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2015年3月11日(水)

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  • ニューヨーク州のチャータースクール推進の裏側には、ヘッジファンドからの数千万ドルにおよぶ寄付があることを、 デモクラシー・ナウ!共同ホストのフアン・ゴンザレスが最新のニューヨーク・デイリー・ニュースの記事でレポートしました。アンドリュー・クオモ州知事はこの巨額の寄付のうち、最高額である480万ドルを受け取っています。クオモはチャーター・スクール施設建設のため生徒一人につき2,600ドルまでの支出承認を勝ち取った後、チャーター・スクールへの州の支出限度額を増加しようと議会に働きかけています。

  • オバマ政権がベネズエラを「米国の安全に対する非常で驚くべき脅威」と公言し、人権侵害と汚職で7人のベネズエラ高官に対する制裁を発動した後、米国・ベネズエラ間の緊張が高まっています。ベネズエラの大統領ニコラス・マドゥロは10日、彼が「帝国主義侵略」と呼ぶ脅威から同国の高潔性と統治権を守るため、彼の権限を拡大することを国民議会に要求しました。米国とベネズエラの関係はここ数ヶ月間で悪化しています。オバマ大統領は、昨年12月ベネズエラ高官に制裁を加える法制に署名しましたが、この高官たちは、去年ベネズエラでデモ参加者、政府支持者、治安当局者ら43人が死亡したデモで、抗議者たちを迫害をしたとされています。ベネズエラでは、カラカス市長アントニオ・レデスマが2月19日、米国支援のクーデターを企てたとして逮捕されており、その数日後、ベネズエラはスパイ行為と諜報への勧誘活動に関与したとして、不特定人数の米国人を逮捕したと発表しました。ベネズエラは米国市民にビザの取得義務を課し、カラカスの米国大使館を制限し縮小化をはかるなど一連の対抗措置を講じています。これらは部分的には、原油価格の急落でベネズエラが財政危機に直面している時期に起こっています。ポモナ大学教授であり近刊書Venezuela: What Everyone Needs to Know(『ベネズエラ:皆が知らねばならぬこと』)の著者であるミゲル・ティンカー・サラスに話を聞きます。

  • 1965年の投票権を獲得するための歴史的な行進から50周年を記念して、アラバマ州セルマに何万もの人々が結集しました。本日は150年前に遡りアフリカ系アメリカ人の自由を求める闘いのもうひとつの歴史を見てみましょう。1830年から1860年の間に、「地下鉄道」(アンダーグラウンド・レイルロード)という名で知られていた奴隷制反対抵抗運動のネットワークのお陰で、約3000人の逃亡奴隷が自由になることが出来ました。ゲストは、ピュリッツァー賞受賞歴ある歴史家で、コロンビア大学の教授エリック・フォーナーです。出版されたばかりの新著Gateway to Freedom: The Hidden History of the Underground Railroad(『自由への道:「地下鉄道」の隠された歴史』)は、新たに発見された詳細な資料に基づいています。その資料とは米国反奴隷制協会(American Anti-Slavery Society)新聞の編集者で、奴隷制廃止論者たちのリーダーのひとりだった、シドニー・ハワード・ゲイがひそかに保持していた「逃亡者の記録」で、200を超える脱出の詳細が記録されています。フォーナーは、それらの記録のいくつかを本書で紹介し、逃亡した奴隷の身元や、彼らがどこから来て、所有者が誰であったか、どのように逃亡し、北部に到達するまでに誰に助けられたかなどを明らかにしています。

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