デイリーニュース

  • DREAM法の活動家 不当に拘束された移民の実態を探るためフロリダ勾留センター潜入

    デモクラシー・ナウ!の特報です。頭文字を取ってDREAM法と呼ばれる「外国人若年層の開発・救援・教育法」(The Development , Relief and Education for Alien Minors Act)問題の活動家である、ビリディアナ・マルティネスがフロリダ州ポンパノ・ビーチの勾留センターから電話で参加してくれます。マルティネスは全国移民若者同盟(National Immigrant Youth Alliance)の在留資格の無い移民(undocumented immigrants)活動家グループの1人で、ブロワード移行センターで潜入調査を行い、オバマ政権のガイドラインでは本来釈放されるべき数十人の移民たちを見つけ出しました。これら不法と言われる移民のうち犯罪歴がない人、家族との強いつながりを持つ人など、国外退去処分で優先順位の低い人たちを除外するための対象者見直し作業は、いまのところ除外者の2%に満たないところで止まっています。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    5
  • クシニッチ下院議員 引退後の政治活動継続のための運動主体「クシニッチ・アクション」を発表

    オハイオ州選出のデニス・クシニッチ下院議員は今期で議会から引退します。彼が長年選出されてきたオハイオ州の議席が共和党主導の議席配分見直しで今年いっぱいでなくなってしまうからです。そのクシニッチがこれから彼の運動主体となる「クシニッチ・アクション」について話します。これは「個人が政治プロセスに関与する能力を育成するための新たな組織」です。また、ティーパーティー支援のテッド・クルズが州副知事のデイビッド・デューハーストを敗った7月31日のテキサス州共和党上院議員予備選についてもコメントします。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米郵政公社が債務不履行に直面 民営化を進めるために仕組まれた危機との批判

    ここ数カ月、アメリカ人は米国の郵政公社(郵便局)が支払い不能に陥っていつ破産してもおかしくない危機的状態であると警告されてきました。共和党が郵政の民営化を進める中、郵政公社は今日、初めての債務不履行に突入します。同公社は他のすべての政府機関と異なり、75年分の退職者用健康保険補助をわずか10年間で事前に資金建てすることを義務づけられています。オハイオ州選出の民主党下院議員デニス・クシニッチとニューヨーク大都市圏郵便組合のチャック・ズラトキンに郵政をめぐる戦いについて話を聞きます。「米国民は目を覚まし、郵便サービスに何が起きているのか知るべきです」とクシニッチは言います。「郵便サービスに組み込まれている基本的なコンセプトは、万人へのサービスです。貧乏であろうと田舎に住んでいようと、都市部に住んでいる人や裕福な人と同じサービスを受けられなくてはなりません」

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米国が資金提供したアフガン病院 「アウシュビッツさながら」の状態を隠蔽する 連邦議会調査で明るみに

    米連邦議会の捜査で、米国が資金提供したカブールの病院が患者たちを「アウシュビッツさながら」の状態で放置していたとされる人権侵害問題の捜査を、アフガニスタンにいるトップの米将軍がやめさせようとしたことが明らかになりました。米陸軍の内部告発者が2010年に撮影した写真を公表しましたが、そこにはダウド病院でひどい状態で放置された飢餓状態の患者たちが写っています。同病院はアフガンの軍人の治療にも当たる同国医療体制の要とされる病院です。写真にはひどくやせ衰えた患者たちが写っており、壊疽(えそ)や、傷口にウジのわいている患者も見えます。これを隠蔽しようとしたのは、ウィリアム・コールドウェル陸軍中将で、アフガン駐在の米国最高司令官の1人です。コールドウェル中将は年間112億ドルを費やすアフガン訓練プログラムの司令官でした。ローリングストーン誌の寄稿編集者で、今回のこの問題を詳細に追及しているバズフィード(BuzzFeed)の記者であるマイケル・ヘイスティングズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 長年のアメリカ帝国批判者であり 因習打破主義者のゴア・ヴィダル 86歳で逝く

    作家て劇作家でもあった活動家ゴア・ヴィダルが86歳で亡くなりました。20以上の小説と5本の脚本を書き、国民的作家であるヴィダルは、米国の歴史と政治を記録した最も著名な作家の1人でした。彼は米国社会の社会的不公正に対する批判に著述活動を捧げました。2004年にはデモクラシー・ナウ!にも出演し、憲法起草の時代にさかのぼって、米国での民主主義の役割について話しました。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 包括的調査で世界のエリートがオフショア口座に最大32兆ドルを隠していることが明らかに

    新たな調査によって、大富豪たちとその家族が、世界中のオフショア口座やタックス・ヘイブンとして知られる場所に持っている隠し金融資産は21兆ドルから32兆ドルに及ぶことが明らかにされました。この調査は銀行口座と投資口座にある金融資産だけを対象としており、不動産やヨットなど他の資産は対象外なので、実際の総額はさらに膨らむと思われます。同調査は税公正ネッワーク(Tax Justice Network)によって依頼されたもので、“オフショア経済”についての最も包括的なレポートであると言われています。調査はさらに、民間銀行がオフショアのタックス・ヘイブンの経営に深く関わっており、UBSやクレディ・スイス、ゴールドマン・サックスが資産の大半を扱っていることを明らかにしています。同レポートを作成した、弁護士でマッキンゼー・アンド・カンパニーの元主任エコノミストのジェームス・ヘンリーに話を聞きます。

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    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ソルトレイクシティ五輪の収賄スキャンダルの主要人物らがロムニーの大統領選を支援

    共和党の大統領候補ミット・ロムニーは選挙遊説の中で、2002年のユタ州での冬季オリンピックで、大規模な収賄スキャンダルが生じた後に引き継いで果たした世話役としての任務をたびたび自画自賛しています。長年の調査報道記者ウエイン・バレットは、一連の新しい記事の中で、ロムニーは自らが導入した新倫理規定を侵害した可能性があることを明らかにしています。ロムニーは現在も、その時の収賄スキャンダルと関係があった多くの主要人物たちから選挙献金を受け取り続けています。ニューズウィーク/デイリー・ビーストへの寄稿者でザ・ネイション・インスティチュートのフェローであるバレットが調査結果を語ります。

    dailynews date: 
    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ロンドンオリンピックの裏での逮捕、検閲、企業提携で崩れる五輪の親善イメージ

    NBCはロンドンオリンピックの模様を逐一放送していますが、その舞台裏とオリンピック競技場の外で起きていることはほとんど注目されていません。ロンドン警察は7月27日、オリンピックの開会式の最中に月例の自転車市民運動クリティカル・マスに参加した182人を逮捕しました。一方、数千人のファンが観戦チケットは完売だと告げられたにも関わらず、主としてスポーツ連盟や企業スポンサーのために確保された特等席はガラ空きで、一般市民の怒りの声が高まっています。多くの地元住民にとってオリンピック観戦は高嶺の花ですが、2012年のオリンピックは英国の納税者に170億ドルもの負担を課すと見込まれています。おまけに、英国市民らは、国際オリンピック委員会の要請を受けて英政府が施行した徹底的な検閲法の対象とされています。一方、活動家らたちは、オリンピックの数多くのスポンサー企業の中に、ダウケミカル社やBP社など、世界平和と親善というオリンピックの理想にそぐわないと批判される人権問題を起こした記録をもつ企業が含まれていることに激怒しています。学者で米国サッカーチームの元メンバーであるジュールズ・ボイコフにロンドンから話を聞きます。彼は、反対運動とオリンピックに関する本の調査のために4月から英国に滞在しています。「オリンピックは活動家たちに絶好の機会を提供しています」と、ボイコフは言います。

    dailynews date: 
    2012/7/31(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 『アメリカン・ドリームの裏切り』、ピューリッツァー賞受賞のバーレット&スティールが新著を語る

    受賞経験のあるドナルド・バーレット、ジェームズ・スティールの調査報道チームが、ベストセラーとなった『アメリカの没落』の続編、The Betrayal of the American Dream(『アメリカン・ドリームの裏切り』)を発表しました。税金の負担先をめぐり共和党と民主党が対立している中、バーレットとスティールは、米国の中流階級が長年、税制のみならず金融規制、貿易赤字、年金などをめぐる政策により犠牲になってきたと主張します。新著では、新たな支配層エリートたちを利するために中流階級の人々がいかにして組織的に貧困に陥らされ、将来性が阻まれてきたかが歴史的にまとめられています。バーレットとスティールは40年間以上にわたり共同作業を続け、2人でピューリッツァー賞、ナショナル・マガジン・アワードをそれぞれ2度受賞しています。本日はこの2人を迎え、中流階級への攻撃、税金の搾取、規制緩和、ボーイングやアップルなどの企業による米国の仕事の国外への外注、引退の終焉について番組の時間いっぱいを使ってききました。「人々は永遠に働き続けざるをえません。でもどんな仕事があるでしょう?いくら払ってもらえるでしょう?しかも職場では大きな圧力がかけられます。65歳から75歳まで人々が働き続けなければならないとしたら、どうやって仕事を得られるでしょう?」とスティールは言います。

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    2012/7/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • カノン・ビヤムギシャ HIV感染を告白した最初のアフリカ人宗教指導者

    ワシントンDCの国際エイズ会議に出席しているカノン・ギデオン・ビヤムギシャ師に話を聞きます。彼はウガンダの高名な教会指導者で、1992年に自身のHIV感染を公けに告白した最初のアフリカ人宗教指導者ともなりました。以来、彼はエイズ牧師として、この病気にまつわる汚名の払拭を自分の使命として取り組んできました。ビヤムギシャ師が自身の歴史的決断と、ウガンダでいまも続くLGBTQ(性的少数者)差別について語ります。

    dailynews date: 
    2012/7/27(Fri)
    記事番号: 
    3

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