テキサス州での飲酒運転事故で4人の死者を出した金持ちのティーンエイジャーが、刑務所に送られないことになりました。2月第1週に出された裁決により、この少年は両親が費用を払う高価なリハビリセンターにはいることを義務づけられました。車を運転していたのは16歳のイーサン・カウチです。事故を起こした時、血液内のアルコールの量は法律で決められている限度の3倍以上で、スピード違反をしていました。カウチは自分の罪を認めており、検察側は20年以上の刑を求めていました。ところが、弁護側の心理学者がカウチは「アフルエンザ(金満病)」患者だと主張し、金持ちの子として育ったために自分の行動の結果について善悪のみきわめがつかなくなったと証言した後、判事はカウチに10年の執行猶予を裁決しました。カウチに対して訴追を行ったタラン郡の検事補リチャード・アルパートに意見を聞きます。また、シラキューズ大学教授でYourBlackWorld.netの創設者でもあるボイス・ワトキンズも番組に参加します。ワトキンズは最近、"Rich, White Kids Have 'Affluenza,' Poor, Black Kids Go to Prison."(「お金持ちの白人の子は『金満病』患者、貧しい黒人の子は刑務所送り」)という題の記事を書きました。