デイリーニュース

  • ナオミ・クライン:サンディの大被害後 気候変動に関する活動と革新的改革に向け動き出すチャンス

    11月第3週にニューヨークで行われた講演で、受賞歴のあるジャーナリストで作家のナオミ・クラインは、スーパーストーム・サンディ後の再建がなぜ、革新的変化へ動き出すための実は素晴らしいチャンスなのかを説明しました。ネイション誌に掲載されたクラインの最新記事は「スーパーストーム・サンディで人々は目を覚ますか?」です。クラインはベストセラーとなった『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』の著者で、現在は気候変動に関する本を執筆中です。

    dailynews date: 
    2012/11/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 占拠運動一派が銀行ではなく市民を緊急支援抵当流れ債権を買収する「ローリング・ジュビリー」運動

    ウォール街占拠運動から派生した一派が、新たに「ローリング・ジュビリー(Rolling Jubilee)」と呼ばれる運動をはじめました。これは、抵当流れで多くの場合1ドル当たり数セントの値になっている債権を金融会社から買収し、負債主が返済せずにすむよう帳消しにするというものです。元々の負債主には、返済を免除するという証明書が渡されます。通常は金融会社が二束三文で債権を第三者に売却し、買った相手はそれを回収するかまとめて転売します。しかし「ローリング・ジュビリー」活動家の話では、この運動は「互助と、善意そして集団的拒否に基づいた活動を通じて、不特定の債務者を借金から解放する」ことをめざします。11月15日の晩に反負債運動をつづけるために開かれた、ニューヨークでの慈善コンサートのチケットは完売でした。同グループによれば、これまでオンラインの寄付を通じて12万9000ドルが集まっており、これは債務不履行となった、約250万ドル相当の債権を買収するのに十分な金額だそうです。ニュースクール大学の社会学部博士過程で学びながら、「ローリング・ジュビリー」の組織も手伝うパメラ・ブラウンに話を聞きます。ブラウンはオキュパイ・サンディの活動にも参加し、スーパーストーム・サンディで大きな被害を受けた被災者のために、地元による救援活動を行っています。

    dailynews date: 
    2012/11/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 休戦破れる イスラエルハマスの 「穏健派」軍事幹部と ガザのパレスチナ市民を殺害

    非公式の停戦を破って、死傷者を出す攻撃を続けているイスラエルは、さらにガザ地区への地上からの侵攻をほのめかしています。これまで赤ん坊1人と双子を妊娠中の母親一名を含む、少なくとも13名のパレスチナ民間人の死者が出たほか、100名以上が負傷しています。イスラエルは、パレスチナからのロケット弾を阻止するために攻撃を開始したと言っていますが、今回の抗争は、先週、イスラエル軍がガザで少年を殺害したことがきっかけとなっています。11月10日にパレスチナ武装勢力がイスラエルとガザの境界線付近で、イスラエル軍の車両に発砲してから、戦況はさらに進んでいます。パレスチナ武装勢力は11月12日、非公式の停戦に応じましたが、11月14日のイスラエルの攻撃によって、静寂は2日で終わりました。今回のガザへの攻撃は、約4年前に1300名のパレスチナ人が殺された、米国支援を受けた作戦以来、最大のものです。ガザよりジャーナリストのムハマド・オマールに話をききます。

    dailynews date: 
    2012/11/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーが語るガザ 2012年選挙でよかったことは最悪を回避したことと選挙が終わったこと

    世界的に著名な政治的反体制派で言語学者、作家、MIT教授ノーム・チョムスキーが自身の最近のガザ地区への旅について話します。彼は同地で公的にイスラエルに対しハマス支配の沿岸地区に対する封鎖を解除するよう要求しました。「(ガザは)西側社会の人間にとっての教訓です」とチョムスキーは言います。「彼らが真に過酷で残酷な状況でも奮闘し得るならば、それは我々がもっとやるべきことをやらねばならないということだからです」。チョムスキーはオバマ再選に関してもコメントします。「それに関しては2つ良いことがあった。1つは最悪のことが起きなかったこと。起きるかもも知れなかったですから。2つ目は選挙が終わったことです。もう終わったのですから、これで仕事に戻ることができます」

    dailynews date: 
    2012/11/14(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ブラッドリー・マニング 有罪答弁を提案 政権側はラムズフェルド元国防長官の拷問訴訟を逃れる

    米陸軍の内部告発者として告発されているブラッドリー・マニングは、政府が減刑を承認するならば引き換えにウィキリークスへの機密文書漏洩の告発に対し罪の一部を認めると提案しました。マニングは、文書をウィキリークスに流したことで有罪を認める用意はあるものの、スパイ行為と利敵行為に関しては罪を認めないと伝えられています。マニングのこの申し出と時を同じくして、連邦控訴審は、元国防長官ドナルド・ラムズフェルドが作成した政策がイラクでの拷問につながったとして起こされたラムズフェルドに対する訴訟を却下しました。この判決はこの訴訟の門前払いをおこなったブッシュ政権の方針を踏襲するオバマ政権にとっての勝利でもあります。ガーディアン誌のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドに話を聞きます

    dailynews date: 
    2012/11/14(Wed)
    記事番号: 
    4
  • グレン・グリーンウォルド 財政の崖から始まるオバマの2期目 支持者に必要なのは応援ではなく組織化

    オバマ大統領が企業と富裕層に対して今後10年にわたる16億ドルの増税を求める財政赤字削減交渉を16日から始めます。オバマと下院議長のジョン・ベイナーが膝を突き合わせ、年末にやってくる富裕層への減税期限切れと自動的な歳出削減という、いわゆる「財政の崖」を回避するため話し合うのです。ガーディアン誌のコラムニスト、グレン・グリーンウォルドはいわゆる「公的給付金」制度を守れるかどうかは、オバマの革新派の支持者たちの行動に掛かっていると言います。「問題は、民主党、特に民主党内の革新リベラル層が、チアリーダーのようにやみくもにオバマを支持する党派色が強い党員としての態度を改め、ある意味市民としての義務を果たす―すなわち、政治的指導者に責任をとらせる―勢力となれるかということです。」とグリーンウォルドは言います。

    dailynews date: 
    2012/11/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド ペトレアスが伝記作家と不倫している間 企業メディアはペトレアスと不倫

    CIA長官デービッド・ペトレアスを辞任に追いやったスキャンダルが、アフガニスタン駐留米軍司令官ジョン・アレン将軍にも及んでいます。国防総省は、アレンとジル・ケリーの間で交わされた「不適切である恐れのある」数千通のEメールを FBI が発見したとしています。ケリーは、ペトアスの伝記作家で不倫相手だったポーラ・ブロードウェルに脅迫されていたと訴えた女性です。ケリーがFBIへのその脅迫を訴えたことで、ペトアスとブロードウェルとの関係が発覚し、先週9日のペトレアスの即時辞任につながりました。英紙ガーディアンのコラムニストでブロガーのグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 欧州全土でゼネスト 数百万人が経済危機解決のための緊縮政策に反対

    本日ヨーロッパ各地で、数百万人が参加して大掛かりなゼネストが行われています。これは財政削減と増税が同地域の経済危機を悪化させるだけだとして反対するストです。スペインとポルトガルの労働者たちはギリシャ、イタリア、フランス。ベルギーで進行中の労働者のストに連携する形でストライキを打っています。マドリッドから独立系ジャーナリスト、マリア・カリオンが最新情報を伝えます。カリオンによれば、このゼネストは53歳の女性アメイア・エガナが、立ち退きを迫られた自宅アパートのバルコニーから飛び降り自殺をした後に始まりました。エガナの死はスペインの住居強制退去に関連した自殺としては、ここ2週間で2番目のもので、拡大中の民衆の運動は当局に何らかの手を打つよう圧力をかけています。

    dailynews date: 
    2012/11/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • “財政の崖”をめぐる審議が始まる中、“債務解決”はさらなる企業救済のための見せかけと報告書が警告

    迫り来る“財政の崖”をめぐる一連の審議が11月13日にホワイトハウスで始まる中、大企業と圧力団体が手を組んで、メディケア(高齢者向け医療保険)や社会保障などのプログラムを含む財政支出の幅広い削減を求めてロビー活動を行っています。全米の最も有力な最高経営責任者(CEO)80人を含むこの団体は、「債務解決キャンペーン」(The Campaign to Fix the Debt)と呼ばれています。同団体は、クリントン政権時に大統領首席補佐官を務めたアースキン・ボウルズと、オバマ大統領が設置した超党派による「財政責任と改革委員会」(National Commission on Fiscal Responsibility and Reform)の元共同委員長で元共和党上院議員アラン・シンプソンによって共同設立されました。批評家らは、同団体が財政危機を法人税の縮小を求めることに利用していると非難しています。政策研究所の世界経済プロジェクトでディレクターを務め、”The CEO Campaign to ‘Fix’ the Debt: A Trojan Horse for Massive Corporate Tax Breaks”(「債務“解決”のCEOキャンペーン:大規模な法人税減税のトロイの木馬」)という新報告書の共著者でもあるサラ・アンダーソンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/11/13(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『我が大いなる過ち』:新ドキュメンタリーが明かすカトリック司祭による児童性的虐待の恐怖と犠牲者たちの勇気

    アカデミー賞受賞監督アレックス・ギブニーによる新ドキュメンタリーMea Maxima Culpa: Silence in the House of God(『我が大いなる過ち:神の家の沈黙』』)は、ミルウォーキーのカリスマ的司祭が自分が管轄するカトリック系の全寮制学校で200人以上の聴覚障害の子供たちをいかに性的に虐待していたかを検証しています。幼い生徒たちはローレンス・マーフィー神父によって繰り返し性的虐待を受けました。神父は、夜間に生徒たちの寮の部屋で、あるいは人里離れた彼のキャビンへの旅行中、そして懺悔室の中でさえこのような行為を行いました。ギブニーにこの新作について話を聞きます。彼の過去の作品には『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? 』やアカデミー賞受賞作『「闇」へ』などがあります。新作はニューヨークとロサンゼルスで11月16日から公開され、2013年2月にはケーブルテレビのHBOでも放送される予定です。

    dailynews date: 
    2012/11/13(Tue)
    記事番号: 
    2

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