デイリーニュース

  • アニメになったノーム・チョムスキー:フランス人監督ミシェル・ゴンドリーが語る新作映画『背が高い男は幸せか?』

    フランスの映画制作者で、非常に変わった新作映画Is the Man Who Is Tall Happy?(『背が高い男は幸せか?』)の監督であるミシェル・ゴンドリーに時間いっぱい話を聞きます。同作は、伝説的な反体制派で言語学者、作家、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授であるノーム・チョムスキーとゴンドリーとの会話をアニメーションによって描いたものです。この革新的なドキュメンタリーは、ゴンドリーの鮮やかな手書きのアニメーションによって命を吹き込まれた一連の会話を通して、チョムスキーの理論と考えを視聴者に紹介していきます。チョムスキーが話すのにあわせて、ゴンドリーの素早いペン捌きがチョムスキーの言葉を絵にしていきます。二人は、幼児の言語習得というチョムスキーの先駆的研究から、教育、宗教、占星術に対する彼の見解まで、あらゆることを話し合います。ゴンドリーの過去の映画には、アカデミー賞を受賞した『エターナル・サンシャイン』、音楽ドキュメンタリーの『ブロックパーティー』、『恋愛睡眠のすすめ』があります。彼はまた、ビョーク、カニエ・ウエスト、ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズなどのアーティストのミュージック・ビデオを多数監督しています。

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    2013/12/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ウォルマートや大手小売店の低賃金に抗議 記録的なブラック・フライデー・デモ 110人以上が拘束される

    ウォルマートやその他の大型小売店に対する抗議行動や市民的不服従を行ったとして、少なくとも111人がブラック・フライデーに拘束されました。ミネソタ州セイント・ポールでは、守衛や小売店従業員の賃金値上げを要求して交通を妨害する抗議行動を行った26人が身柄を拘束されました。イリノイ州シカゴのウォルマート近くで行われたデモでは10人に裁判所への出頭命令が出されました。バージニア州アレクサンドリアのウォルマート外で行われた抗議行動では、9人が拘束されるところを撮影した動画がインターネットに投稿されました。カリフォルニア州では、ローズヴィルで15人、オンタリオで10人、サン・リアンドロで5人がウォルマートに対する抗議行動で拘束されました。抗議行動を組織した人びとは、去年の約400か所よりも多い全米のウォルマート1500店舗そばで、抗議行動が実施されたと話しています。一方でファストフード店の従業員は、時給15ドルを勝ち取る運動の一環として5日に100都市で1日ストライキを行う方針を発表しました。本日はSalon.comでリポーターを行っているジョシュ・エーデルソンと労働争議について話します。

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    2013/12/2(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 人間じゃなく七面鳥に恩赦? 近代大統領で最低の恩赦件数のオバマに改善を要求

    感謝祭を前にオバマ大統領が2羽の七面鳥に対して大統領恩赦を行う近年の恒例行事を行う中で、慈悲を受けるべき人間に対してはあまり寛大さを示していないと指摘する批判があります。先日、オバマ政権が刑事司法制度改革について議論したにも関わらず、オバマは近年の大統領の中で恩赦件数が最も少ない大統領です。オバマは大統領在職中、10羽の七面鳥に対して恩赦を行いましたが、恩赦もしくは減刑を行った人は39人のみです。プロプブリカによる去年の分析によると、司法省によって処理された恩赦申請の中で、オバマはたった2%しか許可していませんでした。オバマ大統領によって赦免された39人の中で、麻薬犯罪で有罪となった者は11人のみでした。アーティスト、作家、そして麻薬との戦いに強く反対する運動を行い、恩赦を受けるまで何年間も刑務所に入っていたアントニー・パパに話を聞きます。パパは 「マザー・オブ・ザ・ニューヨーク・ディサピアード」の共同創設者で15 to Life: How I Painted My Way to Freedom(『禁錮15年から終身刑:自由への道を描いた私の方法』)の著者です。

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    2013/12/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 監視リストを監視する:米テロリズム「飛行禁止」データベース 注目の訴訟の裁判始まる

    現在、政府のテロリスト監視リストには何十万人もの人たちの名前があがっていますが、12月2日、サンフランシスコで注目の裁判が始まります。スタンフォード大学の博士課程の学生ラヒナ・イブラヒムが、米政府を相手取り訴訟を起こしたのです。イブラヒムは2005年にマレーシアから米国に戻り、スタンフォード大学での学業を終了させようとしましたが、飛行機への搭乗を拒否されました。彼女の名前がリストに載ったためです。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、正式名称「テロリスト・スクリーニング・データベース」と呼ばれる連邦政府のテロリスト監視リストは、少なくとも70万人にまで膨れ上がっています。そして、リストに記載されている人物はしばしば、ひときわ厳しい監視下に置かれ、飛行機での移動を禁止され、国境を超えようとすると尋問の対象になっています。政府は誰がこのリストにいるのか、どうしたらリストから外れることが出来るのか、そもそもリストに載せられる規準は何なのかを公開することを拒否しています。ほとんどの場合、自分の名前がこのデータベースに載せられていることなど、飛行機に乗ろうとするまで全く分かりません。

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    2013/12/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ショッキングな奴隷売買のルーツ ある映画製作者が発見した自分の家系史 あなたのルーツは?

    奴隷制の話題を続けます。自身の祖先が米国史上最大の奴隷商であったことを明かした女性にも加わってもらいます。カトリーナ・ブラウンは自身のルーツをドキュメンタリー映画 Traces of the Trade: A Story from the Deep North(『売買の痕跡:ディープ・ノースからの報告』)で描きました。ロードアイランド州を拠点とした彼女の家系が、かつて米史上最大の奴隷商であったことを明かしたのです。この映画が2008年にPBS(米公共放送)で放送された後、ブラウンはTracing Center on Histories and Legacies of Slavery(奴隷制度の歴史と遺産の追跡センター)創設に奔走しました。ブラウンと、新著Ebony & Ivy: Race, Slavery, and the Troubled History of America’s Universities(『エボニーとアイビー:人種、奴隷制、そしてそしてアメリカの大学の問題ある歴史』【訳注:エボニー(黒檀)は黒人の肌の色、アイビー(蔦)はアイビーリーグの名門大を示唆】の著者クレイグ・スティーブン・ワイルダーに話を聞きます。(2013/10/30放送分の延長版です)

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    2013/11/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 奴隷とアイビーリーグ: 米国秘史 名門大学の発展に奴隷制度が果たした役割

    数多くの米国名門大学 (ハーバード、エール、プリンストン、ブラウン、ダートマス、ルトガーズ、ウィリアムズ、ノースカロライナ大学など)の歴史が、米国に奴隷として連れてこられたアフリカ人たちの汗と、そして時には血に染まっていることを、上梓まで10年をかけた新著が検証しています。マサチューセッツ工科大学のアメリカ史教授クレイグ・スティーブン・ワイルダーは、新著Ebony & Ivy: Race, Slavery, and the Troubled History of America’s Universities(『エボニーとアイビー:人種、奴隷制、そしてアメリカの大学の問題ある歴史』)【訳注:エボニー(黒檀)は黒人の肌の色、アイビー(蔦)はアイビーリーグの名門大を示唆】で、奴隷経済と高等教育とが相互に成長してきたことを明らかにします。「植民地世界を考えるとき、米国独立戦争までは南部には大学は1つしかありませんでした。ウィリアム&メアリー大学です。……他にあった8つの大学はすべて北部の学校で、しかもたいていは商業経済の重要地点、つまり奴隷商人たちが権力を獲得し、新しい植民地文化の財政的かつ知的支援者として台頭したその場所に建てられているのです」とワイルダーは指摘します。(2013/10/30放送分の再放送です)

    dailynews date: 
    2013/11/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • エドガー・イップ・ハーバーグ追悼:「オズの魔法使い」に虹をかけた男

    彼の名はあまり有名ではないかもしれませんが、彼の歌は世界中の多くの人に歌われています。今日は、「せめて10セント(Brother, Can You Spare a Dime?)」などのヒット曲を生み、映画「オズの魔法使い」の音楽を作曲したブロードウェーの作詞家、エドガー・イップ・ハーバーグの生涯と作品の歩みを紹介します。マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれたハーバーグは、人種差別や貧困と戦うべく、常に作品に強い社会的、政治的要素を織り交ぜ てきました。生涯社会主義であった彼は、ブラックリストに載り、しつこく追い回されながら、その生涯のほとんどをすごしました。イップの息子であるアーニー・ハーバーグに父イップの音楽、政治観について話を聞きます。そして、映画「オズの魔法使い」やイップ・ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら、曲が作られた当時の政治状況を詳しく考察していきます。

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    2013/11/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 企業にも信仰の自由?最高裁判所 避任薬の保険適用ケースを審議

    米最高裁判所は、雇用主の信仰の自由に基づいて、企業が連邦法の一部に従わないですむかどうかを審議することを決定しました。論争の的となっているのは、営利企業が従業員に提供する健康保険で避妊費用を保険でカバーすることを義務づけられるかどうかという点にあります。ホビーロビー(Hobby Lobby)とコネストガ材木(Conestoga Wood) の2社は、医療費負担適正化法に基づいて、従業員の避妊薬の費用を保険で補償することに異議を唱えてます。この2社は宗教的な理由で、避妊薬の保険補償の義務づけに反対しているのだと言います。この訴訟は、シチズンズ・ユナイテット判決の見直しとなる可能性があります。シチズンズ・ユナイテット判決では、企業にも表現の自由があるとしたため、企業が無制限に政治運動への資金を提供できることになったのです。これで最高裁判所は、今度は企業が信仰の自由の権利を持つかどうかについて判決を下すことになります。アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)のリプロダクティブ・フリーダム(Reproductive Freedom-性と生殖の自由)プロジェクトの専従弁護士ブリジット・アミリに話を聞きます。

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    2013/11/27(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ローマ教皇 資本主義の「暴政」と「金への崇拝」を非難するも 女性聖職者や中絶には反対

    ローマ教皇フランシスコが最初の重要文書を発表し、資本主義を「新しい暴政」と攻撃し、全世界のリーダー達に貧困と不平等と闘うよう働きかけました。26日に発表された文書の中で、ローマ教皇フランシスコは、「金への崇拝」や「トリクルダウン」経済政策を消費者主義と奉仕ではなく統治する金融システムと同様に批判しました。法王はリーダー達に、すべての人に「尊厳ある仕事、教育と医療」を保証してほしいと訴えました。しかし、女性の聖職者としての地位と、妊娠中絶に対する教会の立場ついては、以前から変わらないことを表明しました。本日は意見を異にする2人の司祭に話を聞きます。マシュー・フォックスは、元カトリック教会の司祭で、解放の神学と「創造のスピリチュアリティ」を教えることを最初に止めさせられた司祭で、その後ドミニコ会から追放されたました。ロイ・ブルジョア神父は、カトリック教会の司祭であり、米国陸軍の訓練施設を監視する「スクール・オブ・アメリカズ・ウオッチ」(the School of Americas Watch)の創設者です。

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    2013/11/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「家族がもう19カ月も離れ離れ」 移民活動家オバマ大統領の演説を中断

    オバマ大統領の演説を中断した2日後の今日、韓国出身の移民権活動家ジュー・ホンにオバマ政権の移民政策のもと、彼の家族が離れ離れになっている状況について話をうかがいます。サンフランシスコで行われたオバマ大統領の、総合移民改革のキャンペーンの演説中、ホンは移民の強制送還をやめるよう大統領に訴え、演説を中断させました。オバマ大統領はホンの方を振り向き直接話しかけましたが、ホンはそのまま訴えを続け、強制送還による家族との離別を終わらせるよう嘆願しました。この演説の席で、ホンをオバマ大統領のすぐ後ろに立たせた人々は、彼がカリフォルニアでも最も活発な青年移民活動家であることを、おそらく知らなかったのでしょう。ホンは過去にも移民に対する抗議活動をして逮捕されています。この夏も、元国土安全保障省長官のジャネット・ナポリターノのカリフォルニア大学の学長の承認に反対して抗議を行いました。ホンはASPIRE(Asian Students Promoting Immigrant Rights Through Education - 教育で移民権を促進するアジア学生会)のメンバーでもあります。「私は、自分の家族のことを思いました。不法滞在者としての自分自身の私闘、そして強制送還されたたり、移民拘置所に収容されている私の友人達や、コミュニティーのことを思いました」と彼は演説中断の理由を語ります。

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    2013/11/27(Wed)
    記事番号: 
    2

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