ヘッジファンドマネジャーの億万長者で10年以上にわたって未成年の少女を性的に暴行していた疑いで起訴されているジェフリー・エプスタインが7月8日、性的目的の人身売買容疑でマンハッタンの連邦裁判所に出頭します。エプスタインは同月6日、最年少の14歳少女を含む未成年の少女らをマンハッタンの自分のマンションに誘い、性的目的の人身売買を行っていた疑いで逮捕されました。エプスタインはかつて、フロリダ州で未成年の少女数十人へのわいせつ行為と人身売買で告発されましたが、フロリダ州の連邦検事だったアレクサンダー・アコスタが「連続児童性犯罪者との最も寛大な司法取引」を行った後、郡刑務所でわずか13カ月服役するにとどまりました。この司法取引によって、エプスタインは連邦裁判所での起訴と終身刑の可能性を回避することができ、FBIによるこの事案への調査は事実上終結しました。アコスタは現在、トランプ政権の労働長官を務めています。エプスタインはドナルド・トランプとビル・クリントンは友人だと語っています。2003年にバニティフェア誌に発表した“The Talented Mr. Epstein”(「才人エプスタイン」)でジェフリー・エプスタインの人物像を描いた調査報道記者のビッキー・ワードに話を聞きます。