デイリーニュース

  • 「議会クーデターだ」 共和党優位のウィスコンシン州議会が民主党知事就任目前に土壇場の権力奪取

    ウィスコンシン州の共和党議員らは、民主党の次期知事トニー・エバーズの就任前にその力を削ごうと、前例のない権力奪取に向けて足並みをそろえています。「議会クーデター」との声も上がるこの異常な動きで、共和党議員らが4日夜から5日朝にかけて奔走し、1月の共和党知事のスコット・ウォーカーの任期終了前に共和党優位の州議会に権力を委譲する一連の「レイム・ダック法案」を採択しました。共和党優位のウィスコンシン州上院は、新たに選出された民主党の知事と司法長官の権限を制限し、期日前投票の期間を狭める措置を採択しました。ウィスコンシン州の上下両院は5日早朝、メディケイド(低所得者用医療扶助)受給に就業条件を付加し、子供のいない健常者の成人が公的給付を受けるためには仕事をしなければならないとする州法を次期知事が改正する権能を制限する法案を採択しました。ウィスコンシン州に拠点を置く雑誌「プログレッシブ(The Progressive)」の編集員、ルース・コニフに話を聞きます。

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    2018/12/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「アメリカ大陸で孤軍奮闘のアムロ」 メキシコ大統領が野心的な左派の政策と共に就任

    メキシコの新大統領アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO、アムロ)は12月第1週末、数万人がメキシコの数十年ぶりの左派大統領を祝うために首都に集まり注目を浴びる中で就任しました。アムロは就任演説の中で、安全保障に取り組み、汚職と刑事免責を終わらせることを公約しました。受賞作家でニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授であるグレッグ・グランディンに話を聞きます。彼は次のように言います、「トランプ政権が引き起こした国境の危機は、深い構造的な根源もありますが、今後はアムロが象徴する希望と共に展開することになるでしょう。ラテンアメリカの左派は至る所で敗北を喫してきました。アムロは孤軍奮闘することになります。ブラジル、コロンビア、アルゼンチンといった主要国はすべて、右翼政府によって支配されています。」

    dailynews date: 
    2018/12/4(Tue)
    記事番号: 
    5
  • アリエル・ドルフマン ジョージ・H・W・ブッシュは私を含む世界中の多くの被害者にとって生き続ける

    ジョージ・H・W・ブッシュは米国の大統領でただひとり中央情報局(CIA)長官を務めた経験を持ちます。この役割が彼の経歴と政治活動を決定付けたのかもしれません。彼はかつて、この情報機関のことを「私の心臓の鼓動の一部」と表現しました。H・W・ブッシュは1976年1月から1977年1月までCIAの実権を握っていました。彼はその期間、ラテンアメリカ諸国が連携して政治的反体制派を排除した、1970年代と80年代の米国支援の「コンドル作戦」の指揮を執りました。この作戦は、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイの軍事独裁政権と関係していました。ベストセラー作家で脚本家、詩人、活動家であり、デューク大学で教えるアリエル・ドルフマンに話を聞きます。彼は1973年、チリのサルバドール・アジェンデ大統領の首席補佐官の文化顧問を務めていました。彼は、ジョージ・H・W・ブッシュは「チリの独裁者ピノチェトが複数の強制収容所を開いたときCIAを仕切っていました。彼らは人々を拷問し、処刑し、迫害しました。そして彼らは国外でも人々を殺していました」と言います。 受賞作家 でニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授であるグレッグ・グランディンと、ニューヨーク市立大学ジョン・ジェイ刑事司法校の教授ホセ・ルイス・モリンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/12/4(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ジョージ・H・W・ブッシュによるイラン・コントラ共謀者たちへの恩赦がトランプの刑事免責の土台を築いた過程

    報道機関がジョージ・H・W・ブッシュの功績を称賛する中、イラン・コントラ事件における彼の役割を検証します。レーガン政権がレバノンのアメリカ人人質解放を確実するためイランに違法に武器を売却し、連邦議会を欺き裏をかくべく謀略をめぐらした際の副大統領はH・W・ブッシュ でした。武器の売却益はニカラグアの反政府組織「コントラ」に違法に資金供給するために使われました。 H・W・ブッシュ が大統領だった1992年、彼はキャスパー・ワインバーガー、ロバート・マクファーレーン、エリオット・アブラムスを含む、イラン・コントラ事件の何人かの被告に恩赦を与えました。受賞作家でニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授であるグレッグ・グランディンに話を聞きます。

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    2018/12/4(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米州人権委員会:ブッシュによる侵攻で米国はパナマに賠償金を払う義務がある

    米州人権委員会(IACHR)は、ジョージ・H・W・ブッシュの1989年の違法なパナマ侵攻に対し、パナマへ賠償金を支払うよう米政府に求めました。1990年以来、パナマへの賠償金支払い実現に取り組んでいる、国際人権弁護士のホセ・ルイス・モリンに話を聞きます。彼はニューヨーク市立大学ジョン・ジェイ刑事司法校の教授で、ラテンアメリカおよびラティーノ研究学部の学部長です。

    dailynews date: 
    2018/12/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • グレッグ・グランディン:ジョージ・H・W・ブッシュの1989年のパナマ侵攻がそれ以降の米国の戦争の土台を築いた

    ジョージ・H・W・ブッシュの死が米国のニュースメディアを数日にわたって席巻していますが、ブッシュが大統領就任後の最初の年に行ったパナマ攻という決定的な出来事についてはあまり関心が払われていません。H・W ・ブッシュは1989年12月19日、パナマの指導者マヌエル・ノリエガに出された麻薬密売罪での逮捕令状を執行するという名目で、パナマに数万人の兵士を派遣しました。ノリエガ将軍はかつて、米政府と密接な関係にあり、米中央情報局(CIA)から金を受け取って協力していました。ブッシュは全米でテレビ放送された演説の中で、パナマの民主主義を守るために侵攻が必要とされたと主張しました。米国は侵攻中、ニューヨーク市警察よりも小さい規模の軍隊しか持たないパナマに対し、極めて高度な兵器を装備した24,000人の軍隊と航空機を送り込みました。この攻撃で、およそ3000人のパナマ人が死亡しました。受賞作家でニューヨーク大学のラテンアメリカ史の教授でもあるグレッグ・グランディンにパナマ侵攻が与え続けている影響について話を聞きます。

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    2018/12/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • バーニー・サンダースが語るイエメン戦争終結 メディケア・フォー・オール グリーン・ニューディール ベゾス法

    サンダース・インスティチュートが開催する催しに参加するため先週末、国際的な進歩的指導者数百人がバーモント州バーリントンに集まりました。グリーン・ニューディール、最低賃金の引上げ、ソーシャル・セキュリティ制度の保護などについて、エイミー・グッドマンがバーモント州無所属上院議員バーニー・サンダースと話し合いました。11月末に上院で可決した歴史的投票についても語りました。サウジアラビアが主導し米国が支援するイエメンでの戦争を終結に向かわせるための法案です。サンダースも共同提出者の一人です。

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    2018/12/3(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ジョージ.H.W.ブッシュ追悼 国内エイズ患者には無策 一方でHIV陽性のハイチ人をグアンタナモに拘束

    ジョージ.H.W.ブッシュが亡くなったのは世界エイズデーの前夜でした。1990年代のHIV/AIDS危機に何の対策も打たなかった第41代大統領のことを記憶しているHIV/AIDS活動家にとっては、忘れられない皮肉と言えるでしょう。ジョージ.H.W.ブッシュは、レーガン政権の副大統領時代に起きたHIV/AIDS危機についてほとんど語らず、レーガン大統領が初めてエイズに言及したのは任期が終わる2年前でした。ジョージ.H.W.ブッシュは大統領当選後、対策を強化するとの公約に反して、HIV/AIDS教育、予防プログラムの取り組みや予算化を拒否し、薬剤治療についても同様でした。ジャーナリストでありニューヨーク大学でアメリカ研究の博士号取得候補者であるスティーブン・スラッシャーに詳しく聞きます。ジェンダー・性的マイノリティーに対する報道研究としてノースウェスタン大学に設けられた「ダニエル・H.レンバーグ教授」に任命されました。ネイション誌掲載の最新記事は“It’s a Disgrace to Celebrate George H.W”(「ジョージ.H.W.ブッシュを賞賛するのは恥ずべきこと」)です。

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    2018/12/3(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ブッシュ(父)元大統領死去 メディアが無視する負の遺産 戦争犯罪 レイシズム 司法妨害

    ジョージ.H.W.ブッシュ元大統領がヒューストンで30日夜、94歳で亡くなりました。1988年、米国の第41代大統領に選出され、CIA長官経験者で大統領になった最初で唯一の大統領です。1981年から1989年までレーガン大統領の副大統領を務めました。これまでのところメディアは大統領在任中の業績に焦点を当て、より親切で寛大なアメリカを呼びかけた大統領として讃えています。しかし、こうしたヘッドラインはブッシュが遺した他の遺産を大幅にごまかし、無視するものとなっています。本番組では1991年の湾岸戦争、イラン・コントラ事件に関与した6人のレーガン政府高官への恩赦、人種差別的宣伝が彼の大統領当選に役立ったことなどを見ていきます。調査報道サイト「インターセプト」のコラムニスト、メフディ・ハサンから詳しく聞きます。最新記事は“The Ignored Legacy of George H.W. Bush: War Crimes, Racism, and Obstruction of Justice”(「無視されたジョージ.H.W.ブッシュの負の遺産:戦争犯罪、人種差別、司法妨害」)です。

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    2018/12/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • バーニー・サンダース演説ノーカット版:経済的正義 医療保険 反トランプ イエメン戦争に終結を

    世界中の進歩主義指導者たちがバーモント州バーリントンに集まり「サンダース・インスティテュート」主催の集会に参加しました。同州の無所属上院議員で前大統領選候補のバーニー・サンダースは29日夜、集会開始の基調演説で、医療保険、最低賃金の引き上げを語り、そしてサウジ主導のイエメン爆撃への米国の軍事支援を終了させる超党派決議を呼びかけました。司会役はハーバード大学のコーネル・ウェスト教授です。

    dailynews date: 
    2018/11/30(Fri)
    記事番号: 
    2

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