デイリーニュース

  • アルジャジーラ記者訴追からブロガー投獄まで 「反対派の口封じ」を強める軍政権エジプト

    エジプトの軍事政府は、アルジャジーラのジャーナリスト20人を、テロリストグループとの共謀罪及び、虚偽のイメージを放送した罪で訴追すると発表しました。軍部は、ムハンマド・モルシ前政権を2013年7月に転覆させて以来政府に対する抗議運動を続けているムスリム同胞団を、アルジャージーラが支援していると非難しています。「ジャーナリストに対する路上での攻撃が強まるなか、この発表が行われました」と、カイロのデモクラシー・ナウ! のシャリフ・アブデル・クドゥース記者は語ります。「民衆蜂起を記念する1月25日には、10人以上のジャーナリストが、タハリール広場で襲撃されるのを目撃しました。記者が襲われる際、アルジャジーラに所属していると非難されていることがよくあります。これは、直接には国営及び民間放送局が何ヶ月にも渡り、アルジャジーラに悪魔のようなイメージを植えつける宣伝を行ってきた結果なのです。」

    dailynews date: 
    2014/1/30(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『汚い戦争』のジェレミー・スケイヒルが語る 「ドローン大統領」オバマとNSAスパイ行為についてのオバマのごまかし

    オバマ大統領は一般教書演説において、「恒久的戦時体制から脱出する」と述べ、最近の無人機攻撃への制限と、イラク・アフガニスタンからの米軍の撤退、そしてグァンタナモ収容所閉鎖の試みに言及しました。オバマはまた、アメリカ国家安全保障局(NSA)の監視プログラムについても触れ、「一般の人々のプライバシーの侵害が行われない」ように改善することを誓いました。アカデミー賞ノミネート作品のドキュメンタリー映画、米国のドローン戦争と海外の標的殺害について取材した『汚い戦争』(Dirty Wars) の制作者ジェレミー・スケイヒルは、「オバマは自らの政策によって、多くの一般市民を殺害した『ドローン大統領』です」と言い、NSA改善については、「ワシントンでの論議の中心は、『これを簡素化しアメリカ国民に納得させるか、それともさらに監視を進めるか』というところにあります」と述べています。

    dailynews date: 
    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 5年間「同じレトリック」: 移民活動家 オバマの一般教書演説と強制送還政策を非難

    「DREAM連合の」活動家たちは、大統領夫人ミシェル・オバマの招きで、28日の一般教書演説に出席しました。その一人、アリゾナ州から出席した23歳のクリスチャン・アビラは、「家族のための断食」キャンペーンの一環として、移民法改革を推進する22日間の断食をワシントンD.C.の中心部ナショナル・モールで行いました。しかしオバマ大統領は、アビラの件については触れず、移民法についても短い一説を述べて終わりました。「この演説は、5年間私たちが聞き続けている同じレトリックにすぎません。」と「ユナイテッド・ウイ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のアドボカシー・政策責任者ロレラ・プライエリは述べます。「私たちは、強制送還について大統領にこれ以上譲歩できません。共和党員の移民法についても同様です。私たちは長い間待ち続け戦っています。大統領の言説は、もっと深く、移民法設定について触れるところまで行けたはずです」

    dailynews date: 
    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「サイレント・クーデター」 オバマの一般教書演説を形づくる 企業と軍事産業の利益追求

    国内での不平等問題から外交政策まで、オバマ大統領は第5回一般教書演説を行い、野党側が故意に議事進行を妨害すれば、大統領の権限行使をすると述べました。しかし、オバマの政策は十分なのでしょうか?アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画、『汚い戦争:世界は戦場である』(Dirty Wars: The World is a Battlefield)の制作者・著者であり、近く立ち上げられる、「ファースト・ルック・メディア」(First Look Media)のシニア調査報道者のジェレミー・スケイヒルと、デモスのDemosの著名なシニアフェローであるボブ・ハーバート、そして「ユナイテッド・ウィ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のアドボカシー・政策責任者ロレラ・プライエリを迎え話を伺います。

    dailynews date: 
    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマの一般教書演説 ねじれ国会となった両院議員を前に 妨害が続けば大統領令を行使すると断言

    オバマ大統領は5回目となる一般教書演説で、ねじれ国会となった議会を回避して、大統領の権限を行使する方針であることを宣言しました。オバマ大統領は、連邦政府の委託職員の賃金を上げること、何百人もの人々の退職後の生活のための貯金を支援する「スターター退職貯蓄口座」(starter saving account)を創設すること、また、トラックの燃料効率水準を新しく設定する方針などを発表しました。外交政策においては、イランへの外交的解決策が進展中であるため、イランへの新しい制裁措置については「拒否権を行使する」と明言、グァンタナモ収容所閉鎖をもう一度訴えました。一方、アフガニスタン情勢については、今年がアフガン戦争最終の年とするも、一部の米軍は、アフガン軍の訓練とテロへの報復措置のためアフガニスタンに滞在すると述べました。本日は、『汚い戦争』(Dirty Wars)の映画制作者であり著者でもあるジェレミー・スケイヒルと、元ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストであり、「デモス」(Demos) のボブ・ハーバート、そして「ユナイテッド・ウィ・ドリーム連合」(United We Dream Coalition)のロレラ・プライエリの3人のゲストを迎え、オバマ大統領の演説について話を伺います。「歴史的にも一般教書演説は一種のプロパガンダのようなものです。

    dailynews date: 
    2014/1/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ビル・モイヤーズ 「ダーク・マネー」、投票権の侵害、どう人種差別が政治を動かしているかを語る

    本日は、著名なアナウンサーのビル・モイヤーズに、巨大で追跡不可能な「ダーク・マネー」として知られる政治献金がどのようにアメリカの民主主義の最大の脅威になっているか暴いた彼の最近の調査について話を聞きます。State of Conflict: North Carolina,(『対立する州:ノースカロライナ』)の中で、モイヤーズと彼のチームは、どのように裕福な右翼献金者が州政治に大きく影響しているかを暴きました。「ノースカロライナに限ったことではないんです。これは組織されたお金がバランスを崩して民主主義に最大の脅威になるという前触れなのです。民主主義は過剰な個人の力と欲を抑制するべきもので、もしお金によってそのバランスが崩されるであれば、大変なことになるんです」とモイヤーズは語ります。また、「モイヤーズ&カンパニー」の司会を務める彼は、投票権の確保への長い戦いについても言及しています。50年前、彼はリンドン・B・ジョンソン大統領政権時、1964年の「フリーダム・サマー(自由の夏)」運動と、ミシシッピー自由民主主義党の結成に携わっていました。モイヤーズはエミー賞を30回以上受賞しています。彼はまた、ピースコーの創設者であり、リンドン・ジョンソン大統領報道官を務め、『ニューズデイ』の発行者やCBSニュースの上級特派員でもありました。

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    2014/1/27(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 対立する州:ビル・モイヤーズが語る ノースカロライナの右翼の乗っ取りと市民の応酬

    2013年、ノースカロライナ州で1000人以上の人が「モラル・マンデーズ」と呼ばれる一連のデモに参加して逮捕されました。13週間にわたり、デモ参加者はローリーの州会議事堂で共和党議員による投票権、教育、環境、医療、女性の人権を侵害しようとする動きに立ち向かうためデモ行進を遂行しました。現在、組織者らは今までで一番大きなデモ、ローリーのモラル・マーチを2月8日に行うことを計画しています。ノースカロライナ州のデモ参加者は、最近放送されたビル・モイヤーズの番組「モイヤーズ&カンパニー」内の特集に注目しています。ドキュメンタリーState of Conflict: North Carolina(『対立する州:ノースカロライナ』)は「ダーク・マネー」と呼ばれる追跡不可能な政治献金がどのようにノースカロライナを政治に右翼側に偏らせ、どのように市民が食い止めようとしているのかを描いています。本日は、モイヤーズのレポートの一部をお送りします。また、モイヤーズにスタジオに来ていただき、調査などについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/1/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ロマンチックコメディ『オビアス・チャイルド 』人工中絶の画期的な映画表現

    ロマンチックコメディObvious Child (『オビアス・チャイルド』)は、ユタで開催中の今年のサンダンス映画祭でもっとも大きな話題をよんでいる作品のひとつです。主演は、「サタデイナイトライブ」の元レギュラーのジェニー・スレートで、ブルックリンで活躍するコメディアン、ドナ・スターン役を演じます。ドナはステージで性的なことや他のタブーをあけっぴろげに話します。妊娠していることがわかった時、ドナは中絶を決意します。米国では女性の3人に1人は人工中絶を受けますが、映画でこのテーマが採り上げられることはきわめてまれです。『オビアス・チャイルド』は、人工中絶をめぐる初のロマンチックコメディとして絶賛されていますが、それにとどまるものではありません。米国で人工中絶の権利を認めた画期的な判決「ロー&ウェイド」から41周年にあたる今週、監督のギリアン・ロベスピエールが番組に参加します。

    dailynews date: 
    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 『偉人は私たち』米国傀儡政権に反抗して大きな代償を支払うバーレーンの活動家一家

    バーレーンを統治する王家と反対派との間で和解交渉が再開されましたが、反体制派への弾圧は続いています。2011年2月に民主化を要求する蜂起が発生して以来、バーレーン政府は、反対派への弾圧を行っています。米国の支援を受けたバーレーン王政は米国海軍第五艦隊に基地を提供しています。第五艦隊はペルシャ湾の米国海軍力を統括しています。バーレーンは、イランと直接向き合う位置にあるため、米国にとっては戦略的な重要性を持っています。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画We are the Giant(『偉人は私たち』 )は、活動家一族として名高いアルハワジャ一家の目を通してバーレーンの状況を捉えます。高名な人権弁護士アブドゥルハディ・アルハワジャは、終身刑の宣告を受けて刑に服しており、その娘で積極的に発言するザイナブも現在、服役中です。番組ではマリアム・アルハワジャをゲストに迎えます。マリアムは現在、「バーレーン人権センター」の代表代理ですが、亡命を余儀なくされ海外で暮らしています。

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    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 南スーダン停戦合意 新生国は石油が招く新植民地主義を切り抜けられるか

    1カ月以上にわたる武力衝突で、数千人の死者を出した南スーダンで、停戦合意が成立しました。発端はサルバ・キール大統領と元副大統領との間の政治論争でしたが、急速に民族的な衝突へと拡大し、内戦勃発が危ぶまれていました。南スーダンがいかにして現代アフリカの植民地主義の爆心地になったかを示す新作ドキュメンタリー映画を紹介しましょう。フーベルト・サウパー監督のWe Come As Friends (『友人としてやって来る』)は、あぶなっかしい自家製2人乗り飛行機の機上から、スーダンの衝突を俯瞰します。映画では、米国の投資家、中国の石油事業者、国連高官、キリスト教の伝道者たちが世界で一番あたらしい国家の「独立」を称賛しながら、それぞれの思惑に基づいてスーダンを形作ろうと格闘するようすを描きます。そこから浮かびあがるのは、文化や経済面での帝国主義がもたらす結果への辛らつな批判です。サンダンス映画祭で初上映を行ったばかりのサウパー監督に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/1/24(Fri)
    記事番号: 
    1

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