デイリーニュース

  • トランプの補佐官へのFBIの監視で 秘密のFAISA制度の標的の大半がムスリムであることが判明

    司法省のマイケル・ホロヴィッツ監察長官は12月18日、FBIはトランプ陣営の補佐官であったカーター・ペイジへの監視を、告発が信頼できない可能性があるとわかり次第、実際の停止より何か月も前に止めるべきだったと発言しました。この発言は上院国土安全保障政府問題委員会で証言されたもので、彼はFBIが偽情報を使いトランプ陣営の補佐官だったペイジへの盗聴承認を得たと証言し、司法省の諜報活動についてより広範囲にわたる懸念を表明しました。この証言の前日には、秘密裡に行われる外国諜報活動偵察法(FISA)裁判所が、FBIはペイジの盗聴承認を得るためにFISAを欺いたと非難、1月までに米市民に対する国内での監視承認申請の過程を改善するようFBIに命令を出しました。ホロヴィッツは、先週FBIの監視承認申請過程に多くの誤りや省略があったとする、最初の報告書を発表しています。米国自由人権協会(ACLU)の「国家安全保障プロジェクト」の弁護士アシュリー・ゴルスキに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 下院の弾劾追訴の後 上院でのトランプの裁判が「いかさま裁判」になる可能性も

    トランプ大統領の弾劾裁判は共和党が過半数を占める上院で行われることになりますが、有罪となるには3分の2の圧倒的多数が必要となります。上院のミッチ・マコネル多数党院内総務は、自分は「公平な陪審員」とはならず、弾劾裁判を大統領法律顧問と緊密に連携して行うつもりだと発言、民主党はマコネルが「いかさま裁判」をする気だと非難しています。NPO 団体「市民のための言論の自由」(Free Speech for People)を通して、トランプ弾劾を推し進めてきたジョン・ボニファスに話を聞きます。ボニファスは、上院で有罪判決が出る可能性は低いものの、18日の弾劾訴追決議は「無法な現大統領」の責任を問うために重要だったと言います。「米上院に完全でフェアな裁判を要求する必要があると私も思います。ミッチ・マコネルが目指しているとみられるいかさま裁判を許すべきではありません」

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「現大統領の責任を問う」:米下院 歴史的決議でトランプ大統領を弾劾訴追

    12月18日、米下院はドナルド・トランプ大統領を弾劾訴追する歴史的な決議案を可決しました。これでトランプは米国憲法に則り重罪と軽罪で正式に訴追された米国史上3番目の大統領となりました。下院は弾劾訴追決議案の第一項目であるトランプの「職権乱用」を230票対197票で可決し、弾劾捜査への協力を拒否したとする第二項目の「議会妨害」も可決しました。ナンシー・ペロシ下院議長は、共和党が過半数を占める上院で公正な裁判が行われることを民主党が確信するまで、この2つの弾劾訴追条項を上院に送るのを差し控えると発言しています。「現大統領の職権乱用の責任を問わなければ、我々は民主主義が死ぬのをただ見ているも同然なのです」と、ワシントン州選出の民主党下院議員プラミラ・ジャヤパルは語ります。「我々の監視の下でそのようなことは許しません」

    dailynews date: 
    2019/12/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 在留資格のない移民に運転免許証認可 ニューヨークとニュージャージーで支持者らが喝采!

    ニューヨーク州とニュージャージー州で、人々が移民の権利獲得の2つの勝利を祝っています。ニューヨークでは16日、ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモが6ヶ月前に署名した「グリーン・ライト法」が発効したことを受け、在留資格のない数千人の移民の人々が運転免許センターで数時間も並んで運転免許証を申請しました。この法律は、在留資格書類のない人々が社会保障番号を提供しなくても、身分を証明する代替書類を使用して運転免許証を申請することを許可しています。一方、近隣のニュージャージー州でも、州議会が16日に、在留資格書類のない人々が運転免許証を申請できる法案を可決しました。ニュージャージー州知事フィル・マーフィーは、すぐに法案に署名すると述べていて、運転する資格がありながら在留許可書類のない州内の約50万人に恩恵をもたらすことになります。また、デラウェア州とカリフォルニア州など他の14州でも、こうした人々が運転免許証を申請することができます。「Make the Road New York(NYよ、道をひらけ)」の組織化担当次席ディレクターで、NY州に新たなグリーン・ライト法可決推進の支援をしたヤリツァ・メンデスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 弾劾の日?権力の乱用と司法妨害で下院がトランプ訴追を採決

    民主党が完全な多数をしめる下院による弾劾投票に先立ち、18日 全国の都市でトランプ大統領を弾劾を求めて何千人もの抗議者が集結する中、デモクラシー・ナウ!の座談会をお届けします。参加者は、2017年に下院議場で大統領弾劾を求めた最初の下院議員であるテキサス州選出のアル・グリーン議員、ポッドキャスト「アミカス(Amicus)」のホストで、オンラインマガジン「スレート」(Slate)の法律問題担当上級記者兼最高裁判所レポーターのダリア・リスウィック、そしてFake President: Decoding Trump’s Gaslighting, Corruption, and General Bullsh*t(『(フェイク大統領:トランプのガスライティング[訳注:被害者にわざと誤った情報を提示し、被害者が自身の記憶、知覚、正気を疑うよう仕向ける精神的虐待]、腐敗、そして、さまざまなでたらめ)』)の共著者であるマーク・グリーンです。

    dailynews date: 
    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「終わりではない」:アル・グリーン議員 共和党上院議員がトランプを救っても、トランプ弾劾訴追はこれが最後ではない可能性も

    ドナルド・トランプ大統領は、民主党が多数派を握る下院で19日に行われる投票で弾劾されるせとぎわに立たされています。大統領が、みずからの利益に貢献するようウクライナにもちかけて権力を乱用し、またその疑惑をめぐる調査要請を拒否し議会妨害を行ったとして、正式に訴追か否かを問う歴史的な投票です。トランプは17日、この投票手続きは彼を大統領府から排除しようとする「クーデター計画だ」とし、激しく非難しました。下院が弾劾の2条項のいずれかを承認した場合、共和党が多数を握る上院では100名の上院議員全員が陪審員となり、有罪判決にはその3分の2という圧倒的多数(67票)が必要となります。一方、17日には全国の都市で、トランプの弾劾に賛成する何千人もの人々が抗議デモに参加しました。多くの人が「弾劾の日」と呼ぶ今日、デモクラシー・ナウ!はワシントンDCに行き、2017年に下院議場でトランプ大統領の弾劾を求めた最初の議員となったテキサス州選出のアル・グリーン議員に話を聞きます。

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    2019/12/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 公民権と労働団体の歴史的なフォーラムで民主党大統領候補者たちが公立教育に焦点

    12月19日に行われる2019年最後の民主党大統領候補討論会を前に、7人の候補者たちが12月14日、ピッツバーグでの歴史的な「公立教育についての民主党大統領候補フォーラム」(Democratic Presidential Forum on Public Education)に出席しました。このイベントは、公立教育団体、労働組合、公民権団体、コミュニティ団体によって組織されています。このフォーラムのハイライトを放送し、「アトランタで私たちの学校を取り戻すための同盟」(Alliance to Reclaim Our Schools in Atlanta)の代表ケロン・ブレア、「正義への道同盟」(Journey for Justice Alliance)の全国代表ジトゥ・ブラウン、「公立教育活動ネットワーク」(Network for Public Education Action)の代表キャロル・バリスに話を聞きます。バリスは最近、Still Asleep at the Wheel: How the Federal Charter Schools Program Results in a Pileup of Fraud and Waste(「依然として居眠り運転中:連邦政府のチャータースクール計画が不正と浪費の山になった過程」)という報告書を執筆しました。

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    2019/12/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「高潔からの目を見張るような失墜」アウン・サン・スー・チー 国際司法裁判所でビルマによるロヒンギャ虐殺を否認

    ビルマの事実上の国家元首アウン・サン・スー・チーは国連の国際司法裁判所に対し、ミャンマー(旧ビルマ)に対する大量虐殺容疑を取り下げるよう求めました。スー・チーは、10年以上にわたるビルマ軍への抵抗に対しノーベル平和賞を受賞しましたが、今ではそのビルマ軍の擁護に回っています。スー・チーは起訴への異議申し立のために出廷し、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する大量虐殺の疑いを「不完全で誤解を招くもの」と形容しました。2017年、ビルマ軍は数千人のロヒンギャに殺害、強姦などの残虐な弾圧を加え、70万人以上が隣国のバングラデシュへの逃亡を余儀なくされました。ビルマ政府が「大量殺人、強姦、その他の形の性暴力を使うことによって、民族としてのロヒンギャ全体、あるいは一部を破壊」しようとしたとして、大量虐殺の容疑を国際法廷に持ち込んだのはガンビア政府です。ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士で広報担当のリード・ブロディにスペインのバルセロナから話を聞きます。ブロディはガンビアを独裁していたヤヒヤ・ジャメの起訴を求めているガンビア人被害者たちのことも支援しています。

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    2019/12/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「全国で警察の残虐行為」:インド政府 イスラム教徒差別の帰化法への抗議を弾圧

    インド全土で、新たな反イスラム法に反対する激しい抗議が続いています。この法律は、イスラム教徒でないことを条件にアフガニスタン、バングラデシュ、パキスタンからの移民に市民権獲得への道を与えるものです。警察は暴力で対応し、少なくとも6人が死亡しました。今回の争議の背景にはインドのイスラム教徒へのより全般的な弾圧があります。独立系記者で、ジャーナリスト保護委員会からの2019年「国際メディア自由賞」(International Press Freedom Award)を受賞したばかりのネハ・ディキシットにニューデリーの現場から最新情報を聞きます。

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    2019/12/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ボーイングが737MAXの生産を停止 消費者問題活動家ラルフ・ネーダーは完全リコールを要求

    ボーイング社は、エチオピアとインドネシアで2度墜落事故を起こし、運行停止となっていたジェット旅客機737MAXの生産停止を発表しました。事故では合わせて乗員乗客346人全員が死亡しています。ボーイング社の元従業員エドワード・ピアソンが先週の下院交通委員会で証言し、2度目の事故の前だけでなく最初の事故の4カ月前にもこの機種の安全上の懸念について経営陣に警告しようとしたが無視されたと述べました。長年の消費者活動家で企業批判家、3度大統領選に立候補したラルフ・ネーダーと話を続けます。ネーダーの甥または姪の娘サムヤ・ストゥモは2019年3月のエチオピア航空302便の墜落事故で死亡しています。

    dailynews date: 
    2019/12/16(Mon)
    記事番号: 
    3

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