デイリーニュース

  • 『丸裸に剥いて 政治、暴力、戦争』 新ジャーナリズムの旗手マーク・ダナーが語るハイチとバルカンとイラクそして拷問

    受賞ジャーナリストで作家・教授でもあるマーク・ダナーが、ハイチやバルカン半島、イラクの情勢や米国の対テロ戦争における拷問使用に関しての文章を一冊の本にまとめてこのほど上梓しました。タイトルは Stripping Bare the Body: Politics, Violence, War(『丸裸に剥いて;政治、暴力、戦争』)。ダナー本人に、いわゆる対テロ戦争での拷問について、また米国が支援した海外での人権蹂躙の事例を記録しつづけている彼の経歴について話してもらいました。
    dailynews date: 
    2009/10/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 上院財政委員会で可決され医療保険改革協議は非公開審議へ 公的保険オプションの運命は?

    8290億ドルを投入する医療保険改革法案が米上院財政委員会で賛成14、反対9で可決されました。上下両院の5委員会で最後まで残っていた委員会での可決です。共和党で賛成に回ったのはオリンピア・スノー議員(メーン州)だけでしたが、この包括法案は保守層からの反発が強い公的保険オプションを含んでいません。協議は今後、非公開となって上院指導者たちによる最終法案の練り上げに移ります。オンライン・ニュースサイトのファイアドッグレイク(Firedoglake.com)のジェーン・ハムシャーの分析を聞きましょう。
    dailynews date: 
    2009/10/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • スロベニア人哲学者、スラヴォイ・ジジェク、資本主義、医療保険改革、ラテンアメリカの「ポピュリズム」、金融危機の「茶番」を語る

    ナショナル・レビュー誌に「欧米でもっとも危険な政治哲学者」と呼ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙が「文化評論のプレスリー」と評した、哲学者で知識人のスラヴォイ・ジジェクには、哲学、精神分析、神学、歴史、政治理論に関して50冊を超える著書があります。出版されたばかりの新著、First as Tragedy, Then as Farce(『一度目は悲劇、二度目は喜劇』)でジジェクは、米国がどのようにして9.11同時多発テロの悲劇から、彼が茶番劇と呼ぶ金融破綻に至ったのかを分析しています。

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    dailynews date: 
    2009/10/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 住宅差し押さえ件数が史上最高に昇るなか、 ウォール街のボーナス支給額 新記録の1400億ドルに達する見込み

    ダウ工業株平均株価が1年ぶりに1万ドルの大台を回復し、JPモルガン・チェースは2009年7月~9月決算期で大きな利益を発表しました。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、米国の大手銀行と証券会社は今年、記録破りの総額約1400億ドルのボーナスを社員に支給することになりそうです。一方、一般市民の間では不動産差し押さえが史上最高を記録し、失業率は10%に達する見込みです。元金融規制当局職員でThe Best Way to Rob a Bank Is to Own One(『銀行から盗むには、銀行を所有するのが一番いい』)の著者、ウィリアム・ブラックに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/10/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 150年前の今日:奴隷制廃止論者ジョン・ブラウンが南部奴隷蜂起を目指してハーパーズフェリーの兵器庫を襲撃

    米ウエストバージニア、ペンシルベニア、バージニア、メリーランドの4 州が、奴隷制廃止論者のジョン・ブラウンによるハーパーズフェリー兵器庫襲撃150周年を記念して式典を開催します。本日の放送の締めくくりは、ジョン・ブラウンのことばです。彼の絞首刑を命じたバージニア州の裁判法廷に向けた弁論を俳優ハリス・ユーリンが朗読します。これはハワード・ジンの古典的名著『民衆のアメリカ史』を朗読するイベントの一部で、これに続き俳優ジェームズ・アール・ジョーンズによるフレデリック・ダグラスのスピーチの朗読もお聞き下さい。

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    ★ DVD 2010年度 第1巻 「公民権運動」に収録

    dailynews date: 
    2009/10/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックが語る 旅客機・ホテル爆破事件の容疑者 亡命キューバ人ルイス・ポサダ・カリレスがいかにマイアミで自由の身で暮らしているか

    ルイス・ポサダ・カリレスは1976年に搭乗者73人全員が犠牲 になったキューバ旅客機爆破事件の首謀者としての罪に問われています。さらに彼は1997年にキューバで起きた連続ホテル爆破事件に関連していたことを公然と認めてもいます。彼は2000年、フィデル・カストロ が演説予定だった講堂を爆破する計画を立てていたとしてパナマ市で逮捕されました。これらの犯罪歴にも関わらず、ルイス・ポサダ・カリレスはいまマイアミで自由の身です。彼には来年早々、テキサスで公判が待っていますが、起訴罪状は不法入国と、ホテル爆破事件への関与について当局に虚偽の証言をしたことです。受賞歴も持つ調査報道ジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックの新著が、このポサダの犯罪をインサイダーの視線で報告しています。バーダックが最初にポサダをインタビューしたのは1998年で、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された詳細記事のためでした。
    dailynews date: 
    2009/10/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • アムネスティ・インターナショナル事務総長アイリーン・カーンが語る『知られざる真実:貧困と人権の関係』

    10月17日は国際貧困撲滅デーです。米国での貧困率はいまやこの11年間で最悪の13.2%にまで上昇しています。そして世界を見渡せば20億人、人類の1/3もが1日2ドル以下で暮らすという貧困状態にあります。その内10億人は1日1ドル以下の収入で暮らす極貧に分類されます。国連から発表された最新の数字ではまた、10億人以上が飢えに瀕しています。アイリーン・カーンは、これらの数字だけではまだ全体像を語るには足りないと言います。彼女の著書The Unheard Truth: Poverty and Human Rights(知られざる真実: 貧困と人権の関係)は、貧困を世界最悪の人権危機として認識すべきだと訴えています。

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    dailynews date: 
    2009/10/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 作家デリック・ジェンセン「支配的な文化が地球を滅ぼす、いまこそ抵抗の文化を」

    環境保護運動の詩人哲学者と呼ばれているデリック・ジェンセンに話を聞きましょう。彼はこれまで15冊ほどの著書を発表し、現代社会と環境破壊を批判しています。著書には、A Language Older than Words(『言葉より古い言語』)、 Endgame(『エンドゲーム』)、What We Left Behind(『われわれが置き去りにしたもの』)、Resistance against Empire(『帝国に抗して』)、Deep Green Resistance(『深緑の抵抗』)などがあります。「支配的な文化がこの地球を滅ぼしつつあることに多くの人たちが気づき始めていると思う」とジェンセンは言います。「私たちが抵抗の文化の構築に着手することはとても重要だと思います。いまのやりかたは明らかにうまくいっていないいからです」。

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    dailynews date: 
    2010/11/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • チリの経済学者マンフレッド・マックスニーフ: 米国は「発育不全国」になりつつある

    チリの経済学者マンフレッド・マックスニーフ: 米国は「発育不全国」になりつつある 経済学者として高く評価されているマンフレッド・マックスニーフに話を聞きます。彼はOutside Looking In: Experiences in Barefoot Economics(『外側から見た経験:裸足の経済学』)を上梓した2年後の1983年にライト・ライブリフッド賞を受賞しています。「経済学者たちは快適なオフィスで貧困を研究し分析し、膨大な統計を用い、あらゆるモデルを作り、貧困について知り得る限りのすべてを知っていると信じ込んでいる。しかし彼らは貧困を理解していない」とマックスニーフは言います。

    ★ ニュースレター第43号

    (2011.8.25)

    dailynews date: 
    2010/11/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 調査:アフガニスタン論争で、米国の二大主要紙での反戦論説はほとんどなし

    オバマ大統領は、3万4000人の追加派兵によって米軍のアフガニスタン占領を大幅に拡大する指令を発表しました。メディアは戦争を後押しすることに一役買ったのではないでしょうか? フェアネス・アンド・アキュレシー・イン・レポーティング(報道の公正と正確さを追求する会)による新たな調査によると、米国の二大主要新聞ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙の論説欄では、戦争支持の意見が反戦支持の意見を大差で上回っていることがわかりました。
    dailynews date: 
    2009/12/1(Tue)
    記事番号: 
    3

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