国連の発表によると2016年は、観測史上最も暑かった2015年を上回り史上最も暑い年となる可能性が高そうです。そんな中、ロイター通信は、次期米大統領に選出されたドナルド・トランプが気候変動と闘うパリ協定から米国が迅速に離脱する方法を探っていると報じています。トランプは長年にわたり気候変動を否定し、地球温暖化は中国のでっち上げだと評したこともあります。モロッコのマラケシュでの「国連気候変動枠組条約第22回締約国会議」(COP22)と、気候変動と闘う世界的取り組みに対してドナルド・トランプ選出がもつ重要性について、米国務省の科学特使でカリフォルニア大学バークレー校のエネルギー学教授であるダニエル・カーメンに話を聞きます。