デイリーニュース

  • クリミアで住民投票へ ウクライナの長年の亀裂とNATOのロシア国境までの東方拡大を背景に

    ロシアが占拠しているクリミア自治共和国で離脱の是非を問う住民投票が16日に予定されている中、ウクライナでは国内統一支持とロシア支持の対立するそれぞれのデモに何万人もの人が参加しました。先月のウクライナのヴィクトル・ヤヌコビッチ前大統領の追放を受け、クリミアの住民は16日、ウクライナから分離してロシアに加わることの是非を問う住民投票を行います。ウクライナ新政府への支持を示すため、米政府はオバマ大統領が新しく就任したアルセニ・ヤツェニュク首相と今週ホワイトハウスで会談すること発表しました。2009年から南カフカスで取材を行っているフリージャーナリストのニコラス・クレイトンにクリミアから話を聞きます。

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    2014/3/10(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ベネズエラの抗議者たちは民衆の不満の代表か、それとも分裂したエリートの悪あがきか?

    ベネズエラで2月に発生した抗議行動はいまも進行中で、少なくとも20人が死亡しました。両陣営が大集会を開き、反政府派はニコラス・マドゥーロ大統領の権威主義と経済政策の失敗を非難しています。一方、政権支持派はウゴ・チャベス前大統領から引き継いだ社会福祉政策の継続を支持しています。マドゥーロ大統領は外国勢力が介入しようとしていると批判しています。ベネズエラでは誰がなぜ抗議行動を行っているのか、というテーマで2人のゲストをお迎えして討論を行います。マルガリータ・ロペス・マヤは、ベネズエラの歴史家でベネズエラ中央大学の開発研究センターの政治学者です。ロベルト・ロバトは、ニュー・アメリカン・メディアのライターで、最近、カラカスからレポートを行い、帰国したばかりです。

    dailynews date: 
    2014/3/7(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 座談会:クリミア分離の動きが強まる中 東西陣営の対立がウクライナの政治的分裂を速める?

    ウクライナ危機が冷戦後で最悪の東西対立に発展しかねない情勢の中、 ロシアのウラジミール・プーチン大統領は米国と欧州連合による警告をはねつけています。親ロシアのクリミア議会はウクライナから分離してロシアに編入するか否かを問う住民投票の実施を議決しました。しかし、クリミアでわずか1週間前に樹立された親ロシア政権による国民投票の実施は、合法性が問われています。番組では、3人のゲストを迎えて座談会を行います。アントン・シェコトソフはウクライナ市民でロンドン・ユニバーシティ・カレッジの研究員で極右運動の専門家です。ジョナサン・スティールは元ガーディアン紙のモスクワ駐在員でEternal Russia: Yeltsin, Gorbachev, and the Mirage of Democracy (『永遠のロシア:エリツィン、ゴルバチョフ、そして民主主義の幻影』)の著者です。キース・ゲッセンは、n+1誌の編集者でニューヨーカー誌に2010年のウクライナ選挙に関する記事を書きました。

    dailynews date: 
    2014/3/7(Fri)
    記事番号: 
    1
  • アンジェラ・デイヴィス 刑務所廃止、 麻薬戦争、 社会運動がオバマの動きを待つのをやめるべき理由を語る

    作家、活動家、学者として世界的に有名なアンジェラ・デイヴィスは、過去40年以上、米国で最も影響力のある活動家で知識人でありつづけてきました。70年代の黒人解放運動の象徴だったデイヴィスは、ジェンダー、人種、階級、刑務所問題などに取り組み、数世代に渡り批判的思想と社会運動に影響を及ぼしています。彼女は刑務所廃止の先導的提唱者ですが、それは40年以上前に、FBIの最重要指名手配者トップ10の逃亡者であった自身の経験に根ざしています。カリフォルニア大学サンタクルーズ校名誉教授で、最近Free Angela and All Political Prisoners(『アンジェラと全ての政治犯解放を』)というドキュメンタリー映画の主題ともなったデイヴィスに、刑務所廃止、大量投獄、いわゆる「麻薬戦争」、国際婦人デー、そしてオバマの2期目は、1期目よりも大きな社会運動の波が起こるべきだとする理由について語ってもらいます。インタビューのパート2はこちら(http://www.democracynow.org/blog/2014/3/6/part_2_angela_davis_on_solitary

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    2014/3/6(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米上院、人種差別意識を利用? 民主党議員ら、ムミア・アブ=ジャマル弁護に関わった司法省要職候補への共和党の承認反対に同調

    オバマ大統領が指名した米司法省公民権部門部長候補、デボ・アデグブレの承認投票で、数人の米上院の民主党議員が共和党側につくという驚きの結果となりました。承認を巡る議論は、アデグブレが、フィラデルフィアの警察官殺しで有罪となり収監されているブラックパンサー・メンバー、ムミア・アブ=ジャマルの弁護でどのような役割を担ったかというほぼ1点に絞られました。アブ=ジャマルは長いこと無実を主張しています。アデグブレは、裁判当時の判事による陪審への指示がアブ=ジャマルの権利を侵害したとの主張を通すことに成功した、全米黒人地位向上協会(NAACP)法的弁護基金(Legal Defense Fund)の弁護士チームの一員でした。アデグブレの支持者は、彼への攻撃はウィリー・ホートン・キャンペーン(1988年大統領選で共和党が行った人種偏見を煽ることを利用した政治キャンペーン)の再来だ言います。この論争について2人のゲストに話しを聞きます。

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    2014/3/6(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「死刑はヘイト・クライムだ」: ボブ・オートビー自分の息子を殺した犯人の命を請う

    コロラド在住のボブ・オートビーは、2002年に刑務官であった自分の息子エリックを殺害した囚人の死刑求刑に反対を訴えています。最初の裁判では、オートビーは犯人であるエドワード・モントーの死刑判決に賛成していました。しかし、2007年にコロラド最高裁判所が、その判決が陪審員ではなく裁判官によって出されたことを問題としてその判決を却下しました。ここ10年の間でオートビーは考えを変え、本日始まる新しい殺人裁判で、被害者の声明として陪審員に死刑を下さないよう要請する意志を示しています。ところがこの訴訟の裁判官は彼にそうすることを禁じたのです。なぜ死刑判決に反対か、死刑廃止を訴えるかオートビーが説明します。「傷が癒えるように自ら望まないといけません。憎しみの感情を手放さないといけません」と、オートビーは言います。「私にとって死刑とは人を憎む犯罪、人道に対する犯罪です」。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーであり刑事司法特派員ルネ・フェルツにも話を聞きます。フェルツによると、コロラド州では裁判においてオートビーのような被害者が声明を出す権利を守る憲法改正が、1992年に80%の有権者の支持で成立しているということです。

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    2014/3/5(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 独占:自由の身となった元ブラックパンサー党員 44年間の獄中生活とFBI監視を語る

    本日は、44年の獄中生活から解放されて、まだ24時間経ってない元ブラックパンサー党のマーシャル・”エディ”・コンウェイへの独占インタビューをお送りします。コンウェイはアメリカで「一番長く投獄されていた政治犯」だったと支援者は言います。彼は1970年にボルチモアの警察官を殺害した罪で有罪判決を受けましたが、服役中ずっと無罪を主張し続けました。この射殺事件は、連邦政府と地元当局がブラックパンサー党や他の活動家グループに潜入し、彼らの活動を崩壊させようとしたときに起こりました。事件が起こった時には、FBIが対敵諜報活動プログラム「COINTELPRO」(コインテルプロ)の一貫として、コンウェーの行動を監視していたのです。公正な裁判が行われず、主に刑務所内の密告者からの証言に基づいて有罪判決を受けたとして、多くの団体が長年にわたり彼の釈放をを要求していました。コンウェイは在役中も活発に政治活動を行い、「友達の友達」と言うグループを創立しました。これは若者達、主にギャング団のメンバー達が争いを解決するのを助ける目的で創られました。また、「マーシャルの法律:ボルチモアのブラック・パンサー、その人生と時代」(Marshall Law: The Life & Times of a Baltimore Black Panther) という回顧録も出版しました。

    dailynews date: 
    2014/3/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ファルージャで人道危機拡大 100人以上の民間人殺害で責められるイラク政府

    非営利ニュース団体「トゥルースアウト」(Truthout)の新たな記事は、イラクの都市ファルージャの医師、住人、非政府団体の職員らが、戦争犯罪と同市への進行中の攻撃における人道犯罪で、イラク政府を糾弾していることを明らかにしました。その内容のひとつは、イラク政府軍が武装勢力に対する闘いでファルージャへの砲撃を開始した1月以来、少なくとも109人の民間人が死亡し、632人が負傷しているというものです。この明らかになりつつある事実について、トゥルースアウトの記者ダール・ジャメイルからさらに話を聞きます。

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    2014/3/4(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「助けて。エジプト警察に腕を折られた」:平和活動家のメデア・ベンジャミンがガザに向かう途中で拘束される

    米国人平和活動家メデア・ベンジャミンは3月3日、カイロの空港でエジプト警察によって、何の説明もないまま拘束されました。彼女は、質問され、空港の留置室で一晩を過ごし、エジプト当局者らによって暴力的に手錠を掛けられ、彼らによって肩を脱臼させられ腕を折られたと言います。彼女はその後、飛行機に乗せられ、トルコに強制国外退去となりました。トルコで彼女は現在手当てを受けています。空港の医療施設にいる彼女から電話で話を聞きます。ベンジャミンは、ある女性会議のためにガザに向かう前に、国際代表団と会う予定でした。

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    2014/3/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 安全なプラスチックはあるのか? BPAが含まれていないボトルや容器についての恐ろしい新事実を業界が隠蔽

    マザージョーンズ誌による新たな暴露記事は、プラスチックのボトルから飲み物を飲む人、子供にプラスチックの蓋付きカップを与えている人、プラスチックの容器から食べ物を食べている人、プラスチックのラップで食べ物を保存している人すべてにショックを与えるかもしれません。問題の多いプラスチック添加物であるビスフェノールA(BPA)に対しては、合成エストロゲンにさらされることが原因で起きる健康への悪影響を心配して、長年反対運動が展開されてきました。しかし、マザージョーンズ誌の記者マリア・ブレークによる新たな調査は、BPAに代わって使われている科学物質が、BPA以上ではないにしろ、BPAと同じくらい体に悪いということを明らかにしました。イーブンフロー社やナルゲン社、タッパーウェア社から販売されているBPAが含まれていないと宣伝されているプラスチック商品も、やはり合成エストロゲンを放出しているのです。マザージョーンズ誌はさらに、私たちが毎日使う商品についての気掛かりな科学的証拠を葬るために、プラスチック業界がいかに「煙草型の大規模なキャペーン」を行ってきたかを明らかにしています。ブレークから彼女の調査結果について話を聞きます。

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    2014/3/4(Tue)
    記事番号: 
    1

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