デイリーニュース

  • 自宅で妻と娘、兄、甥を殺されたイラク市民 米国の空爆を語る

    本日11月21日の番組では、イラクにおける過激派組織「イスラム国」(Islamic State)に対する米国主導の空爆が、関係当局が認めているよりもいかに多くの民間人を殺してきたかという忌むべき実態を明らかにした新報告書について時間いっぱい検証します。The Uncounted(『数え切れない数』)と題されたニューヨーク・タイムズ・マガジンによる現地調査によると、実際の民間人の死亡数は米当局が認める数の31倍にも上る可能性があります。この報告者で取り上げられた生存者の1人にインタビューします。イラクのアルビールからインタビューに応じてくれるバシム・ラッゾは、モースルの彼の自宅への2015年の米国の空爆について話してくれます。この空爆で、彼の妻、娘、兄、甥が殺されました。彼の家への空爆の映像には、標的が軍事レベルの正確さで狙い撃ちされた様子が映っています。

    dailynews date: 
    2017/11/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • パリ協定離脱を誓約するトランプに逆らいバージニア州知事が太陽エネルギーや風力への投資推進を主張

    ドイツのボンで行われた気候サミットには、米国の多くの上院議員や市長、知事が集まりトランプに反旗を掲げました。議員らは、都市や大学、信仰団体、企業による連合の一部として、パリ協定から米国を離脱させるというトランプの誓約を拒否し、「We are still in」(我々は残っている)と宣言するため、国連気候サミットに出席しました。バージニア州知事のテリー・マコーリフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/20(Mon)
    記事番号: 
    3
  • パリ協定よりピッツバーグが大事とトランプ 当のピッツバーグ市長はパリ協定の実施を宣言

    ドイツ・ボンでおこなわれていた国連気候変動会議(COP23)は19日朝、200近い国と地域の代表団が徹夜の交渉を終えました。今年の目標は2015年に合意したパリ協定の運用規定を作ることでした。今年はトランプ大統領がパリ協定から離脱すると宣言した後の初会合となりました。この画期的な協定の実施に与えられた期間は4年間です。トランプの離脱宣言にもかかわらず、ボンでは先週、多くの進歩派の米国の上院議員や知事、市長が「We are still in」(我々はまだ残っている)と宣言し、トランプに反旗を掲げました。ピッツバーグ市長のビル・ペデュートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/20(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ジンバブエのムガベが辞任拒否 意義ある改革は「クーデターでは実現しない」と識者

    ジンバブエでは、長年政権の座にあるロバート・ムガベが大統領職の辞任を拒否したことで政治的危機が深まっています。先週、議会と裁判所、政府機関、首都ハラレの主要空港が軍によって制圧され、ムガベは自宅軟禁下に置かれました。クーデターともいえるこの動きは、ムガベ大統領が副大統領のエマーソン・ムナンガグワを解任した1週間後に起きました。軍は解任されたムナンガグワを暫定大統領に指名しました。ムガベが辞任を受け入れる期限であった20日正午(現地時間)が過ぎたことをうけて、ジンバブエ与党は会合を開いてムガベの弾劾手続きを進めるとしています。ムガベは19日のテレビ演説で同国が抱える問題を認めましたが、辞任については言及しませんでした。その後ジンバブエ与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)はムガベと夫人のグレース・ムガベを党から除名しました。ムガベに対する弾劾手続は早くて21日にも始まる見通しです。ハーバード大学ケネディスクールのメーソン・フェローであるグレン・ムパニに詳しく聞きます。ムパニは、民主主義とガバナンスの実践者として過去15年にわたってアフリカで活動して来ました。ムパニは最近、ニューヨーク・タイムズ紙に“For Zimbabwe, a Coup Isn't the Answer”(「ジンバブエにとってクーデターは答えではない」)と題した論説記事を寄せています。

    dailynews date: 
    2017/11/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トム・ゴールドトゥース:CO2排出権の取引は汚染を許すために空気と森林を民営化する「詐欺」

    米国サウスダコタ州で16日、エネルギー供給会社トランスカナダが、パイプ破裂によりアマースト付近の野原に21万ガロンの原油が流出したため、パイプラインの一部を閉鎖すると発表しました。このパイプラインは汚染度の高い「希釈ビチューメン」と呼ばれる種類の石油を輸送しています。そんな中で、排出権取引の危険性を暴いた新たな報告書Carbon Pricing: A Critical Perspective for Community Resistance(『炭素の値付け:共同社会の抵抗のための批判的視点』)が出ました。排出権取引は、大手企業が植樹もしくは既存の森林を保護することに合意した国々から炭素排出権(カーボンクレジット)を購入する制度です。この報告書の共同著者で先住民環境ネットワーク代表のトム・ゴールドトゥースとシェブロン社の大規模な石油精製所があるカリフォルニア州リッチモンド出身のイザベラ・ジジに話を聞きます。シェブロンは、最近行われたリッチモンドの精製所拡大で増加した汚染を相殺するためにカーボン・クレジットを購入する意向を発表しています。

    dailynews date: 
    2017/11/17(Fri)
    記事番号: 
    4
  • パリ協定の立案者「石炭利用が増えるようでは気候変動と闘えない」

    今年の国連気候変動会議(COP23)の最終評価について、2015年に締結された画期的なパリ協定の立案者の1人であるマニュエル・プルガー=ビダルに話を聞きます。彼は元ペルー環境大臣で、COP20の議長を務めた経験を持っており、パリ協定の大事な立案者の1人です。

    dailynews date: 
    2017/11/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • COP23は気候・エネルギー・格差の相関性を取り上げない 活動家らが非難 

    ドイツのボンで行われている国連気候変動会議(COP23)の最終日に、デモクラシー・ナウ!は今回の交渉のまとめをお送りします。今年の会議は、4年を費やして2015年に締結された画期的なパリ協定から米国を脱退させるとトランプ大統領が明言してから初めての締約国会議となりました。今年の会議では、19カ国が連携して石炭利用の段階的な廃止に取り組むことが決まりましたが、これらの国の中では英国をはじめ多くの国でフラッキングや他の採掘計画が拡大し続けています。また、ボンでは今週、先住民団体が自分たちの権利、自治権、交渉への参加を訴え、次第に注目を集めるようになりました。とはいえ多くの人が、今年の交渉は気候変動に対処するために必要な大胆な前進というにはほど遠かったと言います。なにしろ新たな調査で脅威が増大し続けていることが示されたばかりですから。フレンズ・オブ・ジ・アース(FoE)インターナショナルの気候正義とエネルギーコーディネーターのディプティ・バトナガーと「窮乏との戦い」(War on Want)代表のアサド・レーマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「掘り出すな」:COP23終了 欧州最大の露天掘り炭鉱で活動家たちが抗議

    ドイツのボンで行われている国連気候変動会議の期間中、活動家たちは化石燃料に対するデモをずっと行っています。デモクラシー・ナウ!は、17日早朝にボンから西へ45分車を走らせ、ヨーロッパ最大の露天掘り炭鉱で活動家らが「It’s Up to Us to Keep It in the Ground(掘り出さないのは私たち次第)と書かれた横断幕を広げている西ドイツの森へ向かいました。「平和運動を気候運動と切り離すことはできません」とドイツのアーヘン平和賞受賞者のリア・ホイザーは語ります。

    dailynews date: 
    2017/11/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 気候変動で既に数百万人が難民となっている 移民問題専門家が緊急行動を求める

    太平洋諸島の住民が気候変動により移住を余儀なくされる最初の住民になるだろうと、ボンではリサーチャーが警告しています。海面上昇により、これらの島全てで生活が不可能になる可能性があるためです。しかし人々が移住を余儀なくされる可能性があるのは、これらの島々だけとは限りません。2016年だけでも、少なくとも2300万人が極端な気象により行き場を失いました。「気候変動対策を今すぐ実行することは……人々が故郷に残るた支援となるのです。……移住が最終手段となるような悲劇を防ぎましょう」と、「国際住民機構」(International Organization for Migration)の移住、環境と気候変動部門部長ダイナ・イオネスコは語ります。

    dailynews date: 
    2017/11/16(Thu)
    記事番号: 
    5
  • COP23:化石燃料企業とスポンサー企業たちは 化石燃料をエネルギー問題解決に組みこもうとしていると活動家 

    今年の国連気候変動会議COP23が開催されているドイツのボンには、約200カ国から代表が集まっていますが、集まっているのは彼らだけではありません。複数の化石燃料企業およびスポンサー企業もボンに現れ、舞台裏で独自の計略を推し進めています。11月14日には毎年、気候変動会議中に行われる企業向け会議のプレゼンを活動家が妨害しました。活動家は、ヨーロッパ投資銀行(European Investment Bank)がアドリア海横断ガス・パイプライン(TAP)建設に融資を行っていることに抗議しました。欧州企業観測所(Corporate Europe Observatory)の新たな報告書によれば、2016年には天然ガス産業は1億ドユーロ以上、ロビイスト1000人以上を使い、エネルギー政策解決策として天然ガスをブリュッセルおよび欧州連合各国の政治家に売り込みました。欧州企業観測所のリサーチャーでキャンペーン活動家のパスコー・サビドーと、「企業責任」(Corporate Accountability)のメディア部長ジェシー・ブラグに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/11/16(Thu)
    記事番号: 
    4

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