デイリーニュース

  • トランプ弾劾 民主党はウクライナ疑惑だけでなく汚職を全面追及すべきとラルフ・ネーダー

    民主党が多数を占める下院本会議は、政敵であるジョー・バイデンを調査するようウクライナに圧力かけたとして2件の弾劾条項をかけられているトランプ大統領について、18日にも弾劾決議を採決する見通しです。可決されればトランプ大統領は弾劾を受ける3番目の大統領となります。可決後は共和党が多数を占める上院で弾劾裁判が始まります。ジョン・ボルトン前国家安全保障担当補佐官、ミック・マルバニー大統領首席補佐官代行が証言する可能性があります。下院司法委員会は16日朝、約700ページに及ぶ報告書を全て公開し、4つのセクションで権力の濫用と議会妨害という2件の弾劾条項適用を勧告しました。FOXニュースがおこなった最新の意識調査によると、アメリカ人の54%がトランプの弾劾裁判を、50%がさらに弾劾による解任を望んでいます。長年の消費者活動家で企業批判家、大統領候補でもあったラルフ・ネーダーは、トランプの弾劾条項は「範囲が狭すぎて危険」、「(議会は)史上最も弾劾しやすい大統領に極めて困難な方法で立ち向かおうとしている」と言います。

    dailynews date: 
    2019/12/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 国連気候変動会議(COP25)は成果なしで閉幕 しかし活動家たちの動員は史上最高

    国連気候サミット(COP25)は12月15日、気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃以下に抑えるとしたパリ協定の目標を達成するための交渉締結には至らずに閉幕しました。気候変動による破壊を防ぐアクションとしてはきわめて不十分な結果となったことに対し、多くの市民団体がEU諸国、オーストラリア、カナダ、米国を非難しています。先住民の指導者や環境活動家は、国連が2週間にわたり汚染企業を歓迎する一方で市民活動団体を軽んじたとして強く非難しています。気候変動会議の成果について、「窮乏との戦い」(War on Want)代表アサド・レーマン、「国際気候変動ネットワーク」(Climate Action Network International)代表タスニーム・エソップに聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 気候難民:気候変動による干ばつ、海面上昇、暴風雨、火災で世界中に数百万人の避難民

    最新の報告書は、海面上昇や砂漠化のような長期的な自然災害、そして暴風雨や火災といった短期的な災害により、グローバル・サウス(主に南半球の発展途上国)および島国に住む人々が特に深刻な脅威に晒されていることを明らかにしています。気候危機が既に、世界中で行き場を失った難民の数を大幅に増加させていることを明らかにした新たな研究報告の共著者に話を聞きます。ホセイン・アヤジはカリフォルニア大学バークレー校他者化&帰属性研究所(Othering & Belonging Institute)のグローバル正義プログラムで政策アナリストを務めています。マドリッドで開催された国連気候サミットに参加した、バングラデシュの気候変動と開発国際センター代表のサレムル・ハクにも話を聞きます。彼は気候変動に関する交渉の中で後発開発途上国のブロックのアドバイザーです。

    dailynews date: 
    2019/12/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • COP25:富裕国が対策をしぶる間に発展途上国が大胆な気候計画を先取り

    スペインのマドリッドで今年の国連気候サミットは閉幕を迎えていますが、多くの活動家、科学者、先住民や市民団体の気候運動リーダーたちは、気候の緊急事態に最も責任のある豊かな国々が意欲的な目標を後退させ前進を妨げる議論にばかり時間を費やしたと批判しています。折しも世界中で、多数の犠牲者を出す干ばつ、洪水、山火事が猛威を振るっています。今週、70以上の発展途上国が、自国の気候対策計画を加速させると発表し、72ヵ国が2050年までに炭素排出量収支ゼロを達成するという目標に署名しました。しかし、主要な排出国であるオーストラリア、中国、インド、ブラジル、サウジアラビアはそのような公約をしておらず、一方で米国は来年中にパリ協定から完全撤退する予定です。バングラデシュの気候変動と開発国際センター代表のサレムル・ハクに、COP25の交渉についてさらに詳しく話を聞きます。彼は気候変動会議の中で後発開発途上国のブロックで助言をしています。

    dailynews date: 
    2019/12/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「正義を信じる全員にとって暗黒の日」英国の総選挙で保守党が大差で労働党を破る

    英国保守党は12日(木)の総選挙で過半数を大きく上回る議席を獲得、労働党の牙城で議席を獲得し、1月31日までに英国が欧州連合を離脱する道筋をつけました。ボリス・ジョンソン首相は下院で364議席を獲得すると予想され[確定は365議席]、これに対し労働党は203議席にとどまる見通しです。そうすれば保守党は現有議席から75議席を上積みすることになり、1987年の選挙でマーガレット・サッチャー首相が地滑り的な勝利を収めて以来の最大の躍進になります。選挙キャンペーンでのジョンソンのメッセージは「ブレグジット(EU離脱)を達成する」ことに焦点が当てられており、2016年の国民投票以来、英国の政治を麻痺させてきた問題に対する国民の疲弊が反映されています。人種差別主義や反イスラム教徒声明の長期記録、セクシャルハラスメントの告発があるにも関わらず、彼は勝利したのです。選挙後、労働党ジェレミー・コービン党首は党首辞任の意向を表明しましたが、国会議員としては引き続き活動すると述べました。労働党はコービン党首の下で党員数を劇的に増やしました。緊縮財政政策に終止符を打ち、国民保健サービス(NHS:国営公共保健医療制度)への再投資と社会正義の促進に焦点を当てた急進的な政策を掲げたおかげです。

    dailynews date: 
    2019/12/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • マーシャル諸島の気候変動活動家キャシー・ジェトニル=キジナー 水面上昇する中 サバイバルの詩を披露

    ハワイとフィリピンの間の太平洋中央に位置するマーシャル諸島は、世界の島々でも最も海抜が低く、今年10月には気候変動緊急事態を宣言しました。「マーシャル諸島では水に浸からずに済むように、島全体の物理的な地形を変えることを考慮しています」とマーシャル諸島の詩人で気候変動活動家キャシー・ジェトニル=キジナーは話します。自国への影響を語るとともに、最新の自作の詩を朗読してもらいます。

    dailynews date: 
    2019/12/12(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ウガンダで初めて「未来のための金曜日」のストライキを行ったバネッサ・ナカテ マドリッドでCOP25抗議活動に参加

    スペインのマドリッドで行われている第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)からの放送です。ウガンダで初めて「未来のための金曜日」(Fridays for Future)の気候ストライキを実行したバネッサ・ナカテに話を聞きました。「自分のコミュニティと祖国の人々の生活を変えるために何かをしたいと思いました。ウガンダは農業に大きく依存しており、多くが農業で生計を立てています。農場が洪水で破壊されたら、農場が干ばつで破壊されたら、そして収穫が減ってしまったら、それは食費の高騰を意味します。そうすると本当に恵まれた人しか食べ物が買えなくなってしまうのです」とナカテは語ります。

    dailynews date: 
    2019/12/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「市民の力による解決を望む」:企業への抗議活動で活動家がCOP25会議から追い出される

    第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)の会場内には12月11日、数百人の活動家が集まり富裕国に、気候変動対策活動への資金提供を強化するよう強く求めました。この抗議活動はデモクラシー・ナウ!が生中継を終える直前に始まりましたが、その内の何人かに話を聞きました。彼らは世界中から集まった活動家で、「フレンズ・オブ・ジ・アース・ナイジェリア」(Friends of the Earth Nigeria)のリタ・イイケ=ウワカ、チリのサンディエゴの「未来のための金曜日」(Fridays for Future)のアンジェラ・バレンズエラ、「エクアドル・アマゾン先住民同盟」(Confederation of Indigenous Nationalities of the Ecuadorian Amazon/CONFENIAE)のサンドラ・トゥクプ、「アーティビスト・ネットワーク」(Artivist Network)のアマレン・サザンナンザー、「アクションエイドUSA」(ActionAid USA)のブランドン・ウー、そしてエクアドル・アマゾン、サラヤクのキチュワ・コミュニティ(Kichwa Community of Sarayaku)の先住民リーダー、ニーナ・グアリンガなどです。

    dailynews date: 
    2019/12/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • グレタ・トゥーンベリがCOP25を批判 気候変動危機への対応は「巧みな会計操作やクリエイティブなPR」でしかない

    マドリッドで行われている第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)で、スウェーデンの気候変動活動家、16歳のグレタ・トゥーンベリが12月11日、世界の指導者に向けスピーチを行いました。その数時間前、トゥーンベリはタイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。今回の会議は、当初チリのサンティアゴで開催される予定だったため、トゥーンベリは会議の前に北アメリカ各地を回り気候変動活動の指導者たちと会っていましたが、会場は突然スペインの首都に変更されました。トゥーンベリはスピーチで、地球の二酸化炭素予算は残り僅か8年しかないと警告し、大胆な対策を強く求めました。「一番危険なのは行動しないことではないと私は思っています。本当に危険なのは政治家やCEOが、対策を採っているフリをしながら、実際は巧みな会計やクリエイティブなPR以外はほとんど何もしないことです」と彼女は語りました。

    dailynews date: 
    2019/12/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「恥を知れ!」中低開発地域「グローバルサウス」の先住民族の指導者と代表たちが、マドリードでのCOP25でドラマチックなウォークアウト

    デモクラシー・ナウ!がスペインのマドリードで開催中の国連気候変動サミットで生中継を行っていた時、国連気候サミットに来ていた数百人の気候変動活動家や運動に関わる人々が会議場内で抗議行動を起こしました。デモンストレーションが始まるなか、「先住民族環境ネットワーク」(Indigenous Environmental Network)代表であるトム・ゴールドトゥース、「地球の友インターナショナル(Friends of the Earth International)」議長のカリン・ナンセン、そしてナイジェリアの気候活動家で「母なる地球の健全協会」(Health of Mother Earth Foundation)のニモ・バッセイ(Nnimmo Bassey)、そしてブラジルの先住民気候活動家、ダイアラ・ツカノの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/11(Wed)
    記事番号: 
    4

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