デイリーニュース

  • イスラエル国会で「ユダヤ人国家法」が可決 パレスチナ人差別が基本法に盛り込まれる

    イスラエルとガザ地区の境界で20日、衝突が再び激化し、4人のパレスチナ人と1人のイスラエル兵が殺されました。停戦はその後、かろうじて回復しています。イスラエルは、数十回にわたる空爆はハマスのロケット弾と迫撃砲を標的にしたものだと述べています。イスラエル兵の死亡は、ガザのパレスチナ人が3月にイスラエル境界で週末恒例となった非暴力的抗議行動を開始して以降、初めてです。イスラエル軍は3月以降の抗議行動に対し少なくとも140人を射殺、数千人のパレスチナ人を負傷させています。20日の攻撃に先立つ19日、イスラエル議会は、イスラエルをユダヤ人国家と定義しユダヤ人だけに自己決定権を与える法律を採択して非難を浴びていました。同法は、ヘブライ語をイスラエルの唯一の公用語とし、ユダヤ人専用入植地を占領地域に建設することを国家的価値(national value)として奨励しています。「パレスチナの権利のための米国運動」(US Campaign for Palestinian Rights)代表のユーセフ・ムナイヤーと、「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)代表のレベッカ・ビルコマーソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • キングス・ベイのプラウシェアズ運動 原子力潜水艦基地に侵入した7人のうち2人に聞く

    米国での核兵器に対する抵抗を取り上げます。今年4月4日、マーティン・ルーサー・キングの暗殺50周年の日、核兵器廃絶を求めるプラウシェアズ運動に取り組むカトリック教徒の活動家7人が、世界最大の原子力潜水艦基地の1つであるジョージア州のキングス・ベイ海軍潜水艦基地に侵入しました。7人は、ハンマーと犯罪現場を囲うテープ、自分たちの血液を入れた哺乳瓶、平和に対する罪で米国政府を告発する訴状などで「武装」していました。核ミサイルを搭載した潜水艦の少なくとも6隻が母港とする同基地で、象徴的な核武装解除をすることを目的とした行動でした。熱核弾頭を搭載したトライデント弾道ミサイルは潜水艦1隻につき20基が積まれています。活動家らは、預言者イザヤの「剣を打ち直して鋤(すき)とする」(beat swords into plowshares)との教えに従ったと主張しました。この行動は、ペンシルベニア州キング・オブ・プルシアで1980年に始まり、世界中で展開されている核兵器反対運動「プラウシェアズ運動」の100回目の行動となりました。最初の行動は1980年、故ダニエル・ベリガン神父と弟の故フィリップ・ベリガンが率いました。フィリップの妻のエリザベス・マカリスターは、4月4日の行動で逮捕された7人の一人です。

    dailynews date: 
    2018/7/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イランとの対立あおる米国 トランプは「苦しむ結果になる」とイランに警告 国務長官はイラン指導層を「マフィア」に例える

    ドナルド・トランプ大統領は22日、イランのロウハニ大統領に対し、米国を再び脅すようなことをしたらイランに恐ろしい「結果」をもたらす用意があると警告、イランを強く非難しました。ロウハニ大統領の演説の数時間後の発言です。ロウハニ大統領は演説の中で、米国はイラン政府に対する敵対的な政策をやめるべきだと警告していました。一方、マイク・ポンペオ国務長官は22日におこなった演説の中でイランの指導者らを「マフィア」に例え、政府に不満を持つイラン人への支援を約束しましたが、支援の内容は特定しませんでした。ロサンゼルス郊外にあるロナルド・レーガン大統領記念図書館前での演説です。全米イラン系米国人協会(National Iranian American Council)の創設者代表のトリタ・パルシに聞きます。パルシは「(トランプ政権は)交渉のテーブルや新しい合意を追求する政権ではありません」と言います。「トランプ政権が現在おこなっていることはすべて、対立しか生まない政策と言えます」。

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    2018/7/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 心理学者:収容されたわが子と再会した移民の親はトラウマと時間のかかる回復を覚悟すべし

    家族分離を経験した幼い子供への心理的影響について、精神分析医で「心理療法アクション・ネットワーク」(Psychotherapy Action Network)共同議長のナンシー・バークに話を聞きます。同組織は、子供と引き離された移民の親に向けた支援パンフレットの発行にも関わっています。彼女はまた「シカゴ精神分析センター」(Chicago Center for Psychoanalysis)とノースウエスタン大学ファインバーグ医学校で教鞭をとるバークは、子供たちは拘束中の体験によるトラウマで「そこで時が止まってしまい」自己表現能力を失うと語ります。

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    2018/7/20(Fri)
    記事番号: 
    4
  • エルサルバドル人の母親 再会した3歳の息子にトラウマの兆候 攻撃的な行動も

    7月18日、デモクラシー・ナウ!のローラ・ゴッテスディーナー記者が、テキサス国境で移民局員により引き離された3歳の息子マイケルと先週、再会したエルサルバドル人の母親ベルキ・イェセニア・カスティージョ=コルテスにインタビューしました。連邦政府の文書によれば、この親子は2018年5月28日に合法的通関手続地リオグランデに到着、米国への亡命を希望していました。移民局は彼らを拘束後、引き離し、ベルキをテキサスのポート・イザベル拘束センターに、3歳のマイケルは遥かニューヨークまで移送、福祉局運営の施設「アボットハウス」に収容されました「マイケルはとても攻撃的になりました」とベルキは言います。「以前はこんなではなかったのに……なによりも暴力的になったんです」

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    2018/7/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • シェルター収容の移民の子供たちは 精神薬を投与され ハグ禁止 体は洗面台で洗っていた

    トランプ政権が、「ゼロ容認」政策により米メキシコ国境で親から引き離された子供たちを、裁判所命令により親元に返す期限が一週間を切っています。移民擁護派によれば、連邦政府委託シェルターから解放された移民の子供の中には、かさぶたがある子や、シラミをうつされた子もいるといいます。イリノイでは、国境で親と引き離された子供を預かっていたシカゴの非営利団体「ハートランド連合」(Heartland Alliance)で、多くの子が虐待やネグレクトの被害を受けたという報告があり当局が捜査しています。調査報道センター(The Center for Investigative
    Reporting)発行のオンライン誌『リヴィール』(Reveal)のオーラ・ボガード記者に、話を聞きます。ボガード記者は、軍の委託を受けるMVMが使用する第二オフィスも移民の子供を仮住まいさせていたことを明らかにしました。そこでは子供たちは、トイレの洗面台で体を洗っていました。

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    2018/7/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • エチオピアとエリトリアが20年の戦争を終結する条約に署名 拘束中政治犯の釈放はあるのか?

    20年に亘る「戦争状態」で7万人が死亡し、数千家族が引き離されたエチオピアとエリトリアの紛争が歴史的和平条約に漕ぎ着けました。イギリスのキール大学法学部で教鞭を取るエチオピア人作家アウォル・アロと、エリトリア人権活動家のヴァネッサ・ベルハに話を聞きます。ベルハは、2001年に行われた表現の自由弾圧中に拘束されたおじでフォト・ジャーナリスト、セユム・ツェハイエの解放を求める運動「いつの日かセユム(One
    Day Seyoum)」を立ち上げました。

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    2018/7/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • PBSのイエメン報道:数百万人が飢餓に直面する中 米国製爆弾が民間人を殺害

    人道的危機がつづくイエメンでは、現地での取材が非常に困難になっています。これは米国が支援するサウジ先導の連合軍による空爆で、首都サナアやその他の地域が破壊されているため、これらの地域へのアクセスには障害が多いからです。本日はイエメン北部に自らもぐりこみ広範囲に渡る飢饉や惨状を取材したジャーナリストに話を聞きます。彼女は米公共放送局PBSの番組『PBSニュースアワー』で独占3部シリーズを制作しました。

    dailynews date: 
    2018/7/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 活動家やジャーナリスト弾圧で混乱するパキスタン選挙 投票前に自爆テロで犠牲者

    パキスタンでは来週、選挙が行われる予定ですが、テロ攻撃で死者が出、活動家およびジャーナリストへの弾圧が行われ、軍が広範囲の介入を行っていると非難されるなど、すでに問題が続出しています。7月13日には南西部のバロチスタンで行われた選挙運動の集会で大型の自爆テロが起こり149人が犠牲となりました。数時間後、ナワーズ・シャリフ元大統領と娘のマリヤムが、「パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ・シャリーフ派」党の選挙運動を盛り上げるためにロンドンから帰国しましたが、ラホール空港で逮捕されました。パキスタンのラホールから、ジャーナリストで作家、パキスタンの有名テレビ局のひとつで政治的トークショーの司会者で製作総指揮も務めるムニゼエ・ジャハンギアに話を聞きます。

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    2018/7/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • エリック・ガーナーが警察官の締め殺されて4年 警察の責任をいまなお問う家族

    17日で、エリック・ガーナーが殺害されて4年目となります。4年前のこの日、ニューヨーク市警の白人警察官がガーナーを地面に倒し、身動きできなくしたうえ、腕で首を締める締め技を加え死に至らせました。この間ガーナーは、「息ができない」と11回訴えました。この事件は携帯電話のカメラで撮影され、大規模な抗議活動を引き起こしました。ニューヨーク市警は16日、司法省が8月31日までに刑事訴追を発表しなければ、長期にわたって遅延されてきた内部懲戒手続きを開始する予定であると発表しました。致命的な締め技を加えた警察官ダニエル・パンタレオはニューヨーク市警で有給の事務の仕事を続けており、ガーナーの死後何回も昇給しています。ガーナーの母、グウェン・カーは今週開かれた記者会見で正義を訴え、本日はスタジオで番組に参加します。間もなく出版される彼女の回顧録は、This Stops Today: Eric Garner’s Mother Seeks Justice After Losing Her Son(『今日これを止める:息子を亡くした後、正義を求めるエリック・ガーナーの母』)です。

    dailynews date: 
    2018/7/18(Wed)
    記事番号: 
    3

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