シリアに関する多国間協議がウィーンで行われている中、世界で最も犠牲者の多いこの紛争の最前線で働く医療従事者の危険についてみていきます。2011年月に戦争が勃発して以来、約700人の医療従事者がシリアで命を落としています。「人権のための医師団」(PHR:Physicians for Human Rights)によると、医療施設の襲撃回数は300回を超え、そのうちの90%はシリア政府によるものです。「国境なき医師団」によると、先月後半に空爆がひどくなって以来、シリアでは少なくとも患者と医療スタッフ35人が犠牲になりました。ロシアによる空爆で、10月中にシリアの医療施設6カ所が被害を受けており、一般人や医療スタッフが少なくとも4人負傷しました。本日は「人権のための医師団」のウィドニー・ブラウンと夜の闇に紛れて亡命したシリア人医師に話を聞きます。