デイリーニュース

  • BBCのスキャンダルで同局の司会者ジミー・サビルの小児性愛の隠蔽が露呈、公共放送の敵対者に追い風

    性的虐待に関する2つの報道への対応をめぐる大きなメディアスキャンダルがBBCのトップを辞任に追い込みました。一つは、ある政治家の性的虐待をめぐる誤報、もう一つは同局の有名司会者の故ジミー・サビルの性的虐待疑惑に関する報道の揉み消しです。死亡から1年経って、サビルは数百人に対して性的虐待を行っていた可能性があると非難されてきましたが、BBCは沈黙してきました。3人のゲストから話を聞きます。ニューヨークタイムズ紙にジミー・サビルをめぐるBBCのスキャンダルについて調査・執筆してきたラーク・ターナー、このスキャンダルへのBBCの対応に向けられている批判の多くは英国の保守的な報道機関から寄せられておりこの勢力はBBCの解体と資金援助停止を求めていると警告する英国人ベテラン記者のティム・ゴプシル、「ルーシー・フェイスフル財団」(Lucy Faithfull Foundation)の 性的虐待広報担当で「ストップ・イット・ナウU.K.」(Stop It Now! U.K)のディレクターであるドナルド・フィンドレーターです。

    dailynews date: 
    2012/11/13(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「戦争は厄介」:戦傷への適応に取り組む退役軍人に更なる支援を、軍事顧問が要請

    イラク、アフガニスタンに駐留した250万人もの米軍兵士が必要としている治療に対する懸念について分析します。「若者が、帰国し軍とは異なる生活習慣に慣れるまでには、戦地に赴くまでに準備と訓練に費やしたのと同じくらいの時間と体力が必要です」と、米統合参謀本部議長に軍の精神衛生に関して助言を行った精神病医で米軍元准将のステファン・クセナキスは語ります。彼は、イラク、アフガン戦争の兵士や退役軍人の検査や治療を支援するトランスレーショナルメディシンセンターの創設者であり、センター長です。クセナキスの発言は、11日のNYタイムズ紙でコラムニストのニコラス・クリストフに引用されました。

    dailynews date: 
    2012/11/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 暴露:未処理の障害補償申請に悪戦苦闘する退役軍人省

    「退役軍人の日」のきょう、市民生活復帰に苦闘する兵士たちに対する政府の責務について疑問を突きつける、ジャーナリストのアーロン・グランツによる大がかりな調査記事を取り上げます。「退役軍人省、どっさりたまった障害補償請求に悪戦苦闘中。正確さはおろそかに」と題された記事は、退役軍人省の過失により、何千人もの退役軍人が障害者手当を拒否された経緯を報告してます。グランツは、1983年の米海軍艦艇乗船中にベイルートで直接、目撃した爆撃のフラッシュバックで苦しんでいるにもかかわらず、退役軍人省に障害補償を拒否された元海軍のホセア・ラウンドツリーのケースを紹介します。退役軍人省は退役軍人の申し立てを裏付ける事項や証明をまとめる支援をする義務がありますが、ラウンドツリーを支援しようとする省職員の1人を懲戒処分にしました。ジェイミー・フォックスは、ラウンドツリーの障害者手当が不当に拒否されたことを批判するメモを上司に書いたことで、2008年に解雇されました。退役軍人省の内部文書により後に明らかになったところによると、退役軍人省の内部文書は、同省が障害補償請求の14パーセントで過失をおかしていることを認識していたにもかかわらず、当時1万1000件近くで支援の義務を果たしていなかったことを後になって明らかにしました。

    dailynews date: 
    2012/11/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  •  フアン・コール:「ペトレアスの真の失敗はイラクとアフガニスタンの反乱鎮圧作戦」

    CIA長官のデービッド・ペトレアスは、同氏の伝記作家であり、既婚の米軍予備役兵であるポーラ・ブロードウェルとの不倫が発覚後、辞任しました。「最終的に彼のキャリアを台無しにしたこの個人的な問題は、おそらく、イラクやアフガニスタンの彼の悪行に比べると取るに足らないことです」と歴史学者のフアン・コールは、駐留アフガニスタン米軍元トップの突如の辞任について語ります。ペトレアスは、37年間にわたる軍人としての職務から引退し、去年CIA長官に就任しました。ペトレアス夫妻と家族ぐるみの友人でフロリダ州在住の37歳のジル・ケリーに嫌がらせメールを何通も送ったのはブロードウェルらしいということが、前週末暴露されました。CIA長官の伝記執筆者から悪意のあるメールを受けとったとケリーが述べたことから、FBIが捜査を開始。この捜査で不倫が発覚し、捜査員はブロードウェルもしくはブロードウェルと親交が深い人物がペトレアスのメールにアクセスしようとした疑いがあると確信しています。11日、デモクラシー・ナウ!はペトレアス辞任の重要性と、女性の教育の権利を求めてタリバンから頭を撃たれた14歳のパキスタン人活動家、マララ・ユスフザイについて、コールに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2012/11/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • タビス・スマイリーとコーネル・ウエスト 大統領選挙と「革新派」には程遠いオバマ大統領の実績を語る

    米国史上最も多額の資金が費やされた大統領選挙が終わりました。司会者のタビス・スマイリーと、大学教授で活動家でもあるコーネル・ウエストに、オバマ大統領の再選についてと、二期目には国内外のどのような政治的課題の取り組みを望むかを聞きました。現在米国では6人に1人が貧困に苦しんでいますが、連邦議会選挙の候補が選挙に使った資金は、それぞれの所属政党とスーパーPACなどの外部組織の支出と合わせて総額60億ドル以上に達しました。ウエストとスマイリーは、新作The Rich and the Rest of Us: A Poverty Manifesto(『金持ちとそれ以外の私たち:貧困マニフェスト』)を共同執筆しました。ウエストもスマイリーも、著名な革新派の人々は、オバマ大統領の実際の実績を見て見ぬ振りをしていると非難します。「強く要求する者がなければ、オバマ大統領は取引に終始して、改革には取り組まないでしょう」とスマイリーは言います。「今こそ行動に出るべきだ。調整するのは、もうお終いです。真の改革派を目指すなら、かなり危険も犯すことになる。でもこれまでオバマ大統領は、そういう姿勢はとってこなかったと思います」。ウエストは、著名なオバマ支持者の一部は「貧しい者や働く人々など無視できたらと思っている。そんな形でオバマ政権を擁護する人がいるのは悲しいことです」と語ります。

    dailynews date: 
    2012/11/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • コロラド州とワシントン州で米国初のマリファナ合法化 次は連邦政府との対決

    米国史上はじめて、コロラド州とワシントン州が嗜好用のマリファナ使用を合法化することになりました。コロラド州では、許可を得た特別店での1オンス(約28グラム)までのマリファナ購入及び、自宅で大麻6本までの栽培を21歳以上の成人に許可する修正案64号に有権者の52%が賛成しました。一方、ワシントン州では住民発議案502号が、10%ポイント差で可決されました。マリファナ合法化支持者は、今も大麻を危険なドラッグとみなす連邦政府との今後の対決に備えています。「州単位、市単位で、有権者が『連邦政府がその方針に固執しても、我々が求めていることは違う』と表明すれば、その声は連邦政府にも届き、政策も変わると期待しています」と、シカゴの独立系新聞シカゴ・リーダー紙のミック・ダムキ記者は言います。またダムキは、最近シカゴ市議会が少量のマリファナ所持は違反切符で済ませてよいとの条例を通過させましたが、地区によっては警察は未だ逮捕を止めていないと報じます。

    dailynews date: 
    2012/11/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ブラッドリー・マニング スパイ行為と敵対勢力幇助罪取り下げと引き換えに ウィキリークスへの情報提供で有罪認める申し出

    米国陸軍で内部告発を行い、罪に問われているブラッドリー・マニングが、政府が罪状を軽減することと引き換えに、ウィキリークスに機密文書を漏洩した件で部分的に有罪を認める可能性を提案しています。マニングの弁護を務めるデビッド・クームズによれば、マニングは一部の罪を認める用意はできているものの、訴えの全てを飲むつもりはないといいます。マニングはウィキリークスに文書を漏洩したことを認めるつもりでいるものの、スパイ行為や敵対勢力幇助罪については無罪を主張していると言われています。マニングはイラク駐留中に逮捕され、2010年10月より軍に拘束されています。Private: Bradley Manning, WikiLeaks, and the Biggest Exposure of Official Secrets in American History(『プライベート:ブラッドリー・マニング、ウィキリークス、そして米国史上最大の公的機密の暴露』)の著者デンバー・ニックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/8(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ジョン・ニコルズ 「オバマの圧倒的勝利は 大統領と革新派への信任を意味する」

    オバマ大が大統領選で圧勝し、革新派が押す法案の住民投票法案や候補が、全国的に良い結果を出しました。ジャーナリストのジョン・ニコルズは、2012年の選挙は、オバマ大統領と民主党のみならず革新派の政策が支持される結果となったと語ります。ネイション誌の政治部記者を務めるニコルズの最新記事は " For Obama , a Bigger Win Than for Kennedy , Nixon , Carter or Bush . " (「ニクソン、カーター、ブッシュよりも意味深いオバマの大勝利」)です。

    dailynews date: 
    2012/11/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコ 住民投票ではじめて州昇格を承認するも分裂した意見が明らかに

    プエルトリコでは法的拘束力のない住民投票で、史上はじめて過半数が米国連邦州への昇格に賛成しました。この法案の施行には米連邦議会の承認が必要ですが、オバマ大統領は投票結果を尊重したいと言っています。大統領は昨年、現職としては50年ぶりにプエルトリコを訪問したときにも、同じことを約束しました。プエルトリコが米国第51の州となった場合、住民は米国の完全な選挙権を得るものの、連邦税を払わなくてはいけなくなります。デモクラシー・ナウ! の共同司会者で、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙のコラムニスト、フアン・ゴンザレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレス「オバマ再選で重要な役割を果たしたラティーノ票が 米国選挙を左右する新時代へ」

    記録破りとなる大量のラティーノ有権者の票が、オバマ大統領の再選を後押ししました。デモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスに、ラティーノ有権者と、変化しつつある米国の人口構成について話を聞きます。オバマ大統領は、ラティーノ有権者の投票率が彼の再選に重要であることを見越し、投票日2週間前にデモイン・レジスター紙にこう語りました。「率直に言いましょう。仮に私が再選を果たすとしたら、その大きな理由の一つは、ミット・ロムニー候補と共和党が、米国で急速に拡大しているラティーノ・コミュニティを蔑ろにしているためです」オバマは正しかったようです。、ラティーノ有権者の投票率は記録的で、投票者全体の10%を占めました。出口調査では71%のラティーノがオバマ大統領に投票したという結果が出ています。ミット・ロムニーに投票したのは内僅か27%で、これは過去16年の大統領候補中、最も低い数字です。ゴンザレスは受賞歴のあるニューヨーク・デイリー・ニュース紙のコラムニストで、最近ドキュメンタリー映画の原作にもなったHarvest of Empire: A History of Latinos in America(『帝国の収穫:米国のラティーノの歴史』)をはじめとする、多数の著書があります。

    dailynews date: 
    2012/11/8(Thu)
    記事番号: 
    1

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