動したのだと述べました。後に審問の際に検察官が、ブレイビクが乱射の直前にユーチューブに投稿した反イスラムの映像を見せると、ブレイビクは泣き出しました。ノルウェーで公判が続く中、ノルウェーの社会学者、また数学者で、平和と紛争学の分野を切り開いた主要人物として知られるヨハン・ガルトゥングに話を聞きます。ブレイビクの攻撃があった時、彼の孫娘はウトヤ島にいました。

    dailynews date: 
    2012/4/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 独房監禁の40年:アンゴラ・スリーのメンバー2人はルイジアナ州の刑務所で今も隔離状態

    ハーマン・ウォレスとアルバート・ウッドフォックスがルイジアナ州で独房に監禁された1972年4月17日から40年、あるいは1万4600日が経ちました。同州は彼らがアンゴラ刑務所の監視殺害で有罪だったと述べていますが、ウォレス、ウッドフォックスと彼らの支援者ネットワークは、彼らはブラックパンサーのメンバーとしての政治活動していたために犯人に仕立て上げられたと言います。ウッドフォックスとウォレスは1971年にブラックパンサー党のアンゴラ支部を設立しました。3人目の囚人ロバート・キングも1年後に彼らに加わりました。3人は、より良い作業環境と囚人間の人種的結束、レイプと性的奴隷を無くすことを求める活動を行いました。アムネスティUSAは4月17日、彼らの独房監禁の40周年を記念し、125カ国からの何万人もの署名を含む嘆願書をルイジアナ州のボビー・ジンダル知事に渡すつもりであると述べています。2001年に有罪判決が覆され、より軽い罪状を認めて釈放されたロバート・キングに話を聞きます。「我々はルイジアナ州に、そして世界に、我々が人権と公民権の完全な侵害であるこの事件に依然として向き合っていることを知ってほしい」と、キングは言います。「それは今も続いているのです」。

    dailynews date: 
    2012/4/17(Tue)
    記事番号: 
    2

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