デイリーニュース

  • 「石油会社の利益のための演奏はしない」: ジャクソン・ブラウンから彼の大ファンであるダコタ・アクセス・パイプラインの立役者へ

    エナジー・トランスファー・パートナーズ社(Energy Transfer Partners)の最高経営責任者ケルシー・ウォーレンはパイプライン建設の傍ら、フォーク・ミュージックを専門とする小規模なレコード会社も経営しています。2013年12月、このレコード会社「ミュージック・ロード・レコード」(Music Road Records)はLooking into You: A Tribute to Jackson Browne(『ルッキング・イントゥ・ユー ――ジャクソン・ブラウンへのトリビュート』)と題されたアルバムを発売しました。これは長年ブラウンのファンだったウォーレン自身が主導して実現させたプロジェクトでした。同アルバムのプレス・リリースには、「自分以上にジャクソンを尊敬する人を私は知らない」というウォーレンの発言も引用されています。しかし、ジャクソン・ブラウンはこの度、「チェロキー・クリーク・ミュージック・フェスティバルへの出演および、『ミュージック・ロード・レコード』での録音は行わないとする」とするウォーレン宛ての書簡に、他の12人のアーティストと共に署名ししました。

    dailynews date: 
    2016/11/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • パイプライン建設の背後にいる テキサスの億万長者で熱狂的フォーク音楽ファンのケルシー・ウォーレンとは何者なのか?

    次は、ダコタ・アクセス・パイプラインの背後にいるテキサスの億万長者ケルシー・ウォーレンについての話題です。ウォーレンはエナジー・トランスファー・パートナーズ社(Energy Transfer Partners)の最高経営責任者(CEO)で、ブルームバーグが「米シェールオイル界の新しい大物の1人」と呼ぶ人物で個人資産40億ドルを有しています。彼は現在では共和党への大口寄付者の一人となっており、今回の大統領選ではテキサス州前知事リック・ペリーを支持する「スーパーPAC」(政治資金管理団体)に50万ドル以上を献金しました。また、ポール・ライアン下院議長、下院エネルギー問題委員会委員長フレッド・アップトン、下院院内総務ケビン・マッカーシー、そして上院エネルギーおよび天然資源問題委員会委員長リサ・マーカウスキーに対しても、上限ぎりぎりの献金を行っています。ケルシー・ウォーレンはまた、小規模な音楽レーベル兼レコード会社を所有しており、テキサス州の「チェロキー・クリーク・ミュージック・フェスティバル」の発起人でもあります。本日はオンライン誌「フェイシング・サウス」(Facing South )に記事を掲載した、スー・スタージスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • スタンディング・ロック族長: オバマなら 今日ダコタ・パイプライン建設を中止し 先住民の神聖な土地を保護できるはず

    オバマ大統領は、建設費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインの通過ルートの変更を米陸軍工兵部隊が検討していると発言しました。このパイプラインの建設に対しては、先住民族であるスタンディング・ロック・スー族およびアメリカ大陸全域の200以上の先住民部族やそのメンバーが数ヶ月に渡り反対運動を繰り広げています。「先住民の聖なる土地にも配慮するやり方があるはずだ、というのが私の見解です」とオバマ大統領は語りました。「その点も考慮した上で、問題のパイプラインの通過ルートを変更することができないか、現在、工兵部隊が検討を行っているはずです。」そうしている間も、11月2日には反対運動の中心となるキャンプ北部にあるカンタピタ・クリークでの抗議運動で、水源を保護しようとする数十人の米先住民活動家に対し、警察が唐辛子スプレーおよび催涙ガスを使用しました。少なくとも2人が非軍事的な発射物で撃たれています。ビデオや写真から、平和的に入江に立つ水源保護活動家らに対し、警察が唐辛子スプレーや催涙ガスを使用したことがわかります。陸軍工兵部隊は警察に、米先住民逮捕すること、そして反対運動活動家らが、建設作業や当局の取り締まりで荒されている神聖な埋葬地を守るために、水路に造った橋の破壊を命じています。

    dailynews date: 
    2016/11/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ライカーズを閉鎖せよ:弟の命を奪った刑務所を閉鎖を求めて闘うアキーム・ブローダー

    ライカーズ島に関する報道を続けます。10 月にブローダー一家は、ベニーダ・ブローダーの追悼式を行いました。息子カリフがニューヨークのライカーズ島刑務所での約 3 年間の投獄後、1年4ヶ月前にブロンクスの自宅で首を吊って自殺した後、ベニーダは「失意により」亡くなりました。カリフは2010 年、まだ 16 歳だった時、バックパックを盗んだ容疑で裁判を経ずライカーズ刑務所に送られました。カリフは一貫して無罪を主張し、裁判を求め続けました。裁判も無く有罪判決を受けることなく 3 年近く、ライカーズ刑務所に拘留されたのです。その間約 800 日近くは、独房に監禁されました。刑務所拘留が終わる直前に判事はカリフが有罪を認める答弁を受け入れるなら、すでに投獄されてきた期間を刑期とする判決を出すと提案し、もし裁判を主張して有罪とされた場合は 15 年の刑期に直面する可能性もあると述べました。カリフはそれでもなお司法取引の受け入れを拒否し、起訴が却下されようやく釈放になりました。ライカーズ刑務所にいた間、彼は繰り返し刑務官や他の囚人達から暴行を受けました。また『ハフィントンポスト』の生番組に出演し、独房に監禁されていた間、看守が食事を与えなかったことが繰り返し起きたと話しました。

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    2016/11/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ニューヨーク市の最も悪名高い刑務所:ライカーズ島における虐待を元囚人達が語る

    公共放送PBS による新しいドキュメンタリー『ライカーズ』(Rikers)では、ニューヨーク市最大かつ最も悪名高い刑務所での投獄生活を生き延びた男女が、登場します。彼らはナレーションを一切使わず、カメラの前で直接話します。12 人の元囚人達がライカーズでの残虐な経験を、島に到着した時から、他の囚人による強奪と支配、刑務官との悲惨な関わりまで個々に語ります。さらに殴打や殺傷、独房監禁の拷問、一般生活に戻った時の精神的な困難について詳細に語ります。受賞歴のある自主映画製作者で、この新作ドキュメンタリー『ライカーズ』を監督したマーク・レビンを迎え詳しく話を聴きます。

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    2016/11/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • マリファナをめぐり 9 州で住民投票:非白人種の若者の投獄を止めることができるか?

    11 月 8 日、35 州と首都 ワシントンDC で、156 件の住民投票が行われます。内容は、健康保険から銃販売規制、死刑制度改革にまでおよびますが、中でもっとも物議をかもしているのはマリファナの合法化です。来週の選挙後には、29 州で医療用もしくは嗜好用の利用が合法化される可能性があります。現在、約 5 パーセントの米国人はマリファナを合法的にが吸える州で暮らしていますが、今月以降、この数が 25 パーセントに上昇する可能性があります。マリファナ合法化に関する住民投票が行われる 9 州のうち、最大の州はカリフォルニアです。残りの州では医療用大麻使用の是非が問われるのに対し、アリゾナ州、メイン州、マサチューセッツ州そしてネバダ州はカリフォルニア州と同様、嗜好用大麻合法化の是非が問われます。現在、これら 5 州とも「合法化賛成」票がリードし、いずれの二大政党でも若い有権者の広範な支持を得ています。カリフォルニア州では 20 年前に医療用大麻の使用が合法化されました。カリフォルニア州の世論調査では、提案64、成人による大麻使用法案への強い支持が見られます。

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    2016/11/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • モロッコ 魚売りの死を受け新自由主義と民営化に反対する抗議が激化

    モロッコでは警察によって押収された魚を取り戻そうとした魚売りが、ごみ収集車に押しつぶされて死亡したことを受け、全土で数千人が抗議行動を行っています。ネット上で回覧されている映像には、ムフシン・フィクリが圧縮機に押しつぶされる直前に、メカジキを取り戻そうと、ごみ収集車の後部に飛び込む様子が映っています。地元の報道によると、モロッコ当局はこの時季にメカジキを売ることを禁じています。活動家たちは、ごみ収集の男たちにフィクリを押しつぶすことを命じたとして警官たちを非難しています。モロッコの北部の町アルホセイマでのフィクリの死は、ソーシャルメディア上で怒りの広がりを引き起こしています。10月最終週の集会は、2011年のアラブの騒乱中にデモを組織した「2月20日運動」(February 20 movement)の活動家たちによって呼びかけられました。フィクリの死は、2010年の「アラブの春」蜂起のきっかけとなったチュニジアの果物売りモハメド・ブアジジの死に通ずる所があります。ブアジジの。オランダ系モロッコ人の人類学者で、イギリスを拠点とする民主主義活動家のミリヤム・オラフに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は、ロンドンのウエストミニスター大学の講師で、モロッコの2月20日運動についての本を執筆中です。

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    2016/11/1(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ビルギッタ・ヨンスドッティル:海賊党によるアイスランド再構築に尽力する元ウィキリークス活動家

    アイスランドでは10月29日の総選挙で、無政府主義の「海賊党」(Pirate Party)が大躍進し、他の左翼政党と共に連立政権を作る可能性を強めています。海賊党はアイスランドの63議席の国会で、前回の選挙の3議席から今回は10議席を勝ち取りました。海賊党は世界で初のクラウドソーシングを利用した憲法を可決することを目指しています。同党の中核となる政策は、直接民主主義、表現の自由、公民権、ネットワーク中立性と透明性を求めています。アイスランド前首相と彼の妻がオフショア会社を利用して数百万ドルの価値の投資を隠していたことが露見し、辞任に追い込まれた4月ごろから海賊党の人気は急上昇しました。10月最終週の今回の選挙では女性も大勝し、他のどの党よりも多い30議席をアイスランド議会で獲得しました。女性候補が議席の半分近くを獲得したことで、アイスランドは今や「世界で最も平等な議会」を持つと報じられています。アイスランドの国会議員で同国の海賊党の共同創設者であるビルギッタ・ヨンスドッティルに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は、詩人、活動家、ウェブ開発者で、ウィキリークスの元活動家でもあります。彼女はさらに「国際モダン・メディア協会」(International Modern Media Institution)の会長も務めています。

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    2016/11/1(Tue)
    記事番号: 
    3
  • キャロル・アンダーソン教授が語る警察による殺害、トランプ、クリントン夫妻、彼女の新刊『白い怒り』

    武器を持たない黒人を殺した白人警官たちに対する、注目を集める2つの殺人裁判の陪審員選任手続きが始まりました。オハイオ州では、シンシナティ大学警察の元警官レイ・テンシングが2015年、43歳のサム・デュボーズを車体前方のナンバープレートが付いてないことで呼び止めた後、射殺しました。サウスカロライナ州のノースチャールストンでは、警官のマイケル・スレーガーが、逃走中の50歳のウォルター・スコットの背中に発砲したことを目撃者が撮影したことを受け、スレーガーは殺人罪に問われています。エモリー大学のアフリカ系米国人研究の教授であるキャロル・アンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は最近出版されたWhite Rage: The Unspoken Truth of Our Racial Divide(『白い怒り:我々の人種間断絶の語られない真実』)の著者です。

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    2016/11/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 民主党 有色有権者たちへの脅しについて1871年のクー・クラックス・クランに基づき トランプと共和党を提訴 

    民主党は、ドナルド・トランプと共和党が「共謀して脅しと威嚇をすることによって都市近郊の少数派有権者たちが投票できないようにしている」と訴えて、オハイオ、アリゾナ、ネバダ、ペンシルベニアの4つの激戦州で提訴しました。この訴訟は、投票権法と1871年制定のクー・クラックス・クラン法を引き合いに出しています。オハイオ州の民主党は訴状の中で「トランプは、全米最大のマイクを使って、自身の支持者たちに違法な威嚇行為への参加を呼びかけ、彼の選挙陣営が目指す“有権者に対する抑圧”を推し進めようとしている」と述べています。訴訟はまた、トランプの顧問ロジャー・ストーンと彼のスーパーPAC(政治行動委員会)「盗みを止めろ」(Stop the Steal)を名指ししています。トランプは彼の支持者たちに対して繰り返し、大統領選挙日に投票所を監視することを求めています。ノースカロライナ州の全米地位黒人協会(NAACP)もまた10月31日に、同州とさまざまな郡の選挙管理委員会が数千人の有権者の登録を不法に取り消すことを止めさせる即時差し止め命令を求めて連邦訴訟を起こしました。NAACPは、同州の黒人の投票を抑圧する組織的な取り組みの中で、アフリカ系米国人たちが標的にされていると言います。エモリー大学のアフリカ系米国人研究の教授であるキャロル・アンダーソンに、さらに詳しく話を聞きます。

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    2016/11/1(Tue)
    記事番号: 
    1

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