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2014年8月21日(木)

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  • 8月20日、平和的なデモがつづくミズーリ州ファーガソンに、エリック・ホルダー司法長官が、住民と、警官によるマイケル・ブラウン射殺事件を捜査するFBI捜査官と会うために到着しました。8月第4週デモクラシー・ナウ! はファーガソンに行き、18歳だったブラウンが殺された現場を取材しました。ブラウン本人と知り合いだった人を含め、近所に住む若者に話を聞きました。「彼は跪きました。『撃たないで』というように。それにも関わらず(警官は)彼の目と、頭を撃ち、さらに体に4発撃ち込んだのです」と、住民のリコ・ライクは言います。「手を上げて、『撃たないでくれ』と言うしかないのが現状なんです。マイケル・ブラウンの冥福を祈ります」

  • ガザに対するイスラエルの攻撃が再開しましたが、番組ではこれまでの軍事攻撃がガザの子どもたちに及ぼした影響を検証します。7月以来、467人以上のパレスチナ人の子どもが死亡しました。これは過去2度のガザ紛争での子どもの犠牲者数を合計したよりも多い数です。世界保健機関(WHO)によれば、3000人以上の子どもが負傷、内推定1000人は一生障害が残るとみられています。国連の推定によれば、少なくとも37万3000人の子どもが直接的な専門家の心理社会的サポートを必要としています。加えて、成人の犠牲者数合計から、1500人に上る子どもが孤児になった可能性があります。報道によれば少なくとも25校の学校が深刻に破壊され、使用不可能となったことから、ガザの子どもたちの教育を受ける権利も大幅に損なわれています。ユニセフのガザ現地事務所の所長を務めるパニラ・アイアンサイドに話を聞きます。
    「身近な人の死や負傷、自宅の消失または大規模な破損、行き場を失ったという経験をしていない家族は、ガザには存在しません」とアイアンサイドは言います。「人々の心理的なダメージは、特に子どもに関しては、過大評価はあり得ないほど深刻なのです」

    画像クレジット:ユニセフ

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