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2014年6月12日(木)

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  • スンニ派武力勢力がさらなる都市を征圧し、首都バグダッドを視野に入れ始めた中で、イラクは国家分裂の危機に直面しています。過去数日間に、アルカイダとも関係を持つ「イラクとシリアのイスラム国家」(Islamic State in Iraq and Syria /ISIS)は、イラク第二の都市モスルおよび、ティクリットとドゥルイヤを掌握しました。一方、イラク・クルド派は北部の石油都市キルクークを掌握しています。スンニ派武装勢力は現在、シリアのアレッポの東端から、イラクの西端ファルージャ、そして今では北部の都市モスルに至るまでの領域を支配化に置いています。その進行により、モスルだけでも約50万人が難民となり、人道的惨事を引き起こしています。モスルが武装勢力の手に落ちた原因のひとつは、米国により訓練されたイラク軍が持ち場を放棄したことです。報道によれば、イラクのヌーリー・アル=マリキ首相は、米に最近、空爆を要請しましたが、オバマ政権は今のところその要請を断っています。2人のゲストをお招きしました。ロイター通信のバグダッド支局長ネッド・パーカーと、マクラッチー紙(McClatchy Newspapers)のイラク人ジャーナリスト、モハメド・アル=ドゥレイミーです。ドゥレミーはイラクで長年活動してきましたが、現在、帰国後の身の安全への恐れから、米への亡命を申請中です。ドゥレイミーは安全のため、公の場に出るのは長年極力控えてきたため、テレビ出演はこれがはじめてです。

  • エジプトの裁判所は、同国で最も著名な民主派活動家に禁固15年を言い渡しました。アラー・アブド・エル=ファタは、違法な抗議行動および、2013年に厳格な対デモ法に抗議する集会をおこなった際に警官を襲った容疑で有罪となりました。この事件では24名の被告が、同様に15年の禁固刑を言い渡されました。裁判は被告不在で行われたため、被告には再審の権利があります。前国防相のアブドルファッターフ・ア=シシが6月8日に大統領に就任して以来、著名な活動家が有罪判決を受けるのはこれがはじめてです。エル=ファタが長期の禁固刑に直面する一方、アルジャジーラ・アラビックのジャーナリスト、アブドゥラ・エルシャミは、罪状もはっきりしないまま拘束されることに抗議し、5か月近くハンガーストライキを行っています。エルシャミは、体重の約3分の1を失い、重度の貧血、低血圧に苦しみ、初期の肝機能障害にあると報道されています。カイロより、エル=ファタの叔母で著名なエジプト人小説家アダフ・サエイフと、デモクラシー・ナウ! 特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。またアブドゥラ・エルシャミの兄弟のモハメドにも話を聞きます。

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