デイリーニュース

  • 米国がメキシコ国境で包括的な機密情報収集 標的はジャーナリスト・弁護士・活動家

    亡命を希望する移民キャラバンの阻止を目的とするトランプ政権の行動を記録していた活動家やジャーナリストについて、米国政府がデータベースを密かに作成していたことが文書で明らかになりました。サンディエゴのメディアNBC 7の調査が明らかにしたところによると、このリストを共有していたのは国土安全保障省、移民税関捜査局(ICE)、税関・国境警備局、連邦捜査局(FBI)です。リストには、米国市民7人を含む10人のジャーナリストのほか、「オーガナイザー」または「扇動者」として約50人の名前が掲載されていました。下院民主党議員たちは現在、政府が作成したこの極秘リストの全面開示を求めています。米政府に標的にされた活動家の1人であるニコール・ラモスに話を聞きます。ラモスは「アル・オトロ・ラド」(Al Otro Lado)の「国境における権利プロジェクト」(Border Rights Project)の代表です。同プロジェクトは、メキシコ・ティファナの亡命希望者たちと協働しています。調査報道サイト「インターセプト」の常任記者ライアン・デベローからも話を聞きます。2月初旬、“Journalists, Lawyers, and Activists Working on the Border Face Coordinated Harassment from U.S.

    dailynews date: 
    2019/3/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 失われた子供たちのアーカイブ:バレリア・ルイセリーの最新小説は米国の移民危機の証言

    国土安全保障省長官キルステン・ニールセンは数日前メキシコ国境で、トランプ大統領の国家非常事態宣言を擁護しましたが、バレリア・ルイセリーと新著『失われた子どもたちのアーカイブ』について話します。この本は、米国に難民として保護を求める移民の子供たちの窮状を調査する母とともに、ニューヨークからアリゾナのメキシコ国境まで旅したある家族の日々を記録しています。

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    2019/3/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • イルハン・オマルをめぐる論争は 親イスラエル・ロビーの力を疑問視するのをためらわない米国の新たな風潮を際立たせた

    米国の対イスラエル外交政策に関するイルハン・オマル下院議員のコメントをめぐって1週間にわたり論争を続けた後、米国下院は5日、反ユダヤ主義や反ムスリム的な差別、白人至上主義など様々な形のヘイトを非難する決議を圧倒的多数で成立させました。今日のゲストは、イスラエルの新聞『ハアレツ』の編集委員でコラムニストのギデオン・レビと、政策研究所(Institute for Policy Studies)の研究員で「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)の全国評議員フィリス・ベニス、パレスチニア系アメリカ人の詩人、作家で、ニューヨーク市の活動家レミ・カナジです。

    dailynews date: 
    2019/3/8(Fri)
    記事番号: 
    10
  • 真実を語るときだ:イスラエルのジャーナリスト ギデオン・レビがイルハン・オマルのイスラエル批判を支持

    米国の下院は7日(木)、反ユダヤ主義や反ムスリム的差別、白人至上主義など様々な形のヘイトを非難する決議を、圧倒的多数で成立させました。これは、1週間にわたり民主党国会議員たちが論争した結果です。この論争のきっかけは、民主党下院議員イルハン・オマルが先週のあるイベントにおいてイスラエルに対する米国の外交政策に疑問を呈していた際に反ユダヤ的な表現を使ったとして、何人かの下院議員が彼女を非難したことでした。下院上層部は当初、オマルを直接に叱責するとみられる反ユダヤ主義非難決議の草案を準備していました。しかし多くの進歩的民主党員は、米国史上最初のムスリム女性議員の一人であるオマルが不公平な名指しの批判を受けていると主張しました。民主党内の意見不一致のため民主党指導部は最初の決議案を取り下げざるを得ず、もっと幅広い決議案に切り替えました。イルハン・オマル下院議員も新決議案に賛成し、同じくムスリムのミシガン州選出のラシーダ・タリーブ議員、インディアナ州選出のアンドレ・カーソン議員との共同声明を出し、新決議案を称賛しました。イスラエルの新聞『ハアレツ』の編集委員でコラムニストのギデオン・レビから詳しくききます。彼の最新記事のタイトルは、「どんどん言っちゃえ、イルハン・オマル」です。

    dailynews date: 
    2019/3/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • イルハン・オマルが実際に話したこと 「ヘイトをぶつけられた気持ちを私は知っている」

    米国の下院は7日(木)、反ユダヤ主義や反ムスリム的な差別、白人至上主義など様々な形のヘイトを非難する決議を圧倒的多数で成立させました。採決は賛成407、反対23と、20人余りの共和党議員が反対票を投じました。投票は一週間にわたる激しい論争を締めくくるもので、そのきっかけとなったのは一部の議員たちが、民主党下院議員イルハン・オマルが先週のあるイベントで反ユダヤ的な表現を使ったとして非難したことでした。彼女はそのとき、イスラエルに対する米国の外交政策に疑問を呈していました。オマルは、「私が話したいのは、ある外国への忠誠を押し付ける人々がいても問題はないとする、この国の中の政治的な影響力についてです」と言いました。メディアはおおむね、彼女の発言の中の一つの発言のみに注目していますが、彼女の発言全体を聞いた人は少ないようです。イルハン・オマルが先週、ワシントンDCのレストラン「下っ端給仕と詩人」(Busboys and Poets)でどのように話したのか、彼女自身のことばを聞いてみましょう。

    dailynews date: 
    2019/3/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 拷問 傭兵 少年兵動員の疑いがあるにも関わらず 米国はUAEに270億ドルもの武器を提供

    現在も進行中のイエメンでの破壊行為に米国製の武器がいかに貢献しているかを、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト」(Arms and Security Project)を率いるウィリアム・ハートゥングと見ていきます。ハートゥングは、イエメンにおけアラブ首長国連邦(UAE)の役割に関する新たな報告書を執筆しました。“'Little Sparta': The United States-United Arab Emirates Alliance and the War in Yemen(「小スパルタ」――米国・UAE同盟とイエメン戦争)というタイトルです。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長にも話を聞きます。二人は先日、イエメンで民間人犠牲者を出している爆撃の米国および欧州の役割に関する調査報告書を発表しました。

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    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    4
  • イエメンでの戦争犯罪? サウジ主導の攻撃で米国と英国製の武器で民間人約1000人が死傷

    イエメンは世界最悪の人道上の危機に直面しています。サウジ・アラビアおよびアラブ首長国連邦(UAE)主導でイエメンに対して行われたこの戦争で、多くの民間人が殺害されましたが、この戦争における米国よび欧州の役割を立証した主要報告書が発表されました。この報告書はイエメンを拠点とする人権保護組織を含めた複数の組織が3月6日に発表したもので、2015年4月から2018年4月の間に行われた27回の連合軍攻撃で、少なくとも民間人203人が死亡、749人が負傷したとしています。報告書は27回の攻撃の内、22回で米国製の武器が使用されたと見ています。残りの5回の攻撃では英国製の武器または米・英両国で生産された部品が使用されました。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米議会では長い間 米・イスラエル関係に疑問を呈することが許されなかったが それは変化しつつある

    米下院の民主党は3月7日、反ユダヤ主義を非難する決議を投票します。この決議は、明確に名指しはしていないものの、ミネソタ州選出の新人イルハン・オマル下院議員が先日、米国とイスラエルの関係に疑問を呈したことを直接非難する目的であると見られています。民主党進歩派の抵抗により、決議は6日に無期限延長となりましたが、ステニー・ホイヤー下院院内総務は翌日、非公開ミーティングで投票を決行すると発表したと報道されています。退役大佐でベトナム戦争にも従軍経験のある作家、ボストン大学国際関係および歴史学名誉教授のアンドリュー・ベイセヴィッチに話を聞きます。

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    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アンドリュー・ベイセビッチ:米・サウジ関係は中東情勢が不安定となっている主な原因

    本日は最近の米・サウジ関係について見ていきます。米上院外交委員会は、3月6日ジョン・アビゼイド退役陸軍大将の駐サウジアラビア大使の承認公聴会を行いました。その2日前の4日、トランプ政権は、10月にイスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたワシントンポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギの殺人事件捜査について上院議員への非公開の報告を行いましたが、議員たちは新たな情報は全く提供されなかったと非難しています。一方、ニューヨークタイムズ紙は、米国市民権を持つ医師がサウジで拘置され、拷問を受けた事件の新たな詳細を報道しました。この医師ワリード・フィタイヒはハーバード大学出身の医師で、2017年から罪状もなく起訴されることもなく拘留されています。退役大佐でベトナム戦争の従軍経験もある作家であり、ボストン大学の国際関係および史学の名誉教授でもあるアンドリュー・ベイセビッチと、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト(Arms and Security Project)」のディレクターであるウィリアム・ハートゥングに話を聞きます。

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    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グレッグ・グランディン 新著『神話の終わり:開拓精神から国境の壁へ』を語る

    米上院は、米南部メキシコ国境に沿って壁を建設するというトランプ大統領の国家緊急事態宣言を覆す決議をすると見られていますが、歴史家グレッグ・グランディンに、彼の新しい本The End of the Myth: From the Frontier to the Border Wall in the Mind of America(『神話の終わり:開拓精神から国境の壁へ』)について話を聞きます。グランディンはこの本の中で次のように書いています、「壁は建設されるかもしれないし、建設されないかもしれない。しかし、たとえそれが議会とホワイトハウスの間の絶え間ない交渉の駒として、予算の話だけの幻影に終わるとしても、合衆国の南部国境に沿って走る長さ2万マイル、高さ30フィートのコンクリートと鋼の帯の約束だけで目的は十分に果たされるのだ。それはアメリカの新しい神話であり、 開拓神話終焉の記念碑となるだろう。かつて歴史を逃れた、あるいは少なくとも歴史を飛び越えたと信じていた国家が、いまや歴史の罠にはまり、かつて自分達は 未来への先導者だと自負していた国民は、今や過去の囚人となってしまった。壁の約束はその象徴だ。」グレッグ・グランディンはニューヨーク大学の教授であり、ピューリッツァー賞の最終候補にもなりました。

    dailynews date: 
    2019/3/6(Wed)
    記事番号: 
    4

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