個人的な薬物使用と保持を犯罪とする政策の破壊的な有害性についての新たな調査報告により、2015年に警察がマリワナ関連の軽罪で検挙した人の数は、殺人および傷害致死、強姦、強盗そして加重暴行の全てを合わせた検挙数よりも多かったことが判明しました。またアフリカ系アメリカ人の成人は白人の成人に比べて薬物使用の割合は同程度であるにもかかわらず、薬物所持により逮捕される可能性は2..5倍以上にもなることが示されました。折りしも、米国の4つの州で娯楽目的のマリワナの使用が合法化され、さらに5つの州がマリワナの合法化に向けた住民投票を来月に行います。この報告を12日(水)に発表したヒューマン・ライツ・ウォッチとアメリカ自由人権協会(ACLU)は、軽度の麻薬犯罪は処罰の対象から外すよう各州政府と連邦政府に呼びかけました。報告書Every 25 Seconds: The Human Toll of Criminalizing Drug Use in the United States(『毎25秒:アメリカの薬物使用犯罪化の犠牲者』)の著者テス・ボーデンに話を聞きます。