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2016年4月21日(木)

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  • 武器を持たないアフリカ系米国人男性を射殺した、ニューヨーク市警官に懲役なしの判決が出ました。中国系米国人であるピーター・リアン巡査は、ブルックリン公営住宅の暗い階段の吹き抜けでアカイ・ガーリーを射殺しました。2月、陪審はリアン巡査を過失致死罪および職権乱用罪という判決を出しましたが、判事は、刑事上の過失致死罪に判決を軽減する、珍しい決断をしました。この事件でアジア系米国人コミュニティでは議論が巻き起こり、一部には、リアン巡査は中国系だったため犠牲になったという声もあります。ガーリーのおば、ハテンシア・ピーターセンと、アカイ・ガーリーの遺族を支援したCAAAVアジア系コミュニティ組織(CAAAV Organizing Asian Communities)のキャシー・ダン事務局長と、リアン巡査を支援する元ニューヨーク市会計監査官ジョン・リューが熱のこもった議論を繰り広げます。

  • 市民10万人近くが有毒レベルの鉛を含んだ水道水に晒されているミシガン州フリント市の水道水汚染問題で、最初の刑事訴訟が起こされました。ミシガン州環境基準局職員スティーブン・ブッシュおよびマイケル・プリスビーの2人に米政府を欺いた容疑が、フリント市職員マイケル・グラスゴーには、水質検査結果を改ざんした容疑がかかっています。彼らの刑事責任が問われる一方、共和党のリック・スナイダー知事は、今回の水道汚染危機について検察から取り調べを受けていないと語っています。フリントの水道水汚染危機に関する対応を巡り、抗議者たちはスナイダー知事に辞任を求めています。今回の危機は、スナイダー知事に任命された非常事態管理者 (emergency manager)が飲料水の水源をデトロイトの水道システムから、腐食しているフリント川に切り替えたことが発端でした。この腐食した水が、すでに老朽化したフリント市のパイプを侵食し、飲料水が鉛に汚染されました。今回の危機を最初に報道したひとり、米国自由人権協会(ACLU)ミシガン支部の調査報道記者カート・ガイェットに話を聞きます。ガイェット記者は非常事態管理体制および開かれた政府問題を中心に報道しています。ガイェットは先日、2016年シドニー・ヒルマン賞オンライン・ジャーナリズム賞を受賞したほか、社会正義報道に贈られるジェームズ・アロンソン賞優秀先駆的報道賞を受賞しました。

  • オバマ大統領は「湾岸協力会議」で同地域の首脳と話し合うため、サウジアラビアに4度目の訪問をしていますが、人権保護団体は、イエメン攻撃を先導するサウジアラビアへの武器販売を停止するよう米議会に強く求めています。国連の推定によれば、イエメンではサウジが空爆を開始した3月以来、市民3000人以上が犠牲になりました。「安全保障支援モニター」(Security Assistance Monitor)の上級アドバイザーのウィリアム・ハータングに話を聞きます。ハータングは先日、ニューヨークタイムズ紙に記事”Obama Shouldn’t Trade Cluster Bombs for Saudi Arabia’s Friendship"(「オバマ大統領はサウジアラビアとの友好関係を得るために、クラスター爆弾を輸出するのを止めるべき」)を寄稿しました。ハータングは国際政策センター(Center for International Policy)の「軍事および安全保障プロジェクト」(Arms and Security Project)の理事長も務めます。新著はProphets of War: Lockheed Martin and the Making of the Military-Industrial Complex(『戦争の預言者たち――ロッキード・マーティンと軍産複合体.誕生の裏側』)です。

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