米国市民最大50人が、ガザ地区150万人のパレスチナ人たちへの人道支援物資や手紙などを乗せた国際支援船団の一員として、米国船籍の船に乗ってギリシャの港から出港する予定です。しかし、彼らの命運は、米国とイスラエルからの圧力、そしてギリシャの経済不安により不確かになっています。イスラエルは、ハマスによる武器取引を阻止するため、ガザ封鎖を徹底すると主張しています。「イスラエルは武器の密輸を阻止する権利がある」と、米支援船に乗りこんだ元上級CIAアナリストのレイ・マクガバンは語ります。「だが、われわれが持ち込むのは手紙です。それらの手紙がどのようにイスラエルの安全を脅かすのでしょうか?」。デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、アーロン・マテは、オバマ大統領のベストセラー本から名前をとった「大いなる希望」号の航海を取材するため、現在アテネにいます。マテとプロデューサーのハニー・マスードは、同船団に同行している唯一のジャーナリストです。彼らから届けられた独占レポートをお送りします。