デイリーニュース

  • 国連 化石燃料企業を気候会議にスポンサーとして迎える一方 3人の青年活動家たちを閉め出し エイミーが詰問

    記者会見の席上でデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは、世界保健機関(WHO)がタバコ規制の会議からタバコ企業のロビイストたちをを閉め出したことを例にあげ、国連事務総長の潘基文(バン・ギムン)に国連気候会議で化石燃料企業のロビー活動を禁止する意向はないのかと質問しました。バン事務総長は、「低炭素の未来への移行には、現在温室効果ガスを高度に排出している企業も含め、あらゆる領域の産業や団体が取り組む必要がある」と答えました。グッドマンは気候変動枠組条約事務局長のクリスティアナ・フィゲレスにも、企業ロビーストたちの影響力について抗議して入場バッジを剥奪された3人の若者活動家たちは今年の気候サミットへの再入場を許可されるのか、質問しました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 気候会議で貧困国が抗議の退場 ベネズエラは先進国に行動を呼びかけ

    ポーランドのワルシャワで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)で、先進国と第三世界とが対立する主要な討論のさなかに133カ国の開発途上国が退場しました。会議では、歴史的に最大規模の温室ガスを排出し続けてきた国々が異常気象をひきおこし、温室ガス排出量が少ない国にもたらした損害に対し、いかにして経済的責任を取るべきかが問われています。米国、オーストラリア、カナダなどの先進工業諸国は、「損失と被害」と呼ばれるこの問題を2015年にパリで開催される気候会議後まで先延ばしにしようとしています。「先進諸国は、温室ガス排出削減の努力を考慮に入れようとしないばかりか、自分たちの無策がほかの多くの人たちの生命に押しつける代価を支払う気はないと堂々と口にしている。実に無礼で、政治的な対処は困難です。」と退場したG77(77カ国)+中国グループの一員である、ベネズエラの気候変動交渉担当者クラウディア・サレルノは言います。「私たちは、先進諸国が自分たちの行動に責任が取る覚悟ができていない地点に向かっているのですが、今回、さらにひどいことに、彼らははっきり責任を取りたくないと言うのです。」サレルノは2009年にコペンハーゲンでの国連気候サミットで、発言を聞いてもらいたい一心で机を強く叩き出血したことで脚光を浴びました。

    dailynews date: 
    2013/11/20(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 漏えいメモで露見 貧困国の気候変動順応に対する援助に米国は反対の構え

    新たに漏えいした文書で、ワルシャワで開催中の気候サミット(COP19)の米国交渉団が、発展途上国の気候変動に順応を支援しようという動きに反対している様子が明らかになりました。デモクラシー・ナウ!が目を通した米国団内の覚書によると、米国代表団はワルシャワでの協議が「問責と法的責任に焦点を置く傾向が強まっている」こと、そして貧困国が「海面上昇や干ばつ、巨大台風、他の悪影響による気候損害の補償を求める」であろうことを懸念しています。ヒンドゥー紙のジャーナリストで、漏えいした文書について最初に報道したニチン・セチに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/19(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 気候会議から締め出された若者活動家 「市民社会は歓迎されないのに企業は歓迎される」 

    フィリピンの気候交渉代表のナデレブ・“イェブ”・サニョは、気候サミット(COP19)で各国代表に向け涙ながらの演説を行った後、「2012年ボーファ台風:1067人、2013年ハイヤン台風:1万人以上?」という垂れ幕を掲げた若い活動家らに会場出口で出迎えを受けました。その結果、これらの若者はこの行動のために、気候会議から締め出されました。彼らのうちの一人で、気候活動団体「プッシュ・ヨーロッパ」(Push Europe )のメンバーの23歳のクレメンス・ユタンから話を聞くとともに、サニョにもこの出来事への反応を話してもらいます。

    dailynews date: 
    2013/11/19(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 断食9日目のフィリピン気候交渉代表イェブ・サニョ:富裕国が地球汚染の支払いをすることを求める

    ポーランドのワルシャワで開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)から、フィリピンの気候交渉代表のナデレブ・“イェブ”・サニョに話を聞きます。彼と気候活動家らは、世界中の59万人によって署名された、気候変動に取り組む緊急かつ、より大胆な行動を求める嘆願書を提出したばかりです。11月第2週にフィリピンを襲った巨大台風は、同会議に暗雲を投げ掛けました。公式発表されているこの台風による死者の数は4000人以上に膨れ上がっていますが、実際の数はそれよりもはるかに高いと信じられています。サニョは、気候変動への大きな対処を求める絶食断食の9日目に突入しました。「ここワルシャで有意義な結果を見るまで、断食を続けるつもりです」と、サニョは言います。「われわれが求めているのは、この会議で、いくつかの特定の議題についての具体的な言及がなされることです。その特定の議題の中には、フィリピンの事例が非常によく示している、気候変動によってもたらされる『損失と被害』に対する国際的な機構も含まれます。」

    dailynews date: 
    2013/11/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • COP19主催国のポーランド政府 「汚い石炭」の採用で批判浴びる

    ポーランド政府は、ワルシャワで行われている国連気候変動枠組み条約締結国会議の主催国を務める中、石炭が2060年まで国のエネルギー資源の最善の選択肢だという報告書を発表しました。ポーランドは、世界石炭協会とポーランド経済省主催の石炭会議もワルシャワで並行して開催しています。会議の主催者は「石炭業界にとって年内で一番重要なイベント」と宣伝しています。ポーランドは世界でも有数の石炭産出国で、国の電力の88%以上をまかなっています。これは16日の気候と社会正義のためにデモ行進に参加したワルシャワやクラコウ、その他の住民が頭を悩ませている問題でした。デモクラシー・ナウ!のルネ・フェルツが気候への懸念について彼らと話します。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 台風「ハイヤン」による惨劇 フィリピンが迅速な気候行動を呼びかけ

    台風「ハイヤン」によるフィリピン上陸から10日、国連は、国内避難民の数が先週の90万人から400万人に増えたと発表しました。死者数、行方不明者数は約5000人。巨大台風は、ポーランドの国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP19)に暗い影を投げかけました。フィリピンや、世界中の気候変動活動家は地球温暖化に対する具体的な行動を要求しています。COP19に出席している「気候正義のためのフィリピン運動」の国内コーディネーター、ジェリー・アランセスに話をききます。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「北極の30人」ロシアで拘束2か月目 グリーンピースがCOP19で釈放要求

    ロシア初の北極圏海底石油掘削基地に反対するため直接行動を起こして拘束され、2ヶ月間にわたって拘留されている「北極の30人」(Arctic 30)が本日、ロシアで再び法廷に出廷します。連邦検察当局は、グリーンピースの活動家28人とジャーナリスト2人を保釈すれば、国外逃亡の恐れがあるとして、拘留を更に3ヶ月延長するよう要求しました。「北極の30人」のための世界規模の1日行動が数百都市で行われた16日、グリーンピースの活動家らはポーランドのワルシャワで行われた大規模な気候正義集会で同僚のために発言しました。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 汚染者と提携? 化石燃料会社とのスポンサー提携でCOP19を非難

    ポーランドのワルシャワで行われている国連気候変動枠組み条約締結国会議の主催者は、大手自動車メーカーや石油会社、鉄鋼メーカー、石炭会社から企業スポンサーを受け入れていることで批判を受けています。一方で、ポーランド経済省はワルシャワで並行して行われる「石炭&気候国際会議」を開催するために世界石炭協会と協力をしています。小冊子The COP 19 Guide to Corporate Lobbying: Climate Crooks and the Polish Government’s Partners in Crime(『企業ロビーのためのCOP19ガイド:気候詐欺師、そして犯罪をおかすポーランド政府のパートナー企業たち』)を出版したばかりの欧州企業監視団体(Corporate Europe Observatory)のパスコエ・サビドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アフリカからフィリピンまで COP19で気候正義を要求する世界の声

    本日は、2週目に入った国連気候変動枠組み条約締結国会議、通称COP19が行われている、ポーランドのワルシャワからお送りします。16日、COP19が開催されているワルシャワ市内のナショナルスタジアム外まで、数千人が気候正義を求めてデモ行進を行いました。「気候正義のためのフィリピン運動」や「パン・アフリカ気候正義同盟」の気候活動家や、ベルギー、英国、フランスから700人以上のデモ参加者を集めたチャーター電車の手配をした人など、世界中から集まった演説者が群集に向かって演説をし、世界の指導者に地球温暖化への行動をとることを要求しました。大規模なシェールガス採掘が承認されたものの、住民のフラッキングへの抵抗が高まっているズラブローの村の住民を含む、ポーランドの活動家も演説を行いました。

    dailynews date: 
    2013/11/18(Mon)
    記事番号: 
    1

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