ローマ教皇フランシスは、気候変動にもっと意欲的に取り組まなければ、世界は自滅の方向に向かうだろうと警告しました。彼のメッセージは、二酸化炭素排出量の自発的削減目標を各国が最終的に確定する国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)のためにパリに集まった約150カ国の首脳に向けられました。フランスとインドは11月30日、世界で最も貧しい人々に太陽エネルギーを供給する国際同盟を立ち上げました。とはいえインドは引き続き石炭発電を大々的に促進します。インドは、2020年まで毎月1カ所の石炭発電所を新設し、石炭生産を今の2倍にする計画です。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は、世界の富裕国に対し、発展途上国が気候変動に適応することを助けるよう求めました。一方、北京のスモッグは世界保健機関(WHO)が定めた安全基準の35倍以上まで上昇し、中国は数千の工場に対し一時的な閉鎖を命じました。