デイリーニュース

  • 全国的なトレンドを先取り?NY市の全日制保育所の開始に5万人が殺到

    新学期の開始にあたり、NY市のビル・デブラシオ市長は、かねがね唱えてきた新しい取り組みをスタートさせます。公立学校に全日制の保育所を設ける制度で、すでに5万人を超える児童が登録しており、数千人の教員が新たに雇用されました。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスが、このプログラムがNY市の公教育をどのように変えるか、さらには全国的にも影響をあたえる可能性があることを論じます。

    dailynews date: 
    2014/8/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ビデオに収められた警察による職権乱用 映像記録の保存と拡散方法の新たな手引き

    ロサンゼルス暴動のきっかけとなった警官による暴行被害者ロドニー・キング、ベイエリア高速鉄道公社(BART)警察に射殺されたオスカー・グラント、ニューヨーク市警官にチョークホールドされ(背後から首を絞められ)たエリック・ガーナー、ミズーリ州ファーガソンで警官に射殺されたマイケル・ブラウン。これらの事件の映像は、警察の責任を問う要求に火をつける一端を担いました。警察の職権乱用をスマートフォンやビデオカメラで撮影する人が増え、特にそのような動画のきちんとした保存方法について、ゲストにアドバイスを聞きます。イヴォン・インは、ビデオを使った人権保護の戦いを指導、サポートするグループ「ウィットネス(目撃者)」(WITNESS)の上級記録保管人です。インは、同グループが配布する”Activists’ Guide to Archiving Video”(『アクティビストのためのビデオ記録保管ガイド』)を共同執筆しました。

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    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 史上最大の税金詐欺:利益を海外に置き 10億ドル単位の税金逃れをする米企業の手法

    バーガーキングはカナダの低い法人税率を求めて北へ向かおうとしています。ローリングストーン誌の記者ティム・ディキンソンに新しい記事、”The Biggest Tax Scam Ever”(史上最大の税金詐欺)について話を聞きます。この記事でディキンソンは、大手米企業が、利益を海外の子会社に付け替えて数千億ドルの税金逃れをしているにもかかわらず、さらに議会による税制優遇措置を受けていることを報じています。「最悪なのは、大手ハイテク企業(マイクロソフト社、760億ドル)、大手医薬品企業(ファイザー社、690億ドル)、大手石油会社(エクソンモービル社、470億ドル)、投資銀行(ゴールドマン・サックス、220億ドル)、大手タバコ会社(フィリップモリス社、200億ドル)、大型ディスカウントストア(ウォルマート、190億ドル)、ファーストフード・チェーン(マクドナルド、160億ドル)、加えて重機メーカー(キャタピラー社、17億ドル)などだ。ゼネラルエレクトリック社は1100億ドルを海外に隠し、実効税率を4パーセントに抑えている。これは米国税庁への納税義務を31パーセント下回る率だ」とディキンソンは記事に書いています。

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    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 税金逃れワッパー? バーガーキング、ティム・ホートンズとの合併で 本社をカナダへ移転

    バーガーキングは今週、カナダのコーヒーとドーナツのチェーン、ティム・ホートンズ(Tim Hortons)を114億ドルで買収することを発表ました。同社はこれによって世界第3位のファストフード企業となります。新生バーガーキングは、法人所得税が米国よりも低いカナダに本社を置きます。バーガーキングは節税が目的ではないとしていますが、この合意で、「タックス・インバージョン」(Tax Inversion)と呼ばれる、米企業が企業合併を利用して海外に本社を移転し、米国の法人税率から逃れようとする現象についての議論が再燃しています。7月には、オバマ政権は「タックス・インバージョン」によって米国が受ける損失は年間170億ドルにのぼると試算しました。今回のバーガーキングの合意で恩恵を受ける投資家の一人に、オバマ大統領の支援者であるウォーレン・バフェットがいます。バフェットは、バーガーキングに30億ドルを9パーセントという高金利で貸し、今回の合意成立の手助けをしました。エコノミストで弁護士、「税正義ネットワーク」(Tax Justice Network)の上級顧問を務めるジェームズ・ヘンリーに話を聞きます。ヘンリーは以前はマッキンゼー・アンド・カンパニーの主任エコノミストでした。

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    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 地球温暖化に挑めるのは「大規模な運動のみ」  一方で 法的拘束なしの協定で妥協するオバマ政権

    世界の気候科学者たちは、急激に増大している温室効果ガス排出が「深刻で広範囲に渡る、不可逆的な影響」を及ぼす可能性があると警告しています。一方でオバマ政権は、法的拘束力つきの気候についての国際取引に対し、議会の承認を得る努力を放棄しようとしています。ニューヨーク・タイムズ紙は、米交渉人が議会承認を必要としない提案を準備しており、むしろ自由意志による温室効果ガス排出量削減の誓約を各国に求めるつもりでいると報じました。この報道と同時期に発表された国連報告書によれば、気候変動は温室効果ガス排出抑制がなければ「不可逆的となる」と警告しています。地球温暖化阻止を十分に行うには、現在知られている化石燃料埋蔵量の少なくとも4分の3は、掘り起こされるべきではないと、報告書にはあります。350.orgの創設者ビル・マキベンに、地球温暖化に対抗できる望みが、オバマ大統領の方法論ではなく、近々ニューヨーク市で開催される、気候に関する行動としては最大規模となるかもしれない、「気候対策民衆マーチ」(People's Climate March)のようなイベントに在ると考えるのか聞きます。「オバマ政権は、反抗的な議員をからかうことはしても、温暖化を減速させるために本気で自ら政治的痛みに耐えようとはしてきませんでした」とマキベンは言います。「他国はそれを見ぬいています。

    dailynews date: 
    2014/8/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ファーガソンは貧困層を餌にしているのか?同市は不均衡に有色人種を取締り、罪状と罰金を課す

    警官がマイケル・ブラウンを殺害したことで、ファーガソンとセントルイス近郊での人種格差に世界中から注目が集まっていますが、住民が警察に対し深い不信感をいだく理由を、最新の報告書が説明しています。この報告によると、セントルイス近辺の郡の歳入の大部分が交通違反や小さな違反行為への罰金であり、それらはアフリカ系アメリカ人の住民を不均衡に標的にしているということです。実際、ファーガソンでは、罰金と手数料が市の2番目に大きな収入源で、2014年会計年度では270万ドルに上ると予想されています。「アーチ・シティー弁護人」事務局長であり、この新しい報告書の共同著者でもあるトーマス・ハーヴィーに話を聞きます。この記事は広く引用され、25日のニューヨーク・タイムズ紙では去年ファーガソンが1世帯につき平均3つの令状を出したという驚異的なグラフも載せました。これは町大きさで比較すると、州最大の数です。「私が弁護人を始めたその日から、依頼人たちが言っていたのは、この罰金や令状は、市民の安全のためではなく、お金を集めるためだということです」とハーヴェイは述べます。また、警察による厭がらせと違反状の発行について、月曜セントルイスで行われたマイケル・ブラウンの葬儀に列を作った地元住民のうちの一人、ジョージ・フィールズから話を聞きます。

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    2014/8/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • NSA グーグルに類似した検索エンジン作成 他の政府機関が電話とEメールの記録収集する手助け

    「インターセプト」(The Intercept) は新しい記事で、米国家安全保障局(NSA)が密かにグーグルに似た検索エンジンを使って、20以上の政府機関に情報を提供していることを明らかにしました。エドワード・スノーデンが暴露した証拠によれば、NSAは長年、麻薬取締局やFBIなどの国内の法執行機関にそのデータを直接提供し利用可能にしてきたということです。「ICReach」として知られるこの検索ツールは、外国人と法を犯していない何百万のアメリカ市民についての情報を含んでいます。その記録の数は8500億以上、天の川の星の数の2倍以上です。この記事を執筆したインターセプトの記者、ライアン・ギャラガーに話を聞きます。また米国軍が全従業員にインターセプトの記事を読むことを禁止し、職場のコンピューターでインターセプトのウェブサイトをブロックし始めたことについても聞きます。このサイトが機密情報を公にしたというのが理由だと報道されています。「マニングやスノーデンの時代に、こんな方針は全く時代遅れです」とギャラガーは言います。「トップシークレットの機密にアクセスする権限を持つ諜報アナリストが、公共のニュース報道を読めないということが起こり得るのです」

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    2014/8/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「ガザのダメージは想像以上」 ジャーナリスト ムハマド・オマールが伝える停戦とガザの再建

    イスラエルとパレスチナが無期限の停戦に合意し、イスラエルは50日にわたるガザ地区の攻撃を終えました。パレスチナの保健当局によれば、犠牲者のほとんどは市民で、490人の子供を含む2139人がイスラエルの攻撃で殺害されたということです。イスラエルの死者数は64人の兵士と6人の市民です。この停戦交渉はカイロでエジプト政府の仲介で行われ、26日火曜日の夜に執行されました。この合意は、交戦の即時終了と、封鎖されていたガザのイスラエルとエジプト間の通路を開けること、そして地中海の漁業水域領地の拡大が要求されています。ガザから受賞歴のあるパレスチナ人記者のムハマド・オマールに中継で話を聞きます。「様々な地域に住むガザの人々が、普通の生活を取り戻そうとしています。しかしこの地域のダメージは想像以上です」とオマールはいいます。「何千もの家屋、130以上のモスクと140以上の学校が、完全にまたは部分的に破壊されました」

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    2014/8/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヴィジャイ・プラシャド「2011年のNATOによるリビア空爆で台頭した武装勢力が石油産出国をめぐり戦闘中」

    リビアは、ムアンマル・カダフィ排除を目指した北大西洋条約機構(NATO)支援の2011年の空爆以来最も激しい戦闘状態にあります。6月の選挙で入れ替わったリビア議会が8月25日に再招集され、イスラム主義者の後ろ盾を持つ人物を新首相に選びました。これによってリビアは、互いに違う武装勢力に支持される2人の対立する指導者と2つの議会を持つことになりました。一方、ニューヨークタイムズ紙は、エジプトとアラブ首長国連邦(UAE)が、リビアの首都トリポリ掌握をめざして戦闘中のイスラム武装勢力に対し、8月第3週に2回空爆を行ったことを明らかにしました。この空爆にもかかわらず、イスラム急進派武装勢力は空港を制圧し、首都トリポリの掌握を不動のものにしました。「[米国とNATOが]この国を空爆したことがきっかけで、武装勢力間の闘いが今起こっています」と、トリニティ・カレッジの国際学教授ヴィジャイ・プラシャドは言います。「カダフィが殺害されて以来ずっと、武装勢力同士の激しい争いが続いているのです」。

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    2014/8/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米国は何かがおかしい:マイケル・ブラウンの葬儀がもたらした永続的な活動を求める声

    マイケル・ブラウンの葬儀のため、2500人以上がフレンドリー・テンプル・ミッショナリー・パブティスト教会の内陣を埋め、予備に用意された部屋も別の2000人で一杯になりました。追悼演説者の中には、アル・シャープトン師、弁護士のベンジャミン・クランプ、ブラウンの従兄弟タイ・プルイットらがいました。「米国は何かがおかしいということを受け入れなければならなくなるでしょう。我々には、軍隊仕様の武器を警察に渡すお金はあるのに、訓練や公教育、子供たちの教育のためのお金はないのです」とシャープントンは述べました。

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    2014/8/26(Tue)
    記事番号: 
    2

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