デイリーニュース

  • 「 黒人トランスジェンダーたちは攻撃されている」: 自由の身となった活動家シーシー・マクドナルドと女優ラバーン・コックス

    アフリカ系アメリカ人で、トランスジェンダー活動家のシーシー・マクドナルドが19ヶ月の懲役を終え、自由の身となりました。彼女はミネアポリスの路上で、あるグループから攻撃を受け、自己防衛のために止むを得ず武器を使い、その加害者が死亡して逮捕されました。この事件は、有色人種のトランスジェンダーの女性が直面する暴力や差別について、全国的な注目を集めきっかけとなりました。2011年、マクドナルドと二人の友人が、ミネアポリスであるバーの前を通り過ぎたとき、同性愛者やトランスジェンダーを嫌悪するグループの一団が、人種差別的な態度を前面にだして近づいてきました。マクドナルドはバーのグラスで殴られ顔を11針も縫う怪我を負いましたが、騒ぎはさらにエスカレートし、マクドナルドたちに襲いかかった集団の一人、47歳のディーン・シュミッツが死亡しました。マクドナルドはこの事件で、懲役80年を求刑されたため、やむを得ず司法取引に応じ41ヶ月の判決を受けました。彼女の支援者にとってこの事件は、トランスジェンダーの人々が日々経験することであり、彼らに向けられる強い敵対感情と暴力に対しては罰せられることがほとんどないのに、マクドナルドがその暴力に対して自己防衛をした事で投獄されるのは不当だと受けとめています。この事件が起きた当時、米国での同性愛者とトランスジェンダーの殺人発生率は過去最高となっていました。

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    2014/2/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 共和党が資金援助する反労組運動がテネシー州で勝利:フォルクスワーゲンの従業員らが全米自動車労働組合加盟を拒否

    テネシー州チャタヌーガにあるフォルクスワーゲンの従業員らは、全米自動車労働組合の会員になることを拒否しました。フォルクスワーゲンの従業員らは712対626でこの議案を否決、外国資本が所有する自動車工場としては米国初の労働組合化の試みをくじきました。これは労働組合にとっては打撃です。同工場の組合は、もし同組合が勝利すれば、同工場は将来的な助成金や新たなSUV車生産ラインの機会を逃すことになるかもしれないといった脅迫を含む強い反対を共和党議員らから受けていました。外部団体もまた一役買いました。今回の投票の意味することについてさらに詳しく見ていくために、ニューヨークタイムズ紙の労働と職場記者であるスティーブン・グリーンハウスから話を聞きます。彼は、フォルクスワーゲン工場での投票につながる複数の出来事を追ってきました。彼の最新記事は、Labor Regroups in South After VW Vote(『フォルクスワーゲンでの投票後、南部の労働組合が再編成』)です。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 弁護士に対する監視:スノーデンの文書でNSAとその同盟が米国の法律事務所を標的にしたことが明らかに

    エドワード・スノーデンによって漏らされた情報を基にした新たな報告で、米国とインドネシアの貿易摩擦の際、インドネシア政府を代表していた米国のある法律事務所の監視に国家安全保障局(NSA)が一役買っていたことが、明らかになりました。ニューヨークタイムズ紙によると、オーストラリアのNSAに相当する組織はNSAに、米国とインドネシアの貿易交渉を監視していたと伝えました。この監視の対象には、インドネシアの担当官らと米国の法律事務所メイヤー・ブラウンとの秘匿特権の可能性がある連絡が含まれています。同文書には、オーストラリアの組織は「貿易交渉についての情報収集を続けることができ、顧客としての米国の関係者らに非常に有益な情報を提供することができた。」と書かれています。ジェームス・リズンとローラ・ポイトラスによるこの報告は、NSAとその同盟が経済的利益のために監視を行っているというスノーデンらの主張を補強するものとなっています。スノーデンの顧問弁護士であるジェスリン・ラダックから話を聞きます。彼女は「政府責任プロジェクト」(Government Accountability Project)の国家安全と人権部長です。。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の名誉会長でもあるマイケル・ラトナーからも話を聞きます。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エドワード・スノーデンの弁護士が英国の空港で尋問、「阻止人物リスト」に掲載

    国家安全保障局(NSA)の大規模な監視網を明らかにした4人のジャーナリストが、2013年の「ジャーナリストのためのジョージ・ポーク賞」(George Polk Awards in Journalism)を受賞しました。2014年2月16日に発表された同賞を受賞したのは、ガーディアン紙のグレン・グリーンウォルド、ポーラ・ポイトラス、イーウェン・マカスキルと、ワシントンポスト紙のバートン・ゲルマンです。エドワード・スノーデンが漏らした情報を元にした記事でジャーナリストらがジャーナリズムの最高栄誉の一つである賞を受賞する一方、スノーデンの弁護士の一人は最近、ロンドンのヒースロー空港の税関を通過中に拘束されました。ジェスリン・ラダックから何があったのかを話を聞きます。ラダックは、スノーデンおよび彼女のロシア訪問について「非常に敵意のある質問」を受けたと言います。ラダックはさらに、特定の渡航者の詳細な身元調査を求めるために米国国土安全保障局によって使われているとされる「阻止人物リスト」に、自分が載っているかもしれないことを知りました。ラダックは、最近その人数が増加しつつある、スノーデンやウィキリークス、NSAに関する仕事をしていることが理由で呼び止められ、嫌がらせを受け、尋問された中の一人です。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジュリアン・アサンジが語るNSAの「要追跡者」リストへの掲載とウィキリークス支持者らへの極秘標的

    エドワード・スノーデンが漏えいした極秘扱い文書は、内部告発サイトのウィキリークスが米国主導のアフガニスタン戦争に関する流出書類を掲載したあと、米国と英国がいかに同サイトを標的にしたかについての新たな詳細を明らかにしています。ウェッブサイト、『インターセプト(The Intercept)』の新記事によると、英国の最高諜報機関である政府通信本部(GCHQ)は、ウィキリークスのウェブサイトを閲覧した人のその瞬間のIPアドレスとまた、同サイトに行き着くまでに検索した言葉を収集することで、閲覧者を秘密裏に監視していました。2010年の文書には、国家安全保障局(NSA)がウィキリークスの発行人ジュリアン・アサンジを、アルカイダの容疑者らと共に「要追跡者」の標的リストに加えたことが記されているものがあります。ロンドンのエクアドル大使館にいるアサンジから生放送で話を聞きます。彼は2012年以来、ここで政治亡命を求めています。アサンジの弁護士で、「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights.)の名誉会長でもあるマイケル・ラトナーからも話を聞きます。

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    2014/2/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • コムキャストがTWCと合併計画、元FCC委員が「愚かな」メディア統合と警告

    コムキャストは、タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)の株式を取得し、総額450億ドル以上で買収する計画を発表しました。この買収により、コムキャストは米世帯の3分の1に有線サービスを提供することが可能となり、メディア市場上位の20都市のうち19都市の実質上の独占をコムキャストが獲得することになります。この買収を「消費者向け」と主張するコムキャストですが、メディア団体のフリープレスはこの取引が消費者にとって「惨事」になるだろうと警告しています。コムキャストは、2011年にNBCユニバーサル買収が決定した時と似たような激しいロビー活動宣伝を始めるだろうとアナリストはみています。コムキャストはNBC買収を許可した米国連邦通信委員会 (FCC)委員のメレディス・アットウェル・ベーカーを既に雇っています。本日は元FCC委員マイケル・コップスに話を聞きます。彼は現在、非営利団体コモンコーズで「メディアと民主主義の改革イニシアチブ」を率いています。

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    2014/2/17(Mon)
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    3
  • 語られざる歴史:歴代米大統領の4分の1以上が奴隷と人身売買に関与

    今日は祝日「大統領の日」なので、あまり目を向けられていない米国史、米大統領らによる奴隷制への加担に迫ります。「歴代米大統領のうち4人に1人以上が、人身売買と奴隷制度に関わっていました。彼らは利益のために奴隷の売買や飼育を行っていました。奴隷制度に関わっていた大統領12人のうち、半分以上はホワイトハウスに人を拘束していた」と、歴史家のクラレンス・ルセーンは最新の記事Missing from Presidents’ Day: The People They Enslaved(『大統領の日に見落とされているもの:彼らが奴隷にした人々』)の中で記述しています。

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    2014/2/17(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジョーダン・デイヴィス殺害:「不良音楽」裁判で分かれた評決 マイケル・ダンに有罪 禁錮60年以上か

    ガソリンスタンドでラップ音楽の騒音をめぐってい言い争いになった男が、武器を所持していない10代の黒人の若者の車に発砲し1人を死なせた事件で、フロリダの陪審員は、若者3人に対する殺人未遂罪でマイケル・ダンに有罪評決を下しました。ですが、最も重い罪状、17歳だったジョーダン・デイヴィス殺害に関する第1級殺人罪では陪審員の評決が分かれたため、裁判官は評決不能裁判とせざるをえませんでした。白人のダンは、デイヴィスと彼の友人を乗せた車に10回発砲しました。そして現場から逃走して恋人とホテルへ行き、ピザを注文。彼は警察を決して呼びませんでした。フロリダのスタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)法を引用して、ダン側の弁護人は、若者らに危機を感じたので彼の発砲は正当なものだったと主張しました。しかし検察当局は、若者らは武器を所持しておらず、車からも出ていないと述べています。法律専門家らによると、ダンは他の若者3人への殺人未遂罪により、最低でも禁錮60年が言い渡される可能性があります。同裁判の陪審員は3分の2が白人で、黒人男性はいませんでした。評決はデイヴィスの19回目の誕生日となるはずだった日の前日にあたる15日に下されました。公判を傍聴したGlobalGrind.comの編集長マイケル・スコルニックに話を聞きます。

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    2014/2/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 討論:スノーデンは正しいことをやったのか?元国家安全保障局顧問のスチュアート・ベイカー vs. ダニエル・エルズバーグ

    国家安全保障局(NSA)が米国内および世界のいたるところで膨大なスパイ装置を仕掛けていることをエドワード・スノーデンが暴露した件で、元NSA法律顧問のスチュアート・ベイカーと『ペンタゴンペーパーズ』の内部告発者ダニエル・エルズバーグが討論します。スノーデンが行ったガーディアン紙やその他のメディアへのリークにより、米国人の電話記録・テキストメッセージ、電子メールの収集から国家元首の内部通信の監視にいたるまで、NSAの一連の監視活動が暴露されました。独立団体「国境なき記者団」が行う毎年恒例の国別「報道の自由」調査で今回、米国は13位転落(46位に)しましたが、これは一部にはスノーデンのリークに対する米国政府の反応が原因です。スノーデンは現在ロシアで暮らしていますが、もし米国に帰国すればスパイ罪で告発される可能性があります。元NSAの法律顧問で米国国土安全保障省の次官でもあったベイカーは法律事務所「ステップトー&ジョンソン」のパートナーで、著書にSkating on Stilts: Why We Aren't Stopping Tomorrow's Terrorism (『竹馬に乗ってスケート:なぜ明日のテロリズムを止められないのか?』)があります。エルズバーグは国防総省とランド研究所の元アナリストで米国でおそらくもっとも高名な内部告発者です。

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    2014/2/14(Fri)
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    1
  • 石炭灰流出ノースカロライナ州知事 事件起こした元勤務先デューク・エネルギーのために働く?

    2700万ガロンの汚染水と82000トンの石炭灰が、廃物湖地下の管破裂でノースカロライナ州のダン川に流失した事件は、米史上最悪の石炭灰流出のひとつです。流出した有毒汚泥は、オリンピック用水泳プール70個分にも及びます。ダン川は何マイルにも渡り灰色に変色し、連邦規制上限の35倍の砒素が見つかっている、と環境保護活動家は言います。ノースカロライナ州規制当局は、共和党のパット・マクローリー知事が28年間勤務したデューク・エナジー社(Duke Energy)を守るために、デューク社に対する訴訟を意図的に妨害したのでしょうか?最近、 ノースカロライナ州環境及び自然資源局を辞職したエイミー・アダムスに話を聞きます。アダムスは2013年に同局で行われた変革に抗議して辞職しました。彼女は現在、環境保護団体「アパラチアの声」(Appalachian Voices)で仕事をしています。

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    2014/2/13(Thu)
    記事番号: 
    4

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