デイリーニュース

  • 辞任したプルイット長官は 過激な反科学的意図を持ち米国に損害を与えたと 元環境保護庁職員が警告

    公費無駄遣いおよび倫理問題スキャンダルが噴出し、重要な環境保護政策を後退させる動きにも反発が広がる中、米環境保護庁(EPA)のスコット・プルイット長官が辞任しました。トランプ大統領はプルイット長官の辞任をツイッターで発表。後に記者たちに「スコット・プルイットはEPA内で傑出した仕事をした。おかげで記録的な数の規制が取り除かれた。ほんとによかった」と語っています。辞任時、プルイット長官に対しては、職権乱用の倫理規定違反で10件以上の連邦捜査が進行しており、それには公費の無駄遣いから妻の職探しを部下に命じたことまで含まれています。多数の業界重役との会合を隠すために、プルイット長官は秘密の予定表を持っていたと今週はじめにCNNが報じました。

    dailynews date: 
    2018/7/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米国内に強制収容所:裁判無しで子どもたちをテント設営地に勾留する政策を アンドレア・ピッツァーが非難

    トランプ政権はテキサス州に移民用強制収容所を設置したのでしょうか? 答えは「イエス」だ、と少なくともひとりの専門家は言います。それはOne Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長い一夜--強制収容所の世界史』)の著者アンドレア・ピッツァーです。ピッツァーは最新記事の中で「収容所の歴史を執筆した時、私は強制収容所をこう定義した。裁判無しの市民の大量勾留、多くの場合それは人種、宗教、出身国、市民権または支持政党を基に行われ、個人の行いにより判断されるものではない。この定義によれば、テキサス州トーニローに設置された新たな子供用収容所は、強制収容所に当たる」と言います。ワシントンよりアンドレア・ピッツァーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/5(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 米政府が家族再会に悪戦苦闘する中 勾留中の母親たちが子どもを見つけるために立ち上がる

    トランプ大統領の「ゼロ容認」(Zero Tolerance)政策で、国境で引き離された家族の再会に米政府は悪戦苦闘していますが、勾留中のホンジュラス人の母親のひとりが、同じく拘留される母親たちと協力して自分たちの子どもたちを見つけようとしています。ニューヨーカー誌の報道によれば、メイベル・ゴンザレスは現在、自身が拘留されているテキサス州エルパソの拘留センターで子どもたちから引き離された母親たちの事例を入念に記録しています。ゴンザレス自身、トランプ政権が「ゼロ容認」政策を発表する8か月前に、十代の息子二人と引き離されました。勾留中はノートの所有が許されていないにも関わらずゴンザレスは、子どもとバラバラにされた他の母親たちの詳細について記録を取っています。ゴンザレスはその情報をエルパソ の「移民擁護センター・ラス・アメリカス」(Las Americas Immigrant Advocacy Center)」に託すことで、子どもたちの居場所を突き止めようとしているのです。移民擁護センター・ラス・アメリカス理事長で法務部長のリンダ・リバスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 家族を分離し亡命希望者を勾留するトランプ政権は 移民を犯罪扱いしていると非難が集まる

    米保健社会福祉省(HHS)は未だ、国境で両親から引き離され勾留されている移民児童数を公開していません。先週、HHSのアレックス・アザー長官は、難民再定住局は親から引き離された未成年2047人を預かっていると発言しています。しかし、トランプ政権は裁判所の命令により、5歳以下の未成年全員を親元に返さなくてはならないとする7月10日の期限が迫っているにも関わらず、同省は最新の統計を発表せずにいます。一方CNNの報道によれば、国土安全保障省(DHS)は移民の子どもたちのDNAサンプルを採取しています。移民局員は合意なしに、僅か2ヶ月の子どもからも口内を拭いDNAを採取していると報道されており、これは表向きには後に親元に返すことが目的だとされていますが、権利保護団体は、米連邦政府はこれで若い移民を一生追跡することが可能になると批判しています。米メキシコ国境で亡命希望者と協力する「移民擁護センター・ラス・アメリカス」(Las Americas Immigrant Advocacy Center)理事長で法務部長のリンダ・リバスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 連邦裁判所で亡命申請者が勝利 無期限および恣意的勾留に不利な判決が下る

    連邦判事が、亡命・難民申請者をトランプ政権が恣意的に勾留することはならないという判決を下しました。連邦地方裁判所のジェームズ・ボースバーグ判事は、帰国を恐れる根拠があることを証明する「恐怖への信頼性についての面接」(credible fear interview)」に合格した亡命希望者は無期限に勾留するのではなく、人道的臨時入国許可を与えられるべきであるとの判断を下しました。今回の裁判は米国自由人権協会(ACLU)、「ヒューマンライツ・ファースト」(Human Rights First)、「ジェンダーおよび難民学センター」(Center for Gender and Refugee Studies)が起こしたものです。ジェンダーおよび難民学センターの共同法務理事ユニス・リーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/7/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジェームズ・フォーマン・ジュニアが自著『自分たちの手で投獄:米国黒人社会の罪と罰』を語る

    イエール大学の法学教授で著作家のジェームズ・フォーマン・ジュニアの新著Locking Up Our Own: Crime and Punishment in Black America.(『自分たちの手で投獄:アメリカ黒人社会の罪と罰』)は、一般ノンフィクション部門で2018年度ピューリッツァー賞を受賞しました。同賞の選考委員会は、司法制度に関する広範な経験と深い知識に基づいて米国の現在の刑事司法制度の歴史的ルーツとそれが往々にして非白人市民およびそのコミュニティーにもたらしている壊滅的な結果を検証したとして、同書を賞賛しています。フォーマンは、公民権運動家ジェームズ・フォーマン・シニアとコンスタンシア・ロムリーの間に生まれた息子です。二人は、1960年代にSNCC(学生非暴力調整委員会)での活動を通して知り合いました。

    dailynews date: 
    2018/7/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米国の奴隷にとって独立記念日とは?:フレデリック・ダグラスの歴史的演説を俳優ジェームズ・アール・ジョーンズが朗読

    フレデリック・ダグラスの言葉で7月4日の独立記念日特集を始めます。1818年頃、奴隷として生まれたダグラスは、奴隷制廃止運動の指導者の一人となりました。1852年7月5日、ニューヨーク州ロチェスターにおいて彼は、彼の最も名高い演説の一つ「黒人にとっての独立記念日の意味」を行ないました。「ロチェスター婦人奴隷制反対協会」の人々へ向けた行われた演説です。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People’s History of the United States.(『民衆の米国史の声』)の朗読イベントで俳優のジェームズ・アール・ジョーンズが行った朗読でお聴きください。ジンがジョーンズを紹介するシーンからスタートです。

    dailynews date: 
    2018/7/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 空港職員 移民の子供が次々と静かに全米中に送り出されるのを見て「胸が張り裂けそう」

    デモクラシー・ナウ!は、米国メキシコ国境を取材中、両親から引き離された移民の子供がいかに全米中に送られているかを直接目にしました。私たちが話した空港職員のひとりは、子供たちは他の州に送られるため早朝に連れて来られると言い、彼らの扱われ方に問題を感じると話します。 「私が見た最年長は10歳か11歳です。最年少は、たぶん5歳です」と、彼は言います。「彼らはそこに黙って座っていて、私は胸が張り裂けそうな気持ちでした。彼らは非常に幼い子供なのです。」

    dailynews date: 
    2018/7/3(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 米国は「満員」と言われ 炎天下の米国メキシコ国境で何日も待機する難民申請者

    トランプ政権は米国に不法に入国する移民を非難していますが、デモクラシー・ナウ!はテキサス州ブラウンズビルの国境にかかる橋に行き、難民申請希望者が米国は満員だといわれて、炎天下で何日も待機していることを知りました。「リオ・グランデ・バレーの平等な声ネットワーク」(Rio Grande Valley Equal Voice Network)の代表クリスティーナ・パチーノと、アメリカ自由人権協会(ACLU)のマイケル・シーフェルトに案内してもらいます。また、農場労働者たちの長年のまとめ役で「万人の連合」(La Unión del Pueblo Entero:LUPE)の代表であるフアニタ・バルデス=コックスに、国境での家族引き離しについて話を聞きます。私たちはサウスウエスト・キーが運営する、ウォル―・マートを改造した収容所「父の家」(Casa Padre)の1人の職員へのインタビューを試みました。

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    2018/7/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • メキシコ大統領当選 左派オブラドール氏汚職、貧困、麻薬戦争の大改革を公約

    地滑り的勝利で、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコの時期大統領に当選しました。そのイニシャルからAMLO(アムロ)として知られるメキシコシティ元市長は、ここ数十年で初の左派メキシコの大統領になります。ロペス・オブラドールとドナルド・トランプは7月2日、電話会談で移民と貿易について話しました。トランプは、メキシコの次期大統領に国境警備と北米自由貿易協定(NAFTA)での協力を求め、記者たちに、「彼は国境問題で我々を助けてくれると思う。我々の国境法と移民法は信じられないくらいひどくて、世界一役立たずだ。世界中から笑われている。一方、メキシコにはとても強力な移民法があるので我々を助けることができる」と、話しました。メキシコシティからジョン・アッカーマンとイルマ・サンドバルに話を聞きます。イルマ・サンドバルはメキシコ国立自治大学の教授で、汚職研究センターの代表です。彼女は次期大統領アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール政権で財務監督官を務める予定です。ジョン・アッカーマンは、メキシコ法律レビュー誌の編集者で、メキシコ国立自治大学の教授です。彼は、プロセソ誌とラ・ホルナダ紙のコラムニストでもあります。

    dailynews date: 
    2018/7/3(Tue)
    記事番号: 
    1

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