デイリーニュース

  • 傘の革命:政治的自由を求めて中国に挑む、過去数十年で最大の香港の抗議行動

    香港では、何万人もの抗議者らが中国からのより広範な自由を要求して警察の弾圧に抵抗しており、過去数十年間で最大の政情不安に直面しています。9月第4週、2017年の自由選挙を中国が拒否したことに抗議して数千人の大学生らがボイコットを始めたことで抗議行動は新局面を迎えました。抗議者らは開かれた選挙を求めていますが、中国の計画では北京で承認された候補者だけを認める予定です。3日間の座り込みの後、警察は催涙ガスと催涙スプレーを使って群集を解散させました。しかし、それは結局、民衆の抗議を煽るだけになり、街頭にはさらに多くの人々が繰り出し、その数は20万人に達すると見られています。抗議行動の指導者らは、香港の梁振英行政長官が辞任し、彼の後任の自由選挙が認められるまで抗議を続けると宣言しました。最初「中環占拠」(Occupy Central)という団体によって組織された抗議行動は、催涙ガスを避けるために抗議者らが傘を使っていることから「傘の革命」(Umbrella Revolution)と呼ばれています。今回の警察の弾圧は、150年間の英国統治から1997年に中国が香港の支配権を取り戻して以来、最も厳しいものです。弾圧は中国本土にも及び、政府はモバイルの写真共有アプリ、インスタグラムをブロックし、ソーシャルメディアにおける香港に関する言及を厳しく検閲しています。

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    2014/9/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 続くファーガソンの不安:警察による煽動、依然自由の身のマイケル・ブラウン殺害者

    ミズーリ州ファーガソンでは、非武装のアフリカ系米国人青年マイケル・ブラウンを殺害した警察官ダレン・ウィルソンの逮捕を要求するデモが、いまだに続いています。警官らは26日、活動家らがブラウンの死亡から数週間にわたって生活していた野営キャンプ地を取り壊しました。警察官による過度の武力行使を非難する人もいました。28日夜に行われたファーガソン警察署前のデモを始めとして、この週末にさらに多くの抗議行動が行われました。警官2人がそれぞれ別の発砲事件で負傷しましたが、警察当局はこれは抗議行動と関係はないとしています。司法省は地元警察に対し、「私がダレン・ウィルソンだ」と書かれた、マイケル・ブラウンを射殺した警官を支持するブレスレットを着けるのをやめるよう命令しました。また、「警官は罰を受けずに行動することができる」という意味になるとして、警察官がネームタグを覆い隠したり、つけなかったりして自分たちの身元を隠すのをやめるよう指導が入りました。ファーガソン・タウンシップの民主党女性委員パトリシア・バインズに話を聞きます。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    5
  • ソルジャーズ・ハート:ジェイコブ・ジョージ追悼 平和活動家に転身したアフガニスタン退役軍人が自殺

    アフガニスタン戦争退役軍人で平和活動家で9月17日に自ら命を絶ったジェイコブ・ジョージ(享年32)の追悼をお送りします。ジョージは、反戦イラク帰還兵の会(IVAW)の一部である「アフガニスタン帰還兵反戦委員会」の共同創設者でした。ジョージはまた、ミュージシャンでもあり、平和のために音楽を演奏しながらバイクで全米をまわるという、「終わりまでのライド」(A Ride Till the End)と彼が呼んでいた運動を行っていました。2012年、シカゴで開催されたNATO(北大西洋条約機構)首脳会議で、イラク・アフガニスタン戦争に抗議する行為として、首脳会議会場のゲートに向かって自分たちの名誉勲章を投げ返した退役軍人の一人でした。ジョージは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)で苦しんでいることや、アフガニスタン駐留時に受けたと彼が考える「精神的負傷」を退役軍人局カウンセラーに理解させようとする困難を包み隠さず話しました。ジョージのアルバムSoldier’s Heart(『ソルジャーズ・ハート』)に同梱された本の中で、「アーカンソー州出身の賢い女医さんが『苦悩は肉体を離れようとしている痛みだと言っていた。苦しまなかったら、苦しみから解放されない。一度苦しめば、肉体は回復する』といっていた。正直に話そう、こういったことはときに重いものだ。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「戦争は無残にも失敗した」:米軍空爆で対立するシリア過激派が結束する可能性は?

    28日に放送されたCBSの「60ミニッツ」で、オバマ大統領は、米国は「イスラム国(IS)」の台頭を見くびっていたことを認めました。イラクとシリアでの米軍事作戦が拡大しようとする中、イラク系米国人のブロガーで政治評論家、米国フレンズ奉仕団の政策影響コーディネーターのライド・ジャラールに話を聞きます。「過激派対策として米軍を用いることは以前にも試みられたが、無残にも失敗しています。米軍の軍事介入により政治的解決は遅れ、さらに難しくなるだろう」とジャラールは話します。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米軍シリア空爆で民間人犠牲者 ヒューマン・ライツ・ウオッチが「戦時国際法に違反の可能性」と指摘

    米軍によるシリア空爆が拡大する中、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、先週のイドリブへの空爆が戦時国際法に反している可能性があり調査されるべきだと述べました。イドリブ県北部のカフル・デルヤンの村で23日朝に起きたこの空爆で、子ども5人を含む7人の市民が殺害されました。空爆が行われた現場で、地元の活動家らは、空爆で使用された武器の残存物を収集したりビデオで記録したりしました。ヒューマン・ライツ・ウオッチはこの記録を検証し、残存物が英米政府のみが所有するトマホーク巡航ミサイルのターボファンエンジンの一部だと識別しました。「目撃者によると、村への攻撃は民間人に危害を与えたものの軍事ターゲットを攻撃しておらず、戦闘員と民間人の区別をつけることができず戦時国際法に違反しているか、あるいは期待された軍事的成果には釣り合わないほどの民間人死者数を不法にもたらした」とヒューマン・ライツ・ウオッチは詳述しています。ヒューマン・ライツ・ウオッチは、米政府にこの疑惑の調査と結果の発表を求めました。本日は、ヒューマン・ライツ・ウオッチのレバノン・シリア上級研究員ナディム・アワリーに話を聞きます。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • シリア空爆の正当化に米国政府がどうテロ脅威をでっちあげ、メディアがどう協力したか

    米国がシリアでの軍事作戦を拡大する中、オバマ政権が空爆を正当化するのに引き合いに出した、謎めいた武装組織「コラサン(ホラサン)」について取り上げます。1か月前、誰もコラサンについて知りませんでしたが、今では米政府高官らはこの組織が米国にとって差し迫った脅威だと話しています。シリアへの空爆が始まったころ、米当局者は、コラサンが欧米への攻撃準備の「最終段階に近づいて」おり、攻撃は飛行中の旅客機の爆破である可能性が最も高いと話していました。グレン・グリーンウォルドとの最新記事The Khorasan Group: Anatomy of a Fake Terror Threat to Justify Bombing Syria(「コラサン・グループ:シリア空爆を正当化するための嘘のテロ脅威の分析」)を執筆したインターセプトのムルタザ・フセインに話を聞きます。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「生き延びるだけでは不足です」 マーシャル諸島の詩人 国連気候サミットで訴える

    9月23日に開催された国連気候サミットで披露された印象深いスピーチで本日の番組を締めくくりましょう。マーシャル諸島共和国のキャシー・ジェトニル=キジナーは、自分の子に宛てた手紙として書いた詩を、世界首脳を前に朗読しました。「プラチナで出来た肩書きの背後に隠れて、私たちなど存在しないふりをしたい人たちがいる。マーシャル諸島、ツバル、キリバス、モルディブ、そしてフィリピンの巨大台風、パキスタンやアルジェリア、コロンビアの洪水、ハリケーン、地震、そして高潮など、ありはしないと。それでも、私たちを見て手をさしのべている人たちもいる」。

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    2014/9/26(Fri)
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    2
  • ホルダー司法長官の複雑な遺産:投票権擁護者 報道の自由の敵 ウォール街の味方

    エリック・ホルダー司法長官は25日、6年近く務めてきた司法省トップの座を降りる意思を表明しました。後任が指名・承認されるまでは、職務を続けます。司法長官としてのホルダーの業績については、賛否両論です。全米黒人地位向上協会法的擁護&教育基金(NAACP Legal Defense & Educational Fund)は、ホルダーが司法省の公民権局の刷新に果たした役割、ならびに投票権に関して取ったリーダーシップを評価し、米国史上最良の司法長官の一人だと絶賛しています。一方、アメリカ自由人権協会(ACLU)は、安全保障関連の問題に関するホルダーの業績を批判しています。ACLUは、ホルダーの在任中に、司法省がイエメンで無人機による米国民の殺害を承認し、国家安全保障局(NSA)の大衆監視プログラムを承認し、ブッシュ政権の高官を拷問の容疑で訴追せず、情報漏えい者に対する訴追件数はそれまでの司法省が行ってきた総数を上回っていると指摘しています。ジョージタウン大学教授のマイケル・エリック・ダイソン、パブリック・シチズンのロバート・ワイスマン、NAACP法的擁護&教育基金のレスリー・プロール、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)のバハール・アズミーに話を聞きます。

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    2014/9/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 環境を汚す奴らより民衆の声を聞け:グリーンピース事務局長クミ・ナイドゥー 世界的気候蜂起を語る

    「民衆の気候マーチ」(The People’s Climate March)では対地球温暖化への行動を求め世界中から集まった数十万人がニューヨークで街頭デモを行いましたが、その後の9月第4週に行われた国連気候サミット(United Nations climate summit)では各国の首脳らが行動の約束を伴わないまま、話し合いを進めました。この国際的に気候に注目が集まった週、そして次に何が起こるかについて、グリーンピース・インターナショナル事務局長クミ・ナイドゥーに話を聞きます。気候サミットの前日、グリーンピースは「環境を汚す奴らより民衆の声を聞け!」というメッセージを、国連ビルの側面に投影しました。ここでグリーンピースが活動の主要な焦点としているのは北極です。バン・キムン国連事務総長との会見で、グリーンピースは北極圏の長期的保護を求める600万件の署名を渡しました。科学者の報告によれば、北極は世界平均二倍を超える速さで温暖化が進んでおり、グリーンピース及びその他組織は、同地域での石油探索禁止を求めています。

    画像クレジット:マイケル・ネイグル/グリーンピース

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    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 独占:ハンスト後に釈放されたエジプト人ジャーナリスト 獄中の同僚のためのキャンペーンの一環で来米

    5か月間のハンガーストライキの後、エジプトの刑務所より釈放されたアルジャジーラのジャーナリスト、アブダラ・エルシャミに、テレビ、ラジオ報道上の世界独占インタビューを行います。エルシャミは、罪状なしで10ヶ月拘束された後、6月に釈放されました。拘束期間中、エルシャミは体重の約3分の1を失いました。エルシャミは、未だエジプトで拘禁されているアルジャジーラの同僚の釈放を呼び掛けるためにニューヨークに来ています。9月24日エルシャミは、エジプトのアブドルファッターフ・ア=シシ大統領がスピーチを行う国連に向かう道すがら、シシ大統領支持者たちから熱いコーヒーを浴びせかけられました。オバマ大統領と会談を予定しているシシ大統領は、軍用装備品を含み、米に更なる支援を要請する予定だと報じられています。ヒューマン・ライツ・ウォッチはオバマ大統領に、同会談の場で、エジプトで幅広く行われる政治的反対派やジャーナリストの拘束、大量死刑判決、2013年7月および8月の治安部隊による1000名以上のデモ参加者殺害における責任不問など、人権弾圧がつづけられていることを公式に批判するよう求めています。

    dailynews date: 
    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    2

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