国連は気候変動の問題対策および世界温暖化被害者を補償するための資金として1000億ドルを準備したいとしています。しかしモロッコのCOP22に集まった活動家らは、世界各国が約束する寄付額があまりにも少なすぎると語ります。11月16日、活動家らは「WTF」(Where's the Finance-資金はどこ?)というプラカードを掲げ抗議しました。「最悪なのは、気候変動対策のためには1000億ドルでも全く足りないという事実です」と、アトランティック大学の学生を中心とした環境保護団体「アース・イン・ブラケッツ」(Earth in Brackets)のアニーサ・カーンは言います。「対策には数兆ドルが必要なのです。」この抗議活動について、元アイルランド大統領のメアリー・ロビンソンの反応を聞きます。ロビンソンは1990から97年までアイルランドの大統領を、97から2002年まで国連人権高等弁務官を務めました。