デイリーニュース

  •  ウィスコンシン州シーク教寺院銃乱射事件 9.11後に攻撃されるシーク教コミュニティ

    2001年9月11日の米同時多発テロ後、シーク教のアメリカ人はイスラム教やアラブ系アメリカ人と同様の差別を多く受けてきました。目立つ見た目が原因となり、彼らは暴力と嫌がらせの矢面に立たされています。敬けんなシーク教徒は髪を切らず、多くの男性信者はターバンを巻き、髭を剃りません。シーク教徒の米国人に対する脅迫が多発していることを受け、今年4月、ニューヨーク州選出の民主党下院議員ジョセフ・クローリーは、シーク教を信仰するアメリカ人をターゲットにした憎悪犯罪のデータをFBIに収集するように求める書簡を、エリック・ホルダー司法長官に送りました。本日は、デモクラシー・ナウ!とフリースピーチラジオニュースの特派員のジャイサル・ヌーアに話を聞くと共に、9.11後に起きたシーク教徒を狙った憎悪犯罪に関して2011年に彼が制作したレポートを再放送します。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • シーク教寺院銃乱射事件、ウィスコンシン州と全米に深く根付いたシーク教徒社会に巻き起こる不安

     オークリッジの大量殺人事件により安心感がゆらいだとシーク教徒の多くは語ります。シーク教は2500万人以上の信者を持つ世界で5番目に大きな宗教で、そのうち50万人が米国に在住しています。本日は、この銃乱射事件について「寺院で銃乱射、アメリカ創設の信念への試練」という記事を書いたネイション誌政治記者のジョン・ニコルズをウィスコンシン州から迎え、ワシントンD.C.に拠点を置くシーク教連盟の法律・政策責任者ラジュディープ・シンに話を聞きます。「知っている人は少ないですが、シーク教徒はアメリカに1世紀以上も前から存在しています。残念ながら皮肉なことに、私たちは未だに憎悪犯罪やその他の差別といった形で、生存に関わる問題に直面しています」とシンは語ります。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オーククリークのシーク教寺院で銃乱射、6人死亡 恐怖と憤慨のウィスコンシン州:容疑者は白人の元軍人

    ウィスコンシン州で5日、銃を持った白人至上主義者と見られる男がシーク教徒に向けて発砲し、シーク教徒6人が死亡しました。男はウィスコンシン州オーククリークのシーク教寺院に侵入し、少なくとも6人を殺害、3人に重傷を負わせた後、警察官に射殺されました。容疑者は40歳の元米軍兵士ウェイド・マイケル・ページとされています。警察はこの事件を「国内テロ」事件として捜査することを発表しました。 本日はウィスコンシン州のシーク教団体「Sikh Religious Society of Wisconsin」代表のガーチャラン・グレワルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/8/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ゴア・ヴィダルを偲ぶ: 因習を打破し米帝国を批判し続けた作家の2003年のインタビュー

    7月31日に肺炎の合併症で86歳で亡くなったゴア・ヴィダルを偲びます。ヴィダルは20本以上の長編小説、いくつもの戯曲、2つの回顧録、多数のエッセイを書いた国民的な人気作家でした。彼はアメリカの歴史と政治を書き綴った最も有名で多作な作家の1人で、その作品には米国社会の不正義への批判が一貫しています。米国のイラク侵略の初期段階にあたる2003年にデモクラシー・ナウ!がヴィダルに行ったインタビューの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラテンアメリカのウィキリークス:アサンジが亡命先に考える地域でのオンライン内部告発の威力

    ジュリアン・アサンジがエクアドルに亡命を認められると、彼はラテンアメリカの住民になります。そこはメキシコからチリまで、彼がウィキリークスを通じて拡散させた一連の米国務省の機密外交電信文書が数百ものメディアの見出しを飾りました。ラテンアメリカに関する数千の機密外電が最初に公開されてから1年、暴露された情報はさまざまな結果をもたらしています。2つの国で米国大使が強制退去となり、1つの国で大統領選挙の行方に大きな影響を与えました。中南米地域におけるウィキリークスの影響を調査した最近のネイション誌の記事"WikiLeaks: Latin America"(ウィキリークス:ラテンアメリカ編)の客員編集者ピーター・コーンブルーに話を聞きます。彼は、ジョージ・ワシントン大学内に設置されたNGOアメリカ国家安全保障アーカイブのラテンアメリカ担当上級研究者です。

    dailynews date: 
    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • チャールズ・グラス アナン辞任や武器流入でシリアの前途には戦争あるのみ

    国連とアラブ連盟合同のシリア特使であるコフィ・アナンが1年以上続く武力衝突を終わらせることに失敗したとして辞任を発表しました。衝突がエスカレートする中、内戦の両サイドとも今週に入って新たな残虐行為が明るみに出て非難されています。シリアの現状について、アナン辞任の影響も含めチャールズ・グラスと話しをします。グラスは元ABCニュース主任中東特派員で、近くシリアに関する著作 Tribes with Flags(『誇り高き部族たち』)が再刊されます。グラスはこの夏、シリアに10日間滞在しました。「アナンの辞任は、この衝突に外交的な解決策があるはずだと期待する人々すべてにとって深刻な打撃です」とグラスは言います。「明らかに外交交渉が失敗しつつあるという徴候であり……戦争しか出口がないように思えます」

    dailynews date: 
    2012/8/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 350.orgのビル・マッキベン 「企業から金をもらっている気候変動の否定論者でさえ地球温暖化は無視できない」

    米国がここ数十年で最悪の干ばつに襲われる中、1日、米国の何百という郡が新たに被害地域を宣言しました。ローリング・ストーン誌に、新記事、"Global Warming’s Terrifying New Math: Three simple numbers that add up to global catastrophe – and that make clear who the real enemy is "(「地球温暖化についての新たな恐るべき数字:地球の大災害を引き起こす3つの単純な数字―これで誰が本当の敵か明らかだ」) を書いた、有名な環境活動家で350.orgの設立者のビル・マッキベンに番組に参加してもらいます。気候変動懐疑論者のリチャード・ミューラーの地球温暖化についての発言を受けて、マッキベンは言います、「ミュラーの発言は、ほとんどの科学者たちが20年前にとっくに解明していたことで、科学的にはさして興味深いものではありません。ミュラーは、その結論を裏づけしただけです。しかし、政治的には興味深い。企業から金をもらっている否定論者でさえ、真面目な顔で地球が温暖化していないとは言えないというところまで来ているということだからです」

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • コーク兄弟から資金をもらう気候変動懐疑論科学者リチャード・ミュラー 地球温暖化は本当のことで人類が原因だと認める

    地球温暖化を何年にもわたって否定してきた物理学者のリチャード・ミュラーが、今では、「地球温暖化は本当であり、その原因はほぼすべて人類にある」と述べています。カルフォルニア大学バークレー校の物理学の教授で、「バークレイ地球表面温度プロジェクト」(Berkeley Earth Surface Temperature)の設立者であるミュラーの発言は、彼のいくつかの研究が、「ハートランド・インスティチュート」(Heartland Institute)などの気候変動懐疑論グループへの資金供給で知られる右翼の億万長者のコーク兄弟の一人、チャールズ・コークの資金を得ているため、さらに注目を浴びています。「我々は、以前より確かな科学的実証をすることが可能になりました」とミュラーは主張します。「これは我々が行動を起こす必要がある、地球温暖化について何かする必要があるということだと思います。」

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 国連武器協定交渉をご破算にし、史上最高の国外武器売却を自賛するオバマ政権

    7月第4週、国連で行われた、600億ドル規模の世界の武器貿易を規制する、初の国際合意を求める交渉が失敗に終わったことで、武器貿易の規制を唱える人たちは、オバマ政権とロシア政府を批判しています。世界最大の武器生産国である米国は、数多くの例外を認めることを要求したあげく、最後には、提案を見直す「時間が足りない」と言い出しました。交渉が失敗に終わろうとしていた時、米国務省のある高官は、米国政府の努力によって、2012年の軍事輸出は記録的な伸びを見せていると公然と自慢しました。国際政策センターの武器と安全保障プロジェクト(Arms and Security Project at the Center for International Policy) のディレクターで、Prophets of War: Lockheed Martin and the Making of the Military-Industrial Complex (『戦争の予言者:ロッキード・マーティンと軍産複合体の形成』の著者であるウィリアム・ハートゥングに番組に参加してもらいます。

    dailynews date: 
    2012/8/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ダニー・チェン上等兵のいじめ死 最初の被告兵士は禁固30日の判決  殺人罪を逃れる

    陸軍上等兵のダニー・チェンは、アフガニスタンで同僚兵士と上司にほとんど毎日人種差別的ないじめとされる虐待を受け、それが理由で自らの命を絶ったとされています。7月31日、チェンの部隊の3等軍曹であるアダム・ホルコムは過失致死罪では無罪となりましたが、より軽微な罪状で30日間の軍事刑務所での禁固刑を受けました。ホルコムはチェンの死に関して軍事裁判にかけられた8人の兵士うちの最初の被告です。ホルコム軍曹の軍事裁判を傍聴してきたばかりの2人のゲストに話を聞きます。チェンの一家の代理人で公民権団体OCA-ニューヨークの代表、さらに憎悪犯罪犠牲者とアジア系アメリカ人の公正なメディア表現のための活動家であるエリザベス・ウーヤン。そして「ダニー・チェン上等兵に正義を(Justice for Private Danny Chen)」というグループでボランティアで活動しているバッサー大学4年生のジュリア・チャンです。

    dailynews date: 
    2012/8/1(Wed)
    記事番号: 
    6

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